何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

自分の中に毒を持て

2012-05-22 22:06:12 | Book Reviews
自分の中に毒を持て あなたは“常識人間”を捨てられるか 岡本太郎・著、青春文庫、1993年8月15日

p.11 ふつう自分に忠実だなんていう人に限って、自分を大事にして、自分を破ろうとしない。社会的な状況や世間体を考えて自分を守ろうとする。それでは駄目だ。社会的状況や世間体とも闘う。

p.12 自分に忠実と称して狭い枠のなかに自分を守って、カッコよく生きようとするのは自分自身に甘えているにすぎない。

p.13 安易な生き方をしたいときは、そんな自分を敵だと思って闘うんだ。たとえ、結果が思うようにいかなくたっていい。結果が悪くても、自分は筋をつらぬいたんだと思えば、これほど爽やかなことはない。

p.26-7 挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とではまったく天地のはだたりがある。挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままでオリてしまったやつには新しい人生などはない。ただただ成り行きにまかせてむなしい生涯を送るにちがいないだろう。
 それに、人間にとって成功とはいったい何だろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。

p.33 人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。いのちを賭けて運命と対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、また敵なのである。

p.35 つまり、だめならだめ人間でいいと思って、だめなりに自由に、制約を受けないで生きていく。

p.36-7 何を試みても、現実ではおそらく、うまくいかないことのほうが多いだろう。でも、失敗したならなお面白いと、逆に思って、平気でやってみればいい。とにかく無条件に生きるということを前提として、生きてみることをすすめる。

p.52 人間がいちばん辛い思いをしているのは、“現在”なんだ。やらなければならない、ベストをつくさなければならないのは、現在のこの瞬間にある。

p.62 うまくいくとか、いかないとか、そんなことはどうでもいいんだ。結果とは関係ない。めげるような人は、自分の運命を真剣に賭けなかったからだ。自分の運命を賭ければ、必ず意志がわいてくる。

p.113 ぼくの「危険に賭ける」というのは、日常の、まったく瞬間瞬間の生き方なんだ。

p.120 よく、あなたは才能があるから、岡本太郎だからやれるので、凡人には難しいという人がいる。そんなことはウソだ。やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ。もう一つ、うまくやろう、成功しようとするから、逆にうまくいかない。

p.156 相思相愛、おめでたいのが恋愛ではなくて、片思いが恋愛だといえる。

p.191 (私の言う)「爆発」はまったく違う。音もしない。物も飛び散らない。
 全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーッとひらくこと。それが「爆発」だ。人生は本来、瞬間瞬間に、無償、無目的に爆発しつづけるべきだ。いのちの本当のあり方だ。


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