「落語的笑いのすすめ」 桂文珍・著、新潮文庫、2006年3月1日
本書は慶応大学で文珍さんが講座を持ったときの内容をまとめたもの。関西大学で学生相手の講義を経験しているから、だいぶこなれた感がある。
学生にウケた箇所には(笑)と入っているのだが、「落語的学問のすすめ」より、その回数が少なく、塾生はくそマジメに聞き過ぎていたのだろうか。いや、そうではあるまい。意図的かどうかはともかくとして、出版側が控え目に記載したにすぎないのだと思う。
笑いも、教養がないと笑えないネタが多分に含まれているのがいい。疲れた気持ちを和らげる作用を持つものではないが、講義なのだ。くつろぎやストレス解消を求めているのなら、寄席に行けばよい。
そういった講義ネタも、関西大学の経験があってこそ、仕入れたものなのだろう。シラフでなければ聴けない落語家の話に、腹の底から笑えるようになりたいものだ。
本書は慶応大学で文珍さんが講座を持ったときの内容をまとめたもの。関西大学で学生相手の講義を経験しているから、だいぶこなれた感がある。
学生にウケた箇所には(笑)と入っているのだが、「落語的学問のすすめ」より、その回数が少なく、塾生はくそマジメに聞き過ぎていたのだろうか。いや、そうではあるまい。意図的かどうかはともかくとして、出版側が控え目に記載したにすぎないのだと思う。
笑いも、教養がないと笑えないネタが多分に含まれているのがいい。疲れた気持ちを和らげる作用を持つものではないが、講義なのだ。くつろぎやストレス解消を求めているのなら、寄席に行けばよい。
そういった講義ネタも、関西大学の経験があってこそ、仕入れたものなのだろう。シラフでなければ聴けない落語家の話に、腹の底から笑えるようになりたいものだ。
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