「いつでも、逆に考えるとうまくいく。」 川北義則・著、PHP文庫、2008年3月19日
p.20 自分がやりたくないと思う要素がたくさんあるのに、その道に魅力を感じるなら、逆にその道はあなたに向いているからだ。「やりたくないこと」をしてでも進みたい道こそが、自分が「本当にやりたいこと」なのである。
p.23 また「自分は悩まない」と自慢げに言う人がいるが、そういう人はよほど鈍感か、嘘をついているかのどちらかだ。ドイツの作家・ケストナーは「生まれて落ちてから葬式の日まで、その間にあるのは悩みだけ」と言った。ちょっと暗すぎる気もするが、こちらのほうが真実に近い。
p.53 「年のまさに衰えんとするを憂えずして、志の倦むことあるを憂う」(年をとって体力が衰えるのを心配するのではなく、気持ちが衰えないよう自戒する必要がある)
p.65 大切なのは人の評価ではなく自分の人生への納得度のほうだ。
p.67-8 日本人の悪いクセは、そうしたいと思いつつも、いずれ「環境が整ったらやろう」と先延ばしにすることだ。環境は自分で整えようとしなければ整わない。「できるようになったら・・・・・」と言っていたら、永遠にその日は来ないのだ。
p.70 危機意識とは〈人生は危険に満ちたものだ。いざとなれば誰も助けてくれない。自分で道を切り開かねばならない〉といった、この世の真実を香不足なく認識することである。
p.73 なかなか変わらないのはなぜか。
変わると困る人がいるからである。何かを変えようという話になると、必ず反対勢力が現れる。反対勢力は「うまい汁」を吸っている。変われば吸えなくなるから、「ああだ、こうだ」と理屈をつけて変えまいとする。
p.82-3 彼は彼なりに充実した人生と思っているだろうが、あえて考えまいとしている。あるいは恐れている何かがあるような気がする。それはたぶん「無為に流れる時間」ということだ。
p.99 学問はわかっていても人間はまるでわかっていないことが見え見えだからである。
p.105 片側が現実に現れれば、その裏側はおよそ想像できる。反対の要素が裏側にひそんでいると思えばいい。そして、その両方を考慮に入れながら、どう対処していけばいいかを考えれば、失敗は減るし、相手にも喜ばれる人間になるはずだ。
p.135 困った問題が生じたら、困った側面ばかりでなく、それがプラスに働く側面がないかを考えてみることだ。〈不幸中の幸い〉とか〈ケガの巧妙〉という言葉はダテに生まれてきたわけではないのだから・・・・・。
p.168 「お過ごし場」宣言というのがそれだ。具体的には店内にできるだけ休憩できる椅子をたくさん用意し、居心地もよくして、顧客が店の中にいる時間を長引かせようという戦略である。滞在期間の延長だ。10年ほど前からこの戦略を始めた結果、来店客数も増え、客単価も上がった。
p.182 その業界を成り立たせるはずの常識が、業界の変革や進歩・発展を阻害するようになってきたからだ。今はむしろ業界の常識を破るところにビジネスチャンスのタネがあるといってよい。
p.192-3 実利を得るためには、遅れすぎても進みすぎてもダメである。常に時代の半歩先を行く、くらいの心構えでちょうどよい。
成功するためには時代から遅れてはいけないが、早く歩みすぎてもダメだということである。
p.199 ブームになるのは、決して新しいものだからではなく、以前からあったものが装いも新たな演出で出現したからだ。
p.202 「自分でこれは正しい、と思うことに固執するとき、その目は狂い、耳も聞こえなくなるものだ」
p.20 自分がやりたくないと思う要素がたくさんあるのに、その道に魅力を感じるなら、逆にその道はあなたに向いているからだ。「やりたくないこと」をしてでも進みたい道こそが、自分が「本当にやりたいこと」なのである。
p.23 また「自分は悩まない」と自慢げに言う人がいるが、そういう人はよほど鈍感か、嘘をついているかのどちらかだ。ドイツの作家・ケストナーは「生まれて落ちてから葬式の日まで、その間にあるのは悩みだけ」と言った。ちょっと暗すぎる気もするが、こちらのほうが真実に近い。
p.53 「年のまさに衰えんとするを憂えずして、志の倦むことあるを憂う」(年をとって体力が衰えるのを心配するのではなく、気持ちが衰えないよう自戒する必要がある)
p.65 大切なのは人の評価ではなく自分の人生への納得度のほうだ。
p.67-8 日本人の悪いクセは、そうしたいと思いつつも、いずれ「環境が整ったらやろう」と先延ばしにすることだ。環境は自分で整えようとしなければ整わない。「できるようになったら・・・・・」と言っていたら、永遠にその日は来ないのだ。
p.70 危機意識とは〈人生は危険に満ちたものだ。いざとなれば誰も助けてくれない。自分で道を切り開かねばならない〉といった、この世の真実を香不足なく認識することである。
p.73 なかなか変わらないのはなぜか。
変わると困る人がいるからである。何かを変えようという話になると、必ず反対勢力が現れる。反対勢力は「うまい汁」を吸っている。変われば吸えなくなるから、「ああだ、こうだ」と理屈をつけて変えまいとする。
p.82-3 彼は彼なりに充実した人生と思っているだろうが、あえて考えまいとしている。あるいは恐れている何かがあるような気がする。それはたぶん「無為に流れる時間」ということだ。
p.99 学問はわかっていても人間はまるでわかっていないことが見え見えだからである。
p.105 片側が現実に現れれば、その裏側はおよそ想像できる。反対の要素が裏側にひそんでいると思えばいい。そして、その両方を考慮に入れながら、どう対処していけばいいかを考えれば、失敗は減るし、相手にも喜ばれる人間になるはずだ。
p.135 困った問題が生じたら、困った側面ばかりでなく、それがプラスに働く側面がないかを考えてみることだ。〈不幸中の幸い〉とか〈ケガの巧妙〉という言葉はダテに生まれてきたわけではないのだから・・・・・。
p.168 「お過ごし場」宣言というのがそれだ。具体的には店内にできるだけ休憩できる椅子をたくさん用意し、居心地もよくして、顧客が店の中にいる時間を長引かせようという戦略である。滞在期間の延長だ。10年ほど前からこの戦略を始めた結果、来店客数も増え、客単価も上がった。
p.182 その業界を成り立たせるはずの常識が、業界の変革や進歩・発展を阻害するようになってきたからだ。今はむしろ業界の常識を破るところにビジネスチャンスのタネがあるといってよい。
p.192-3 実利を得るためには、遅れすぎても進みすぎてもダメである。常に時代の半歩先を行く、くらいの心構えでちょうどよい。
成功するためには時代から遅れてはいけないが、早く歩みすぎてもダメだということである。
p.199 ブームになるのは、決して新しいものだからではなく、以前からあったものが装いも新たな演出で出現したからだ。
p.202 「自分でこれは正しい、と思うことに固執するとき、その目は狂い、耳も聞こえなくなるものだ」
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