何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

採算性から取り組みを考えないのがいい

2010-12-11 22:44:06 | いいものはいい
ファミマが人口減地区に小型店、買い物難民支援
読売新聞 12月11日(土)14時36分配信

 コンビニ大手のファミリーマートは11日、近くのスーパーの閉店などで日常の買い物が難しくなった「買い物難民」を支援するため、人口減が進む地方の市町村などに、来年にも出店費用を大幅に抑えた小型店を展開する方針を明らかにした。

 品ぞろえを総菜や日用品に絞り込む一方で、足の不自由なお年寄りなどのために商品の宅配サービスなども検討する。買い物難民対策に大手コンビニが乗り出すのは初めてだ。

 コンビニ1店当たりの1日平均の売上高は50万~60万円だが、1日20万円程度でも採算が取れる低コスト運営を目指す。商品は、「地域のニーズに応じた品ぞろえを徹底する」(上田準二社長)考えだ。売り場面積は通常店の3分の1の30平方メートル程度とし、あらかじめ工場でつくった店舗の部材を現地で組み立てることで、出店費用を大幅に抑える。

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 一店舗は採算を考慮した小規模にせざるをえないが、住民の不便さ解消のために、社会の役に立てれば・・・、という方向性に賛成したい。そういう地域は過疎地が多いだろうが、適当な就職先を探している人も少なからずいるだろう。
 ファミマの認知度が上がれば、安心感が生まれ、利用度も上がるだろう。
 採算度外視の取り組みではないだろうが、トントンであれば、実質、それ以上のものが戻ってくると読んでいるのかもしれない。
 
 まず生活に不便さを感じている地域の解消という目的が前面に出ており、そこに照準を当てた取り組みを計画する・・・、これは喜ばれるのではないだろうか。採算が優先で、出店できるかどうかという考え方とは順序が違っているのがいい。
 他のコンビニも追随するかどうか、これからを注目したい。

 
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価値を提供すれば顧客はついてくる

2010-12-11 22:32:26 | 思いつくまま
空洞化する「ミドルアッパー」業態を狙え! FOOD STADIUM 2010年12月11日(土)09:30

 均一居酒屋業態の拡大やセルフ居酒屋、バイキング居酒屋の登場で、居酒屋マーケットの「ボトムゾーン」(客単価3,000円台以下)は業態の多様化によってますます拡大する方向にある。新規参入に加え、他業態、高単価業態からのシフトによって、このゾーンはますます血で血を洗うレッドオーシャンマーケット化するだろう。よほどのバイイングパワーやオペレーション能力がなければ顧客満足ははかれず、勝ち残ることは難しい。これから取るべき戦略は、「価値軸」をベクトルに「プチアッパー」(客単価3,000台後半~5,000円)、「ミドルアッパー」(客単価5,000~7,000円台)のマーケットゾーンに攻め上ることである。

 この戦略で成功しているのが、APカンパニーの「日本橋 紀ノ重」だろう。原始焼きという手間をかけた焼き魚料理、酒粕、生姜入りの牡蠣鍋、そして石川県の有名酒蔵「天狗の舞」とタイアップした希少な生酒という“価値軸MDミックス”によって、“結果客単価”5,000円台の後半をキープしている。結果客単価とは、あらかじめ客単価を想定してMDをつくるのではなく、お客さんが会計するときに満足して支払う単価のこと。「はじめの価格」ではなく「あとから価値」の値段だ。少しぐらい高くても、お客さんが満足、感動して喜んで支払すれば、それは店と客のwinwin関係が構築できるということである。

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 客単価を目標にするのではなく、価値の提供に視点を向けて、結果的に客単価があがればいいということだろう。
 これが、目標として客単価いくらにしてしまうのとは大きな違いだ。客単価を目標にしてしまうと、サービスの価値はそれなり留まってしまう。納得してもらえるかどうかを基準にして、それに対する顧客の評価が単価ということだろう。
 
 売り上げを目標にすると売り上げが上がらないのは、このようなことから説明できるのではないか。社会に果たす役割が出来ていると認めてもらえるかを指標にすると、自ずと売り上げもついてくるものと思われる。
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イライラしたときに冷静になる方法

2010-12-11 07:30:42 | Book Reviews
イライラしたときに冷静になる方法」 植西聰・著、扶桑社文庫、2008年3月30日

p.19 イライラは百害あって一利なし

p.21 間違えないでほしいのは、いつも穏やかに見える人は、「イライラする原因がないからイライラしない」のではない、ということです。
 彼らは、イライラする原因があっても、イライラしないでいられる考え方をしているから、イライラしないのです。
 決して、彼らだけ何のトラブルもない世界に生きているわけではないのです。

p.26 イライラしやすい人のもう一つの特徴に、自分の思っていることを口に出せない人ということがあります。

p.35 大切なのは、イライラしないことではなく、イライラした気持ちを切り替えることです。イライラしても、マイナスのエネルギーを増やさずに、プラスに転じることができれば、問題はないのです。

p.41 イライラを防止するためには、まず「世の中は自分の思い通りにならない」という現実を受け入れる事が大切です。
 他人を見てイライラした時は、「みんな違って当たり前。色々な人がいるのが、世の中というものだ」というくらいの気持ちで、気にとめないようにしましょう。

p.60 イライラの原因が、自分にとってイヤな出来事ではなく、自分のためにプラスになることだ、と発想を転換することも、気持ちを変えるのに効果的です。

p.65 でも、怒っても問題は何も解決しません。それどころから、マイナスのエネルギーはあなたのツキを落とすのです。
 そういうときにオススメなのが、「神さまが見ている」と考えることです。「神さまが見ている。悪いことをしてこのまま済まされるわけがない」そんなふうに考えると、相手へのイライラがスーっと消えていきやすいのです。

p.73 イライラする場面を、「我慢することを学ぶチャンス」と考え、前向きに気持ちを切り替えることで、問題が解決することがよくあります。

p.79 今日イヤな目に遭った分、明日はいいことがあるだろう。

p.85 何かイライラしたことがあった時、他人や環境のせいにすることは簡単ですが、それでは何も解決しません。自分自身の成長にもつながりません。
 それよりも、「自分が決めたことだから」と考え、責任の一部は自分にもあると認めることです。その状況を受け入れた方が、ずっと気持ちがいいものです。

p.88-9 イライラした時に、「この経験を通じて、神様は自分に何かを教えてくれようとしているのだ」と考えるのも一つの方法です。
 そんな時に、「この経験から何を学べるのか」と考えてみると、違う発見が得られるのではないでしょうか。
 この考え方が身に付くと、イライラだけでなく、怒ったり悲しんだりした時も、穏やかな気持ちで過ごせるようになります。
 そして、心の中にあるマイナスのエネルギーが減るので、運が良くなるのです。

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