スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

京都桜めぐり ②

2009-04-03 16:25:07 | 奈良県・三重県の桜探訪

京都御苑の近くにあるお寺の桜を探しました。
まだ、蕾とは思っていましたが・・・枝ぶりなどを見たくて・・・立ち寄ったのです。

① 本隆寺・・・上京区智恵光院通五辻上ル紋屋町330 。
門の前に車を停めて、境内を覗いてみる。桜の花が見える。
室町時代、日真上人が開いた法華宗真門流の本山。江戸時代の享保・天明の大火でも焼け残ったことから、「不焼寺(やけずのてら)」という名でも親しまれている。

▲本隆寺の桜。ほぼ、満開です。
本隆寺の隣の② 「雨宝院」にも立ち寄りましたが、山門にかかる桜はまだ蕾でした。

② 雨宝院・・・・京都市上京区智恵光院上立売西入る聖天町9-3
観音堂には平安時代中期の作とされる木造千手観音菩薩像が安置されていて、重要文化財に指定されている。境内南東にあって現在は清めの手水に使われている「染殿井」は、昔は西陣の染物関係者が水を汲みに来ていた井戸なのです。


▲「雨宝院」の桜はまだ蕾硬し・・・・。本堂前の八重桜は「歓喜桜」で、御室の桜と同じ品種という。法事をされていたため、近くまで行くことが出来なかった。


▲妙蓮寺の「御会式桜」は、5分咲きです。

③ 妙蓮寺・・・京都市上京区寺ノ内通大宮東入ル妙蓮寺前町にある本門法華(ほっけ)宗大本山。
寺宝には、玄関・奥書院の襖絵として、長谷川等伯一派の筆といわれる濃彩の金碧画があり、本阿弥光悦の筆になる日蓮の立正安国論写本(重文)などがある。
また、
庭内の奇石は、臥牛石と言われ、秀吉が寄進したものと伝えられている。
秋から春にかけては、御会式桜(おえしきざくら)が咲き続け、冬から春にかけては、銘木・妙蓮寺椿が咲くことで有名です。


▲宝鏡寺の桜。

④ 宝鏡寺・・・・京都市上京区寺之内通堀川東入る。
宝鏡寺は、百々(どど)御所とも言われる臨済宗系の尼門跡寺院で、人形寺として有名。
本尊は聖観世音菩薩。阿弥陀堂(勅作堂)は、御所の古建材を用いて建立されていて、歴代皇女が住持を勤め、皇室との関係が深い尼寺として栄えてきたという。


▲毎年10月14日には、この塚の前で、損傷したり古くなった人形の供養祭が催される。御所人形のレリーフの下に武者小路篤實の詩が刻まれていた。

⑤ 妙顕寺・・・・京都市 上京区 寺之内通 新町西入ル 妙顯寺前町514
1321年、日蓮上人の孫弟子、日像(にちぞう)が創建した、京都における日蓮宗の最初の寺院として知られている。

▲妙顕寺の桜。満開に近い。本堂は改築中でトラックが出入りしていた。

⑥ 六角堂・・・中京区六角通東洞院西入堂之前町248
山号は紫雲山。天台宗系。
西国三十三ヶ所第18番札所。本堂が平面六角形であることから、「六角堂」の通称で知られている。聖徳太子の護持仏と伝えられる『如意輪観音菩薩』を本尊としている。
また、 六角堂の北面に、太子が沐浴されたと伝えられる池跡があり、この池のほとりに小野妹子を始祖と伝える僧侶の住坊があったため「池坊」と呼ばれるようになったとか。華道家元・池坊総務所が隣のビルにあります。


▲六角形の枝垂桜があります。満開の見頃です。

▲右上に六角堂の屋根が見えます。

▲本堂前の柳の枝が見事です。

▲この六角堂には、ハトが多くて・・・・頭や肩に止まりにくるので・・・ご注意を!

▲見事な枝垂桜です。隣接するビルの窓か池坊総務所ビルの窓から六角形が撮れるような気がするのだが・・・時間が無かったため諦めた。
        (了)

コメント (4)
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京都・桜めぐり①

2009-04-03 11:17:48 | 奈良県・三重県の桜探訪

昨日、京都の桜を訪ねました。
やや遅めの出発となったため、やはり醍醐寺前の道路は渋滞。大型バスが次々駐車場に入って行くのだが・・・マイカーはダメ! とのこと。(よりりんさんからの情報で知っていたのですが・・・やはりダメでした。)

仕方なく、三宝院の入り口前を3往復して、駐車を試みたがダメ。
最後には、車の窓越しに、境内の桜の咲き具合を盗み撮り・・・。警備員に笛を鳴らされながら・・・・すこし抵抗(?)してしまいました。


▲今回、一番訪ねたかった「醍醐寺」。あいにく、車が停められず・・・。
桜は満開の様子・・・。無理やり、車内から撮りました。ここは早朝でなければ・・・・無理ですね。

次に向ったのは、「京都御苑」。ここは何とか御所内の駐車場に停めることが出来ました。


▲御所の前に咲くソメイヨシノは、8分咲きかナ?

広大な敷地の北と南に離れている「近衛邸跡の糸桜」と「出水の枝垂れ桜」が見頃を迎えていると、宮内庁職員の方に教えて頂き・・・まずは近衛邸跡へ・・・。

昨日は、朝から風が強くて・・・京都御所前の壁沿いは突風の通り道のようで・・・風避けのため出来るだけ樹木の下を歩くことに・・・・。
でも、桜の枝が折れて、落ちてくるのです。頭を押さえながら・・・風に押し戻されないよう前傾姿勢で進みます。

「近衛の糸桜」・・・満開です。花吹雪です。カメラを構えて散る花を撮りましたが・・・バックの花に隠れて・・・判明不可。
突風により、日傘はさせず、三脚も立てられず・・・枝は揺れて・・・ピントが合わず・・・苦労します。


▲近衛邸入り口にある枝垂れ桜です。満開です。


▲近衛邸跡に咲く「近衛の糸桜」です。突風が吹くたびに桜吹雪で・・・・感激です。


▲近衛邸の前にある枝垂れ桜です。見事に満開です。


▲御苑内にある皇宮警察本部の庭に咲いている「枝垂れ桜」です。


▲「出水の枝垂れ桜」です。突風で枝が横になびいています。枝が揺れて・・・ヘタな写真がよりヘタに・・・。
「出水の里桜」は、まだ蕾。散った花弁が小川に浮かぶ絵も春らしいひと駒です。また、黄緑色の御衣黄(ぎょいこう)も1本だけここにありますが、これもまだ蕾です。


▲枝垂れ桜もいいが・・・こういった花もいいですねぇ!


▲モクレンとハナモモが・・・少し遅かったようです。散り始めていました。桜に負けじと・・・色鮮やかに咲いています。


▲モミジも綺麗です。桜色よりも目だっています。




京都御苑には、「近衛の糸桜」「車還(かえし)桜」「出水の枝垂れ桜」「出水の里桜」「御衣黄(ぎょいこう)」「桜松」「上溝(うわみず)桜」「桜町の山桜」「大島桜」と、9箇所の桜があります。
残る7箇所の桜は、まだ蕾か咲き始めの状態です。(御所の裏手にある、松から生えた桜・・・「桜松」は確認出来なかったが・・・多分・・・蕾かな?)

御苑の枝垂れ桜は、色が淡く、白色に近いため、桃林の紅色やモクレンの紫に比べ地味な存在です。
濃い紅色枝垂れが咲けば・・・・もっと華やかになるのでは・・・と思われますが・・・。

艶やか・・・といえば、さすがに京都です。
「ぽっこり、ぽっこり・・・・」と、いい音で振り向きました。
お願いして、撮らせて貰いました。
焦ってしまって、足元まで写せませんでした。本当は、桜の花をバックに撮りたかったのですが・・・・そこまで無理は言えません。

桜舞い散る中に、消えて行かれました。


▲御苑で見かけた「舞妓さん」。お願いして撮らせて貰いました。
やっぱり、京都はええとこですなぁ!

また、京都御苑に吹いていた突風君から素敵なプレゼントを貰いました。
幹廻り2m以上の松などの梢から「松ぼっくり」が落ちてきたのです。早速、拾ってしまいました。いつもの習性です。


▲この松ぼっくり、半分ほど埋めておくと・・・芽が出て・・・・ミニ盆栽として楽しめそうです。「京都御苑の松」ですから・・・・値打ちがあるのです。(と、勝手に思っております。)

御苑の休憩所で昼食を済ませ、次は、街中にあるお寺の桜を訪ねます。
                 (続く)

コメント (3)
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