涼風・・・・静寂の中で

朝晩はちょっと凌ぎ易くなったのだが・・・日中はどうもスカッとしない。元気の良いムクムクとした入道雲も出なければ、打ち水しなくてもよい雨も降らず・・・湿度だけが高い。

最近は、図書館から借りてきた「入江泰吉先生」の写真集を眺める日々で・・・往時の写真と今日の景色の違いを見比べている。
懐かしい木々や建物が消えて、人々の棲家が広がっています。

何時の時代でも、その時々の写真を撮っておかねば、記憶の中だけでは、残せません。
今、生きている人々の佇まいを撮っておかなければ・・・・。

そんな思いに浸りながら・・・写真集を眺めております。

というわけで、出かけることもせず、サボっております。
あいさつ代わりに、昨年の今頃・・・とある処の滝の風景をお届け致します。




▲「イワタバコ」の花が涼しげです。

天上天下唯我独尊

釈迦が、このハスの花の上に立ち、この世での第一声がこの言葉。

ここは藤原宮跡。昨年に比べ、咲いている箇所がちょっと少ない。
台風はそれたが、それでも突風に煽られたのか、花弁に乱れが見られる。
時折、吹く風に揺れるため、ピントを合わすのが大変です。

橿原市役所の職員さんが、蓮田に入り、雑草を採っておられた。長靴を履いて入っておられ・・・蓮田としては、意外と浅いのです。
声を掛けると、
『昨年、来られた方から、「今年は咲いているのが少ないですね。」なんて言われましてね。この蓮田は、普通の田圃だったところに植えたため、すぐに雑草が生えるんですよ。沼地も浅くて・・・踏んづけている足の下にレンコンのあるのが分かりますよ。』とのことだった。

南東の一角だけが、かなりの草に占拠されていて、蓮の葉っぱが少ない。





▲後ろには「畝傍山」があります。


▲バックには「耳成山」が・・・・
















▲遠くには、天香久山が見えます。小雨が降ってきました。退散します。

天然シャワー

暑い、暑い・・・・。こんな時は、涼を求めて・・・滝を見に・・・。
用事で立ち寄った近くにあったのが・・・「青葉の滝」。
場所は、宇陀市三本松、青葉寺から歩いて5分の裏山にある。

滝壷はなく・・・岩盤の上に落ちるため、水はねが凄い。水量がある時は近寄れないだろう。
また、近寄ってカメラを構えることは出来るが、水しぶきが凄い。
でも、これが心地よいシャワーとなって・・・しばし撮影タイム。

時々、レンズを拭きながら・・・谷に吹く涼しい風と水しぶきを浴びながら遊ばせて貰った。

では、ご一緒に、天然シャワーを浴びましょう！！

▲滝壷がありません。大きな岩盤に向けて落ちてきます。


▲近寄ると・・・凄い水しぶきを浴びることになります。でも、これが気持ちいい！！

▲太陽光線が、水しぶきに当たって・・輝いていました。


▲頭から浴びたいような・・・・・細かい水滴になって落ちてきます。ちょうど、シャワーとして最適です。


▲黒い岩盤、緑の木々・・・そして白い水しぶき・・・。エアコンを切って、自然の涼しさを味わいましょう。
水と戯れるのも、いいものです。涼しさを満喫したひと時でした。

涼しげに咲く「風蘭」

風蘭(フウラン)が咲き始めました。
小鉢で育てていたものを集めて、古木に這わせておりましたが、何とか花を見ることができました。
また、同じように這わせた石斛(セッコク)は、枯れたようです。

もう少し、水苔を多くしたほうが良かったようです。失敗です。

庭の梅の古木にあるのも、花が咲きました。
こちらは、かなりの年数になるのですが・・・あまり株が増えてくれません。
樹勢がなくなっているためか、しっかり根を張ることを敬遠しているようです。

猛暑が続く日々・・・この涼しげな花を見るとホッとします。
甘い香りもいいですよ。

 

ブルーボール・・・満開?

わが家の瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)、別名、ブルーボール(エキノプス)の尖がった先から花が咲いてきた。
アザミに似た花で、切り花やドライフラワーにされる。
エキノプスとは、ギリシャ語で、ハリネズミに似ている・・・ということらしい。


▲この花には、バックの日本屋根は似合いませんネ。


▲尖った先から花が・・・・変わった形をしています。