スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

今年は、紅梅の『歯花芽』見られず!

2010-03-08 18:30:54 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ
今年も、訪ねました。
大和・長谷寺参道の與喜天満神社御旅所にある『樹齢300年・紅梅の歯花芽』。

この御旅所を囲っている石柵に、この御旅所が設けられた年号が刻まれており、既に300年が経っている。
その時既にかなり大きな樹となっていたこの紅梅を植えられていたと思われることから、地元の人は樹齢1,000年は経っている、と言われている。

ところが、残念なことに今年は、『歯花芽』が見られない。何故だろう。
『歯花芽』とは、古木となった幹が空洞化し、樹皮だけが残った樹皮の割れ目から直接花芽が出て咲くのです。
7年前頃から、突然咲き出して、年によって花数が異なります。
でも今年は咲かなくなった・・・ちょっと心配です。

<去年の『歯花芽』の様子>


▲枝には咲いているが、太い幹から直接咲く『歯花芽』は見られなかった。


▲花が咲き終わった後で、『歯花芽』が見られるのだろうか? もう少し、様子を見ることにしょう。



 ↓ <去年の『歯花芽』>

▲去年の『歯花芽』です。太い幹から直接花が咲いていました。

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五條の椋(ムク)の巨木

2010-01-29 11:41:24 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ


奈良県五條市二見2丁目、足立家の屋敷内に、この「椋(ムク)の巨木」があった。

ニレ科ムクノキ属、成長が早く、枝分かれし真っ直ぐ上に伸びる。ケヤキの木に似ているが、樹皮に縦シワがあるから見分けられる。葉っぱの表面がザラザラしている。

この木の実は熟すと黒くなり甘くて美味しいらしい。この実を「椋鳥(ムクドリ)」が好んで食べることから名付けられたとも・・・。

推定樹齢1000年、樹高21m、幹周り8.5mの大木で、国の天然記念物に指定されている。室戸台風や伊勢湾台風で主幹が折れて、半分ほどの高さになっているが、それでも貫禄十分です。

この足立家の先祖は、丹波の国、黒井城主の赤井尚直義の伯父で、1579年明智光秀に攻められこの地に落ち延びたとされるお宅とかで・・・なんとなくこの巨木に相応しい佇まいです。

白壁と土蔵を背景に、ドッシリとした風格で、五條の街を眺めています。


▲ちょっと天候が悪いうえに逆光で・・・・樹皮が綺麗に撮れなかった。
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無患子(むくろじ)の実を求めて・・・

2009-12-18 11:52:05 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ

昨日、TVで浅草の羽子板が紹介されていて、その羽子(はご)の黒い球が「無患子」の実であり、患い(わずらい)を吹き飛ばす・・・縁起の良いもの・・・・・言われていた。

そんな縁起が良い木だから・・・昨年訪ねた神社の境内に「無患子(ムクロジ)」が植えられていたのだ。

   昨年紹介の・・・・【実は石鹸の代用・・・ムクロジ(無患子)】記事です。

それならば・・・・その実が落ちているのでは・・・いつものゲット精神がムクムク・・・と。

・・・なんて、少しばかり期待して・・・見に行きました。

高い枝の上で、実が成っていますが・・・まだ、しっかり枝についてます。
去年も、2月であったが落ちていたのは1個だけ・・・。まだ枝に残っていたのです。

やはり、余程の強風が吹くか、2月を過ぎなければ・・・手に入れることは出来ないのだろう。

強風が吹いた翌日には、見に行くことにしょう。

ところで、昨年、手に入れた種・・・何処かに植えたはずなのだが・・・・。何処だったのかなぁ。
こんなこともあるので・・・・。自分でも笑っちゃいます。


▲「無患子(ムクロジ)」の実は、高い梢にありました。落ちるのは、まだ先のようです。


▲根元に実が落ちていないか探したのですが・・・ダメでした。
2月ごろにもう一度・・・そして、強風が吹いた翌日に、訪ねましょう。

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「なんじゃもんじゃ」の木

2009-05-17 17:14:42 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ

用事があって、宇陀市伊那佐の近くを通った。
離れた通り道からでも、新緑の中で1本の木に雪が積もっているように見えます。
昨年5月22日に紹介した「ヒトツバタゴ」(別名:なんじゃもんじゃ)の木に花が咲いているのだ。
→<昨年の花の様子

個人宅の庭に植えられていて、樹高20m以上。道路からでは年々、樹が大きくなるため・・・花のアップを撮ることができない。
ブログ仲間の「なりちゃんじいじ」さんが、綺麗なアップ写真を撮られておられるので、ご参考に・・・。→<ヒトツバタゴのアップ写真

正式名は、「ヒトツバタゴ」、別名・「なんじゃもんじゃ」。モクセイ科ヒトツバタゴ属。樹高は30mにもなる。自生地が限られていて、この地にあるのは貴重だとか・・・。
「タゴ」とは、トネリコの別名で複葉ですが、この木は単葉なので一つ葉のタゴなのだとか・・・。

秋になれば、長さ約1cmのタマゴ形の果実が出来、緑色から黒紫色に熟し、表面は粉白色を帯びるらしい。是非、この実を見たいと思っているが・・・。


▲個人宅の庭に植えられていて、去年訪問時(5/22)より大きくなったかナ?。

▲私のカメラでは、花のアップが撮れるのもこれが限度。(この写真は去年のもの)

▲去年より1週間早く訪ねたためか、花の積もり方はやや少ないように思われるが・・・それでも見事です。

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紅梅の『歯花芽』満開!

2009-03-22 18:21:41 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ

桜井市・長谷寺参道にある與喜天満神社御旅所では、樹齢300年の八重咲きの紅梅『歯花芽』が満開です。

枝先の花は散り始めていますが、『歯花芽』は、満開の見頃です。

この「歯花芽」とは、幹が空洞化して樹皮だけが残り、その樹皮の割れ目から直接花芽が出て咲いているのです。

この『歯花芽』が見られるようになったのは、6年ほど前から、突然咲き出したとか・・・。何故このような咲き方をするのか、専門家も分からないとか・・・。
太い幹のゴツゴツした樹皮から、少し濃い目の八重が引っ付いています。

昨年も訪ねましたが、今年のほうが花芽が多くて・・・・綺麗です。

写真を撮っていると、ご近所の方が来られて柵内まで案内頂き、綺麗な花をアップで撮ることができました。

「この御旅所が整地された年号が一つの石に彫られていて、その時既に300年前。それから数えると1000年ほどになる古木なんですよ。」とのこと。
また「白梅の古木はあるが、紅梅の古木は珍しく、日本一では・・・」とのこと。

長谷寺が1300年以上経っていますから・・・・それも納得できるが・・・。

今年も、『歯花芽』を観ることができました。
幹の空洞化と共に苔が生え、更にカエデなどの苗まで生えています。かなり傷みが進んでいるようです。
いつまで、この花を見ることが出来るのかナァ?



 ●昨年3月21日・・・紹介記事 
 ●昨年3月15日・・・紹介記事
 ●昨年2月20日・・・紹介記事

 

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