スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

文字を彫る・・・篆刻・・・始める!

2009-05-31 22:29:11 | 出来事

『また、悪い癖やね。』と、言われた。
今回は「篆刻」を作るためのセット購入だ。篆刻をするための全てが揃っているのが届いたのだ。
まともな文字も書けないのに・・・それほど手先は器用でないのに・・・石に文字を彫るとは・・・と自覚しているが・・。
『文字を彫っても使うところがあるの?』とカミさんは言う。
確かに、押すところは無い。書や俳画などを書き始めているわけでもない。
まあ、そのうちに・・・といった単純な気持ちからだ。

カミさんにはナイショで、既に1年ほど前から、印材(石)、印泥、印刀などを大阪市内に出向いた折に買っていたが、練習用にとセットをネット発注したのが届いたのだ。

さて、彫る文字を何にするか。冠帽印(書画の書き出しに押す印。引首印とも言う)とするか姓名印、雅号印、遊印とするか・・・。陰刻にするか陽刻とするか。篆書の字体を太くするか細くするか。字の配列をどうするか。いろいろ考えなければならない。



早速、篆刻文字を鉛筆で下書きし、裏字を印材に写し、彫りにかかったがなかなか難しい。
思ったような文字とならない。篆刻とは、書画を引き立てるだけでなく、書とは別に独立した芸術として、作品展が催されている。彫ってみて、書とは別物だと実感する。
「方寸の中に宇宙を宿す」と言われる篆刻・・・なかなか奥が深いです。

失敗作を積み重ねながら、文字を書き、彫るコツも覚えられるのだろう。

『篆刻』という世界・・。
起源は古く、中国の殷代(紀元前1800~紀元前1100年)にさかのぼる。
日本では日本書紀に記されている持統天皇の6年(692年)に木印1個を奏上したとされたのが始まりとか・・・。

まぁ、子供の版画づくりの感覚で文字を書き、ボチボチ彫っていきたいと思う。
また、オモチャが増えた。暇な時間が減りそうだ。

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花が泡のような・・・アスティルベ

2009-05-30 11:08:20 | 出来事

昨日は、娘のアッシー君として大阪市内まで・・・ひとっ走り。
市内の信号待ちの人たちは、ひと頃のマスク姿が減って殆ど見られない。付けているのはご老体とお店の店員だけ。
SF映画さながらの異様なマスク集団が街から消え、マスク争奪戦も収まり静けさが戻ったようです。
わが家が確保した200枚ほどのマスクは、次の出番を待っています。



今日も、孫たちが来るとのこと。出掛けることはできません。
庭では、アスティルベのフワフワした花が咲き始めました。
何年か前、「アワモリショウマ(泡盛升麻)」という表示を信じて買ったのですが、花色が白色ではなくピンクで・・・これはユキノシタ科アスティルベ属の「アスティルベ」だったのです。同じ、アスティルベの仲間の「アワモリショウマ」ではなかったのです。

80cmほど伸びた茎の先端に17cmほどの穂状の花が付いています。下から順に咲いて、日が経つたびに華やかになっていきます。
園芸店のおじさんが花色の「ピンク」と「白」の違いを間違えたのでしょう。でも、可愛いピンクに間違ったのだから許してあげたいと思います。

隣では、別のところで買ったホンモノのアワモリショウマが蕾状態です。こちらは約30cmほどの高さで5cmほど。隣とは半分以下の大きさで、蕾をたくわえ花の準備をしています。去年、白い花が咲いたため日本原産のホンモノでしょう。背が低く、近畿地方以西しか生育しないとのこと。一方のアスティルベは日本全国に生育するらしい。でも、これも疑わしいが・・・。

花ことばは、アワモリショウマは「控えめな愛」、アスティルベは「燃える愛」。


▲花がピンクで・・・ユキノシタ科アスティルベ属の「アスティルベ」だったのです。

▲日に日に華やかになっていきます。穂状になった花は泡のよううです。だから「泡盛升麻」に似た「アスティルベ」なのです。

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ヤマボウシの花

2009-05-28 15:15:29 | 出来事
 T,Matonoさんから、ヤマボウシの「蕾」について問合わせがあった。
白い花のように見える総苞片の中央にある丸い形のものは、これは集合果と言われるもので、はっきりいってこれは「蕾」ではない。

では、蕾や花は、何処にあるのか?
中央の集合果の表面に小さな花が咲くので、花が咲く前に蕾があるはずである。まだ、見たことはないが・・・。

下の写真を見ていただくと、総苞片の中央にある丸い形の先端部に花らしいものが見える。
ちょっと遅すぎたのか、小さな花が散ってしまっているものが多いが・・・。

この集合果は、今は1cmほどだが秋になれば直径1.5~2cmと大きくなり、この中に種子の入った核が1~5個入っている。

熟すと赤くなり、食べられるのです。
私も食べてみたが、熟しきっていなかったのか少し青臭くて・・・あまり美味しいものではなかった。熟すと甘味が増して美味しくなるそうだ。

<集合果がよく分かります。 コチラ→ 5月1日のヤマボウシです。


▲中央の集合果の先端に花が咲いています。咲いている花の大きさは1ミリもなさそうです。


▲ほとんどが咲き終わっているのかナ。オシベとメシベがあるのでしょうね。やはり受粉するのでしょうね。


▲秋に成れば、この4枚の総苞片は散り落ちて、集合果は1.5~2cmの大きさになり、赤くなって熟してきます。赤くなると鳥の餌になるため、すぐなくなります。
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ハナモモの実

2009-05-27 19:05:46 | 出来事

庭の隅に追いやっていた「ハナモモ」の盆栽に、実が成っているのに気づきました。

咲いている花に気づくのが遅かったため写真に撮らず、そのままの状態で気づいた時はこの有り様で・・・。

きっちりと実を付けていました。一枝に7個・・・重そうです。
せっかく、実ったのに・・・・。
木のためには、実を採らなければなりません。
それとも、1個だけ残して、どれほど大きくなるのか見ようかな?


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春咲きコスモス・・・・安倍文殊院

2009-05-26 10:44:17 | 出来事
ここ安倍文殊院では、「春咲きコスモス」が、見頃を迎えています。
コスモスって、こんなに種類があったのかと驚くほどの色・形が競い合っています。

この文殊院の正式名は「安倍山崇敬寺文殊院」(安倍寺)で、大化の改新後、左大臣となった阿部倉梯麻呂が作ったお寺です。
本尊は日本三大文殊の一つとして知られている文殊菩薩像で、日本三文殊の第一霊場(京蔀府・天の橋立切戸の文殊、山形県・奥州亀岡の文殊)「大和・安倍の文殊さん」として知られ、受験祈願のため全国各地からお参りがあることでも有名です。

秋コスモスもいいですが、陽射しの優しいこの時期に咲くコスモスは春色にピッタリです。


▲春コスモスの中に浮かぶ、仲麻呂堂(金閣浮御堂)。


▲上段・左よりシーシェルミックス(英語で貝殻の意味。筒状の花が特徴)、アフタヌーンホワイト(純白の大輪)、レッドベルサイユ(濃い紅色で12cmの大輪)、下段・左よりピコティ(縁取りがある)、シーシェルミックス、コスモスダブルクリック(八重咲きのシーシェル。2006年の新品種)

▲本坊前のサツキも満開見頃です。

▲コスモスダブルクリックです。コスモスではないみたいで・・・

▲縁取りがあるので「ピコティ」という品種なのかなぁ。

▲本堂前にも咲いています。

サクラ、ツツジに次いで春コスモス・・・そして秋のコスモスへ。
9月初旬には、コスモス迷路が開園し、世界のコスモス30種、5万本が咲くことになります。

<安倍文殊院:奈良県桜井市阿部645  0744-43-0002>
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