6月15日に紹介した週刊ポストで連載中の『白洲信哉・ ニッポンの神仏』に、昨日発売の9/10号で「石位寺・薬師三尊石仏（重文）」が紹介された。 ＜6/15取材時の紹介記事です。＞
「地域に愛される日本最古の三尊石仏」として、次のように紹介されている。以下、解説文より。
『石位寺「石造浮彫伝薬師三尊像」』
日本に現存する最古の石彫三尊像。長谷寺「銅板法華説相図」の三尊像と形式が似ていることから白鳳時代の作とされる。
高さ1メートル15センチ、幅1メートル21センチ、厚さ20センチ。丸みを帯びた三角形の砂岩の石板に精緻な半肉彫りが力強く施される。
布の質感表現も巧みで、薄い法衣を通して仏身の起伏が伝わる。「桜井風土記」によれば、かつて川端康成は「ほのぼのした暖かいものがある、美少女といった感じでもあろうか」と評したという。
白洲信哉さんも記事の中で、『日本で一番古いだけでなく、日本で一番美しい三尊石仏と言ってもいい・・・』と言われている。
興味のある方は、週刊ポストを読んで頂ければ・・・と思います。
▲昨日、発売の「週刊ポスト」に紹介されました。
▲今、境内は百日紅（サルスベリ）の花が、満開です。
▲裏山から撮りました。左より庫裡、中央が礼拝堂、右が三尊仏収蔵庫。サルスベリに囲まれています。
遠くには、生駒山が、そして右側には三輪山の山裾が・・・見えます。
▲正面の石段です。ちょっと危険なため北側の横道から境内に入ります。この石段に咲くヒガンバナも見事なのですが、年々花数が少なくなって・・・今年はどうでしょう。
▲境内です。
▲境内からは遠くに生駒山、音羽山が眺望できます。この写真の正面にあるのは三輪山。その手前右端にあるのは忍坂山（外鎌山）の麓。このお寺は見晴らしの良い高台にあります。
▲この角度からも綺麗です。
このような百日紅の花に囲まれた寺に「薬師三尊石仏」が静かに佇んでいます。
拝観・・・・・3～5月、9～11月の10～16時 （普段は非公開）
申込み・・・桜井市観光課 TEL：0744-42-9111
石仏拝観200円(希望日の10日前までに要事前連絡)
南蛮煙管（なんばんぎせる）・・・長い柄の先につく花の形が煙管（キセル）に似ていることから名付けられたもの。
別名、オモイグサ。
万葉集の歌、『道のべの尾花が下の思草 今さらになどものか思はむ』の中の「思草」が古い名前とか。尾花とはススキ・・・その下に咲く思草・・・。
わが家の「思草」もススキの下に咲きました。ミョウガの下にあるのは、まだ咲き始めていません。
▲先端に淡紫色の花が横向きに出てきます。今、出始めたばかりです。
▲ススキの根元に、幾つかの芽も出てきました。
もういい加減、朝夕が涼しくなってくれないと・・・電気代と水道代とビール代が増えて・・・たまりません。
あと1週間はこの暑さが続くそうで・・・こうなれば、せめて気分的にも涼しく感じるように・・・と、裏庭に置いてあった平鉢に植えたコバギボウシを出してきました。
眺めて・・・涼をとる作戦・・・・庶民の猛暑対策です。
▲日陰で育ったギボウシのため、茎が伸びすぎています。
▲ちょっと不安定ですが・・・木の株に乗せてみました。平鉢に寄せ植えしたものです。苔が蔓延っています。
▲日替わりで入れ替える他の植木たちとのコラボです。
▲左：タマスダレかな？ 右：タカサゴユリも咲きました。
昨日、大神神社の展望台を訪ねた時、夜の神社を撮ってみました。
正月の元旦祭に訪ねた時とは、まったく別の様相です。
最近、奈良のパワースポットとして、若者たちにも知られ、お参りする人も多いと言われています。
訪ねた時は既に陽が落ち、雨上がりのせいもあって静寂な境内は厳粛な趣きのある佇まいです。
大物主神を祭神とし祀られているが、ご神体は三輪山。拝殿の奥に三つ鳥居があり、この鳥居を通してご神体を遥拝するのです。
拝殿は、4代将軍徳川家綱の寄進により寛文4年（1664年）に造営されたもの。
平成9年には、すぐ北隣に、正面に祈祷殿、左に儀式殿、右に参集殿と3つの建物が西向きに建てられました。
さすがに立派な造りである。
日本最古の神社の一つとして知られているのです。
玉砂利を踏みしめる足音・・・
参道の両端に燈された行灯の灯かり・・・・
そんな参道を何人もの若い女性が、次々とお参りに来られます。
拝殿の前に佇み・・・願い事をされているようです。
▲一の鳥居・・・昭和59年10月13日の天皇陛下の行幸・御親拝を記念して、昭和61年5月に竣工したものです。高さ32.2ｍ、柱間23ｍ、柱の直径3ｍ、笠木の長さ40.8ｍ、重さ18トン、耐久性鋼板作りで1300年の耐久。Ｍ10の地震にも充分耐える。この鳥居が建つ土地は、社蔵の古図に、この付近に大鳥居があると記され、今も現在地南西の一帯の地名が「大鳥居」として存在しているのです。
▲二の鳥居です。これからの参道は、木々が生い茂り・・・神聖な入口となっています。
▲登ってきた参道を振り返ると・・・。
▲手水舎で清めます。手も心も・・・。
▲いよいよ石段を登りきると拝殿です。
▲寛文4年（1664年）に造営された拝殿。この外からは見えませんが拝殿の奥に三つ鳥居があります。
今は、2名の女性がお参りされています。分かるでしょうか？
日中の暑い中のお参りよりも、この時間のお参りも良さそうです。
神様も、静かな中で、しっかりと聞きとめて頂けそうで・・・。
昨日は、突然の大雨と雷。
停電でアップ途中の記事もオジャン！
こんな荒れた日の夕景は、何か面白い色が出るのでは・・・・と期待して三輪山の麓へ。
鳥居を入れた二上山・・・そして大和三山・・・。
残念ながら、期待した雲や色が出ず、空振りに終わった。
今度こそ・・・と、いつも思うのですが・・・。
なかなか簡単に撮らせてはくれません。
▲大神神社（三輪神社）から望む二上山の夕景。雲の色が悪い。
この場所で、二上山に落ちる夕陽を撮りたいものだ。（PM6：00）
急いで、展望台に向かいます。さて、大和三山は夕陽に照らされるのか・・・。
▲残念です、夕焼け空になりません。
展望台からの大和三山(大鳥居の左から耳成山、畝傍山、左隅に天の香具山)の眺めです。
金剛・葛城山の上空に雨雲が・・・。沈む夕陽は右側にありましたが、雲に隠れて出てきません。
この場所からは何度も挑戦したいと思っています。特に、右奥に見える二上山に落ちる頃に・・・。
何枚か撮った後、諦めて最初の場所に戻り、次の写真を撮りました。
▲1枚目の写真から50分後です。左の葛城・金剛山辺りの上空は真っ黒な雨雲が・・・。(PM6:50)