スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

新緑に佇む長谷寺

2007-04-30 08:57:57 | 出来事

昨日の「大和・長谷寺」の「牡丹」に続いて、石楠花、緑色の桜の花、山吹などの花々、そして新緑に包まれた境内の様子をご紹介します。

牡丹の華やかな色彩も良いのですが、もみじの爽やかな緑色が初瀬谷に流れる涼風で揺れる姿も素敵です。

もみじ葉の隙間からもれる春の陽射しを浴びるのもいいですよ。


本堂を囲む、新緑のもみじとヤマボウシ。

山門の手前には牡丹がお出迎え。

花色が「緑の桜」も咲いている。 

ヤマブキ色も、ひときわ目立ちます。

境内全ての石楠花も満開です。 

GW中は、参拝者と観光者で登廊は一杯です。 

本堂より本坊・山門・登廊を望む。全てが緑色に包まれています。

本堂から見た五重塔。新緑に優しく包まれている。

モミジの緑色と五重塔の朱色が綺麗だ。

本堂も緑色に包まれて・・。

緑色と赤色のもみじが競い合っています。 

この屋根には緑色がよく似合っております。 

石楠花、ぼたん桜、緑色もみじ、赤色もみじが1枚に収められるところも・・・。 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満開! 長谷寺の「牡丹」

2007-04-29 23:49:04 | 出来事
昨日から、大和・長谷寺の「ぼたん祭り(4/21~5/6)に彼岸講員としてお手伝いさせて頂いている。
その合い間に、境内に咲き誇る7000株の色とりどりの「牡丹」をカメラに収めた。

花のお寺に相応しい、牡丹・石楠花・ぼたん桜が咲く揃う。
新緑がまばゆいモミジが優しいこころにしてくれる。そんな爽やかな境内の美しさをお届けいたします。

牡丹はほぼ満開で、小雨にも花弁が傷む。
傘をさしかけてやりたいほどだ。

連日の晴天で、GW一杯まで咲いてくれるだろうか? ちょっと心配だ!

今日は、牡丹の花を・・・。
あまりにも撮りすぎて選ぶのが大変だ。
明日は新緑が眩しい境内を紹介致したいと思います。
















コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマボウシ 斑(ふ)入り葉っぱの <ウルフアイ>

2007-04-28 22:29:53 | 出来事
昨日、西国三十三箇所巡りの途中で、大阪府河内長野市を通ったとき、以前訪れた国○園という大きな園芸店に立ち寄った。

そこで見つけたのが、「ヤマボウシ」の<ウルフアイ>という名札がついたもの。
ヤマボウシには珍しい斑入りの葉っぱだ。

葉っぱが花のようでもあり、また、白い花びらに見える総苞片(花を保護する器官)もついており、なかなか華やかだ。
また、買ってしまった。
さて、何処に植えようかなぁ。



斑(ふ)入りの葉っぱが珍しい、ヤマボウシ<ウルフアイ>。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急坂と石段の連続・・・空海剃髪のお寺

2007-04-27 23:37:40 | 西国三十三箇所めぐり
<4番札所  槇尾山 施福寺>


住所:大阪府和泉市槇尾山町136


写真では小さく見えるが、近づくとかなり大きい、ドッシリした佇まいだ。
 

標高530m。今まで訪ねたお寺の中で一番厳しい急坂と石段を登った。車を寄せ付けないお寺なのだ。

山門までの坂道でかなり疲れる。門からの登りは広くなだらかだが、次第に狭く急坂になり、不揃いな石段を選びながら一歩一歩登る。汗がドッと出てくる。そして時々休憩しながら・・・。
小石がゴロゴロとした地道を経て、やがて148段の急な石段を登り切ると本堂に到着する。 

参拝者同士の「ようこそ、お参りを・・」「こんにちは!」という会話が自然と出てくる。お互いを励ますつもりかな? それとも自分を鼓舞するためなのか?
これは、「山登り」をする人たちのマナーじゃないのかな?とも思ったりしながら・・・
1キロの行程を40分ほど掛かった。
修行の道は険しく、辛いものなのだ。

欽明天皇時代(6世紀)に行満上人が興したお寺。
仏教公伝538年頃の創建で日本有数の古い寺なのだ。

弘法大師空海が793年、20歳の時に剃髪した寺でもある。そして唐から帰朝し再びこの寺で自らを鍛え、真言宗のもとに繁栄したとか。

織田信長により焼かれ、豊臣秀頼が本堂を寄進、再建。江戸時代からは天台宗寺院となっている。

本尊は十一面千手千眼観世音菩薩であるが、5月1日~15日までしか開扉されない。拝観できず・・・残念!

馬頭観音は50年に一度、方違大観音は70年に一度しか開扉されないとか。
でも、ご好意で特別に別の観音様を拝観させて貰った。

本堂は全て欅(ケヤキ)で造られ、恐らく同じ建物は造れないのでは・・・と言われていた。
屋根は銅板で葺かれているが、酸性雨の影響で腐食が進み、葺き替え工事が始まっている。
しかしながら、建築資材の運搬も大変である。何しろ車での運搬は不可なのである。職人さんも徒歩で来なければならないのだ。

そう考えると、このお寺の建築の資材をどうして運んだのか・・・その労力たるや・・・。凄い力を感じるのだ。


欅(ケヤキ)造りの山門。 

仁王さんも睨んでます。

山門の上には蜂の巣が・・・。最初、彫り物かと思ったのだが・・。


山門から坂道が続く。ここはまだ広く、緩やかだが・・・。
あとの急な坂道、小石がゴロゴロの狭い道は写真を撮るのも忘れるくらいキツイのだ!



弘法大師が剃髪したとされる茅葺きの愛染堂。


最後の148段は石段だ。


本堂の裏手は新緑のモミジが美しい。


天皇家直系であるしるしの16片の菊の花。


本堂の全てがケヤキ造りなのだ。曲がりのある垂木4本が同じものだ。 

参道で見かけた花たち。

境内で咲く花。桜・カリン・スズラン。


茶店からは、岩湧山、遠くには金剛山も望める。


この写真は、お寺のご好意により、本坊の裏手に回り、撮ったものである。眼下には泉佐野市街、そして関西空港への橋も・・(かすかに写っているが・・見えないかな?)天気の良い日には、神戸方面も見えるとか。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃山時代の名勝・豪華な庭園は秀逸!

2007-04-26 19:05:43 | 西国三十三箇所めぐり

<3番札所  風猛山 粉河寺>



場所:和歌山県紀の川市粉河2787



和歌山県の北部を流れる紀ノ川の北岸にあり、JR和歌山線粉河駅から大門まで門前町を成している。

奈良時代の末(西暦770年)に大伴孔子古(おおとものくじこ)が、この地に庵を持ち、千手観世音菩薩を本尊として創建されたお寺である。

鎌倉時代には七堂伽藍、550ケ坊という広大な寺領を持っていたが、豊臣秀吉の紀州攻めでの焼き討ちや戦後の農地解放で寺領は縮小したが、今でも20有余の塔頭がある。従ってこれらは何れも江戸時代に再建されたものである。


粉河寺の大門(重要文化財)。良質のケヤキ材を用いた江戸時代中期の建築である。桁行13m、梁間7.5mの大きな楼門である。


この右手に流れている川が「粉河」。お寺の名前の由来となった川である。


市の指定文化財「荷葉鉢」1775年に造られたもの。粉河鋳物の代表作品である。 

上は、大門の仁王さん。左右2体ある。中門には左右あわせて4体がある。




粉河寺の中門。「風猛山」の扁額があり、その周囲には葵の紋が入っている。徳川吉宗との関りが深いのだ。



千手観音が出現した池なのだろうか? 出現池の三角堂。



本堂前に造られた粉河寺庭園は、桃山時代の枯山水の庭園で、上田宗箇の作。紀州石で力強さを出し、美しい刈り込みで仕上げられ名勝に指定されている。


境内には、ケヤキの大木が聳えていた。また参道にも樹齢1000年のケヤキがあった。

広い境内のアチコチに花と実が出迎えてくれる。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする