庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

プラスチックの不法投棄ゴミは自治体で回収を実行。

2019-06-05 | 環境問題

安倍政権が珍しくも、世界の環境問題に前向きに取り組み姿勢を示して、「海洋プラスチック汚染問題」に戦略案を公表した。

安倍政権は経済対策第一主義を掲げて、6年間を進めてきたが、さしたる成果は実現できず、日本停滞論が蔓延してしまった。

それを挽回する意思を示そうとして、「環境問題では、世界をリードする」姿勢を示そうとして、「プラスチック資源循環戦略」策定した。

単なる方向性の羅列や努力姿勢を提示するだけの、精神論が多かった安倍政権の戦略から、一歩抜け出す意思を示している。

例えば、従来ならば「廃棄物処理制度」によって、適正処理の徹底を謳うだけであったが、『非意図的な海洋流出の防止を進める』とした。

その具体策としては、【環境中に排出されたゴミは、まず陸域での回収に取り組む】と明言している。

しかし、「住民、企業等が分担して街中、河川、海浜、等の清掃美化を行う取り組みのさらなる展開」を挙げている様に、奉仕活動依存だ。

従来はここで終わりだが、「さらに海洋に流出したプラスチックごみ」についても回収に取り組む、と踏み込んでいる。

この予算として2018年度補正31億円、2019年度予算4億円により、

【自治体による開眼漂着物の回収処理】を実施するとしている。

当然、2019年度予算は補正で追加して、日本の全国に活動を展開することで、住民依存はやめるべきだろう。


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