いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

パイパイ愛ちゃん

2005年07月18日 20時55分29秒 | Weblog
 &孫が二度目の里帰り。
 ママに抱かれて、駅構内での顔合わせ。実家に着き、一緒に墓参。

ご機嫌で、午後4時娘の家へ夫婦で送り届けた。途中ぐずることなくご機嫌さん。
 今では、二つの要求はすぐわかるそうだ、それは。

    ① パイパイ愛ちゃん…欲しくなると、ぐずりそのぐずり声で分かるそ
     うだ。母親はこの仕種をパイパイ愛ちゃんと言っている。

    ② アイアイ愛ちゃん…遊んで欲しい、かまって欲しいときにオオーと声
     を出し、これも母親の子供への掛け声である。

 娘の家につき、ご機嫌さんはヒートアップし、しばらく孫の笑顔に見とれた。
娘は孫を抱いてベランダから我々の姿が見えなくなるまで手を振り続けていた…。



     
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見栄か美学か?(第22編)

2005年07月18日 08時19分16秒 | 娘のエッセイ
 日曜日午後、サンシャイン60内のレストラン、ひとりで昼食をとっていた女性A
のテーブルに、待ち合わせをしていたらしき女性Bがやって来た。

 女性Bは、オーダーを済ませるとおもむろにハンドバックを開く。中から取り
出したファンデーションのコンパクト。無心にお顔パタパタを始めた。彼女の前に

アイスコーヒーとサラダが置かれる。でもパタパタは止まらない。そればかりか、
今度はアイシャドーを取り出した。フオーク片手に、口をもぐもぐ動かしながら鏡
を見ている。もう、私の目は彼女に釘づけだ。

 ランチがきても、片手にフォーク、片手に化粧道具の態勢は変わらない。
あららっ、とうとう彼女は、ビューラーまで取り出しました! 小さな鏡を見なが
ら一生懸命まつげをカールさせようと試みています。

 そしてお次は…なんとマスカラの登場です。上下のまつげを少しでも伸ばそうと
しているようです。あつ、立ち上がりました。化粧室で最後の仕上げか?

どうやら私の読みは間違っているようです。再び腰をおろした彼女、またコンパク
トを開きます。さて、仕上げは口紅です。今っ、たった今、化粧のフルコースを彼
女は終えました。澄ました顔でレジへ向かったようです……。

 あまりの迫力に私は途中で隣の連れを肘で突っついて、最後はふたりで観察
した。

 昔は、人前で化粧を直すもんじゃないって言われたもんだけどねぇ。優雅な白鳥
だって、水面下を見れば優雅じゃなくなる。どんな澄まし顔の化粧美人だって、
舞台裏まで見せられちゃったら幻滅だ。

 しかし、彼は言った。「あの澄ました女、足がすっげー太かったぞ」。あぁ、あ
んたにとってはそっちの方が問題なのね。

 果たして、人前で化粧を直すなというのは女の美学か、それともただの見栄な
のか…?
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