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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

ステイホームを経て

2021年11月29日 | ハンドメイド
先日、久しぶりに調布に出かけた。
土曜日ということもありたくさんの人出で、駅前広場はバザール会場になっていた。
ビックカメラで買い物を済ませ、パルコに行った。
「見るだけ。必要なものはない。」と自分に言い聞かせ、行きつけの手芸店を覗いた。
季節がら毛糸が前面に陳列されていた。
ワゴンセールでいい感じの毛糸がたくさんあり、一度手にしたが「やっぱりダメ!」と戻した。
編み物ツール売り場を見てまわった。
20〜30年のブランクがあって編み物をしているが、YouTubeで見るとツール各種が格段に進化している。
不便ながらなんとか手持ちの道具で編めているが、あれこれ興味のそそられるものがある。

何も買わない予定だったが、買ってしまった。
綴じ針は100均で買ったばかりなのに、先端の曲がった使いやすい針があったので。
編み出し糸(後からほどける編み方をする時に使う)は、別糸でも用は足せるのに買ってしまった。
そして、コード80cm輪針3号も。
クロバー社は竹製の編み針部分も含めての長さ表示で、コード自体は55cmだった。
コードの長さのみを表示するメーカーもあるとのこと。
……いけない! 毛糸の在庫処分で一時的に始めたのに、だんだんハマってきている。

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午後4時に美容院に行った。
実はお昼過ぎに予約なしで行ったら「午後4時からなら空いている」と言われ、調布へは時間潰しに行ったのだった。
ステイホームが続く中、白髪を染めるのが面倒でずっとそのままにしていた。
郷里に住む友人が2年ほど前からグレーヘアーにしている。
画像でしか見ていないが、とても素敵で似合っている。
何より羨ましいのは、髪を染める面倒から解放されたことである。
自分もそうしてみようかと思い立った。
これまでずっと直毛のボブカットだったが、30〜40年ぶりにパーマもかけた。
「7〜8割は白髪ですか?」と担当美容師さんに尋ねると、
「いえ、5割程度ですね。」と言われた。
……? 早く白髪が増えて欲しいと思う自分がいる……?



靴下を編んでみた

2021年11月25日 | ハンドメイド

 

 

先週のEテレ「すてきにハンドメイド」で靴下の編み方をやっていた。
靴下は、まずその形で難しいと決めつけ、これまで全く編んだことがない。

つま先から編む方法で、「トルコ式作り目」というものだった。
知らないので興味が湧き、その部分だけをやってみようと録画を再生・一時停止しながら実際に編んでみた。
「なるほど! うまく考えられてる!」と感心して、編み図にある段数まで編んだ。
編み方を知るのが目的だったので、毛糸の太さも編み針の号数も適当に選び、ブカブカのつま先になった。
それでやめればよかったが、今度は「踵の丸みはどうするんだろう?」と思い、続けてみることにした。

テキストは図書館に行けばあるが、最新号は館内閲覧で貸出していない。
(すでに次号12月号が出ているか?)
番組内の情報は限られていたが、編み図を撮影して参考にした。
    

大きめのつま先をベースにしたので緩いが、せめて足底サイズは23〜24センチにしようと、甲の段数を減らす。
4本あるべき両先短針が3本しか見当たらなく、それにコードの短い輪針と併せて編んだ。
踵部分も実際編んでみると理解でき、意外に簡単だった。
編み方を知るのが目的だったので、足首の編み込み模様は簡単な柄に変更する。

もう片方編むかと言ったら、サイズが違うので編まない。
しかし、ソックスではないこのソックはどうしよう…。

編み方が分かったので新たに編むかと言ったら、二の足を踏んでしまう。靴下だけに。
靴下よりもっと大変そうなのが5本指の手袋。これにも食指が動かない。手袋だけに。


散歩点描 43 鬼大師像拝観

2021年11月22日 | さんぽ
14日に図書館に行った時、ロビーに貼ってあったポスターに目が留まった。
深大寺で「鬼大師」という胎内仏が205年ぶりに公開されるとのことである。
深大寺には平成29年に国宝に指定された東日本最古の白鳳仏があるが、まだ秘仏があったのか。
帰宅して夫に伝えると「自分も見たいので一緒に行こう」と言われた。
火〜金に仕事で福岡、佐賀に出かけるので、帰宅した翌日の土曜日に行くことにした。
ところが、金曜日深夜に帰宅し、土曜日は「疲れていて気乗りがしない。明日にしよう。」と言われた。
翌日曜日、「天気が悪くて寒そうだね。自分は見なくてもいいかなぁ。」などと呟く。
ちょっと!ちょっとちょっと!!anger
夫が出張中の平日に、さっさと一人で行くべきだったのだ。
最終日の日曜の午後、一人で出かけた。
西門の坂を下りると、「列の最後尾」の札を持った係員がいて長蛇の列だった。
考えが甘かった…。
少しずつ進んで20分ほどした頃、塀に「期間延長 23日(火)まで」の貼り紙があった。
23日は祝日だが、明日の月曜日なら人出は少ないはず。出直そうか…。
しかし、これまで並んだ20分がもったいないし、天気予報では明日は雨になる。
結局1時間半並んで拝観した。
鬼大師は、金色の二重の厨子(ずし)に納められ、高さ15センチほどの像だった。
深大寺ホームページから引用すると、

その丈、五寸ばかり、両足の爪先を立て、膝を付き前こごみに座したる裸形の夜叉のごとし・・・
その様、異形にして恐ろしき容体、まことか降魔(ごうま)の像といえるも よろしきなり・・・
この降魔の像は元来慈恵大師木像の腹籠(はらごめ)のよしなり・・・ 


とある。
ポスターは後ろ姿で、版画は面長長身になっているが、実際の像は顔も躰もぷくりと丸みがあり、恐ろしき容体というより愛嬌すら感じさせた。
参道の蕎麦屋はどこも満員で行列ができていた。
人出が完全に戻った感じである。

散歩点描 42  大根の月

2021年11月15日 | さんぽ

市の図書館は、中央図書館のほかに10の分館がある。
いつも利用しているのは最寄りの分館だが、昨日は別の分館に行った。
2週間前に借りた本の返却日が近づき、どこの図書館でも返却できるので、異なった蔵書を見るためにそうした。
ちょっと遠いが、反対方角で畑も点在する閑静な住宅地にあり散歩向き。自転車で行くにしても坂道がなく楽である。
またもや編み物の本を9冊借りた(一度に20冊まで借りられる)。

空に昼の月が。
これを見つけると必ず故向田邦子氏を思い出す。
氏のファンで、シナリオ集、小説、エッセイ、ほぼ読んでいると思う。
その中に「大根の月」という切ない短編小説がある。
確かに縁の欠けた大根の薄切りのように見える。
先日9日、瀬戸内寂聴氏が亡くなられた。99歳の大往生だった。
向田さんは享年51。飛行機墜落事故による不慮の死だった。

帰りは迂回して公園に行ってみた。
夕方近かったが、広場はたくさんの子どもたちが元気に遊んでいた。
紅葉はまだという感じだった。
カラスを見つめる猫を見つめる私の影。
これからの季節は富士山がくっきり見えるようになる。
夕焼けが綺麗だったが、山頂に雲がかかっていた。

かぎ針に戻って

2021年11月14日 | ハンドメイド
サーモンピンクの毛糸が1玉だけあり、それでできるものと言ったら一重のスヌードくらいか。
かぎ針で半日ほどで編み上げた。
実家の母に送ろうと思う。
93歳にはちょっと派手か?


どうせなら、ついでにニット帽も編んであげようと思った。
これといった色の毛糸がなく、仕方なくグレーのツィードにした。
夫に編んだスヌードの毛糸の色違いである。
ツィードはカジュアルでワイルドな印象があるが、レンガ色が細かく点在しているのでいいことにしよう。
93歳とはいえ地味か?