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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

ついでに袱紗も

2025年02月02日 | ハンドメイド
ついでに袱紗も作った。
本来の袱紗は小風呂敷に対角線状に台(盆)があり、四方を畳み込んで止め具が付いている。
これがどうにも使いにくく、法事の受付でモタモタすることがある。
「本来の」と言うより「旧式の」と言ってもいいのではないか、現在は財布状のタイプが主流になっている。
 
喪服の縫い目をすべてほどいて反物状にしているのがあった。
フリマで買ったのか、誰かに頂いたのかよく覚えていない。
白の内布は、頂き物で長いこと引出しにしまっていた正絹の生地を使うことにした。
調べたら2008年に頂戴していた。
100cm×100cmでゴージャスだが、どのように活用したらいいのかわからないまま17年も経っている!
「群馬は富岡製糸場もあるから絹の特産地なんだ…」
頂いた時そう思った記憶がある。
ちなみに世界文化遺産に登録されたのは2014年。
 
YouTubeの動画で「袱紗の作り方」を検索、参考にした。
 
サイズは12cm×20cm。
作ってはみたが、これもまた出番はなるべくない方がいい。

喪のトートバッグ

2025年02月01日 | ハンドメイド
 
リメイク用の古い着物や帯がたくさんあるが、長いこと制作を怠ってなかなか減らない。
喪服の帯を解体したのがあり、弔事用のトートバッグを作った。
それしか思いつかない。
中袋も黒でよかったが、抑えめの赤い千鳥格子の生地を使った。
これもリメイク用の黒のロングスカートで、表地より裏地のこれが気に入ってゲットした物だった。
 
喪服用のバッグはほとんどが小ぶりである。
ハンカチ・ティッシュ・数珠・熨斗袋・財布・スマホ・キー …
それら最低限の物でいっぱいいっぱい、財布は長財布から二つ折りに替えたりもする。
しかしペットボトルも持参したい、天候によっては折り畳み傘も必要。
万が一ストッキングが伝染したらと思うと、予備もあった方がいい。
厳粛な席での立ち居振舞いは大事で、あたふたすることようなことは避けたい。
そんなこんなで必須用品と言える。
 
タテ34cm × ヨコ30cm × マチ7cm
撮影時のライティングで刺繍の凹凸が光ってしまったが、全体に黒一色。
元が帯なので和柄であるが、洋服に合わせても違和感はない。
 
撮影小物で数珠を添えたら、内布が同じ色だったと気づいた。
 
両面で計3つのポケットを付けた。
 
作ってはみたが、出番はなるべくない方がいい。

カスタマイズの要請あり

2024年03月24日 | ハンドメイド
仕切りのなかった夫のショルダーバッグ用に作ったバッグ・イン・バッグは好評。
「ありがとう。使いやすくなった」と言った夫が続けて、
「ペットボトルを立てて入れられるとよかったね。」
…… 好意で作ってあげて注文ですか?
 
それは私も制作中に考えてはいた。
しかし、自分のバッグを作った時ペットボトルホルダーを付けたが、出かけにセットしても何度か出し入れしているうちに定位置に入れなくなったりしている。
キャップをちゃんと閉めていれば横倒しでも気にならない。
私以上に夫の方が元の場所にしまうとは思えないので付けなかった。
「もう完成してミシンがかけられないので無理。」と断った。
 
だが気になることがあった。
ショルダーバッグの内部が狭くならないよう、バッグ・イン・バッグの外布の黒い生地を薄手のものにしていた。
そのせいでサイドポケットにスマホや鍵などを入れると、その重みで中のバッグが沈み気味になっていた。
夫が一度使った後を覗いて気づいた。
その指摘はされなかった。クレームになると遠慮したのか?
こちらの方が重要なのに。
 
面倒だが手直しをしよう。
内袋の脇をほどき、黒い生地に厚い接着芯を貼り付けた。
狭くなるのが気になると思っていたが、たかだか1〜2ミリ分厚くなっただけである。
硬く張りが出てシャキンと自立するようになった。
そしてついでにペットボトルホルダーを取り付けた。
茶色い生地が見当たらないので、グリーンの生地(元は傘だった)に平ゴムを入れ、伸縮するベルトにする。
暗いバッグの中、色違いでボトルの定位置がわかりやすいだろう。
ゴムをきつくすると、狭い直径にボトルを押し込むのが面倒。軽く伸ばす程度にした。
これでどうだ!?

Bag in bag for Men.

2024年03月18日 | ハンドメイド
最近夫はちょっとした外出に帆布のショルダーバッグを使っている。
外ポケットはあるが、メインの内部にはポケットも仕切りも一切ない。
レジに並びながらバッグの中をガサゴソ。「小銭入れが見当たらない…」
印刷物を手にガサゴソ。「メガネ(老眼鏡)が…」
玄関のドアの前でガサゴソ。「鍵が…」
小ぶりなバッグの容積がいかほどのものか、結構時間がかかる時がある。
その度に「サイズはちょうどいいが、中の仕分けができないのが難点」とボヤいている。
 
お任せあれ。私がバッグ・イン・バッグを作って解決してあげましょう。
 
年末に私の古い革のバッグを処分した時、内袋をザクザクと切り取っておいた。
ファスナーだけが必要だったが、よくぞ布を解体しなかった。
スクエアに縫い直せばそのまま使える大きさである。
片面にファスナー付きのポケット、対面に小ポケット2つがあり、そのまま活用できるではないか。
 
そうして作ったバッグ・イン・バッグ。
サイズはタテ18cm × ヨコ27cm × マチ7cmである。
ヨコ幅とマチはショルダーバッグと同サイズ。
バッグのタテは22cmだが、両サイドにファスナーが4cm下まで開くので18cmの高さにした。
バッグと密着する外側にも1個と2個のポケットを付けた。
ネットで調べた無印良品の製品を参考に、縁にアクリルテープを施し、センターを取っ手用に開けた。
 
 
内部は、既製の3個のポケットに似た色のハギレを使って2つのポケットを足した。
1つはファスナーポケットの上に。1つはマチの側面で、メガネが入れられるサイズにした。
なんということでしょう…! 劇的ビフォーアフター
これまでワンルームだったバッグが一気に9ルームに。
ショルダーバッグにスッポリ収めた状態。もちろん丸ごと取り出せる。
ファスナー全開時の高さもOKである。
離れの外ポケットと合わせた10ルームに、それぞれのモノの定位置を決めれば、これでもうガソゴソ探すことはないだろう…と思う…。

一生ものって…

2024年03月02日 | ハンドメイド
3月になった。春が来た。
大谷翔平選手にも お幸せに
 
冬は残り毛糸の始末で編み物をしようと思っていたが、結局一度もしないままに季節が変わった。
暮れに衣類の整理をした時、はるか昔に編んだモヘアのカーディガンが出てきた。
すっかり忘れていて10年以上着ていない。
薄手なのでこれから着ることにしよう。
 
去年編み物をしていた時、YouTubeの動画を参考にすることがあった。
その中のナレーションで「玉付き棒針は絶滅危惧種になりつつあります。」というコメントがあった。
確かにそうかもしれない。
毛糸の太さに合わせてコードの先端の針を交換する輪針が主流になりつつあり、はるかに使い勝手がいい。
バラで何本かは持っているが、どれも先端の付け替えができないタイプで、ちゃんとしたものはクロバーの「匠」3号だけで、その他はプスティック製や100円ショップで買ったもの。
やはり使い心地がイマイチである。
 
各ブランドの付け替え式輪針セットをネットで何度も検索しては見とれているが、カートに入れるまでは至らない。
それなりに値段がするものだし、ジャンボ針や極細針の出番はなさそうだし、第一在庫の毛糸を形にするのが目的で、新たに毛糸を買ってセーターやカーディガンを編むことはないだろうと思う。
しかし「用の美」と言うか、機能的に優れているものはやはり美しい。
観賞用としてだけでも欲しいくらいである。
 
「手編みをする人ならセットで揃えておくといいですよ。一生ものですから」
件のYouTuberのコメントである。
う〜ん、「一生もの」って、何歳だと納得できる言葉だろうか?