先月芝公園であった港区くみん祭りで、古着のロングコートを買った。
価格100円!
自分たちの売り場ブースに持って帰ると「ちょっと大きいんじゃないの?」とメンバーに首を傾げられた。
試着したのでちょっとどころではない大きさはもちろん承知の上。
好みの色、デザイン、材質だったので、何とかリフォームしてみようと思って買ったのだ。
先日サイズ直しに取りかかった。
アメリカ製で、タグには「USA 8」とあった。
ネットで検索すると日本の11号に相当するらしいが、いやいや13号かそれ以上ありそうな感じだった。
袖の長さは指先まですっぽり隠れ、丈はくるぶし近くまである。
胴まわりに至っては、赤ちゃんを抱っこして包めるくらいゆったりしている。
リフォームできそうに思ったのはラグラン袖だからである。
普通の袖付けだったら、ひとまわり小さくしても綺麗なフォルムに仕上げる自信はない。
まずは袖の縫い目を外し、袖口のタブを上げて袖丈を直した。
せっかくの大きさなので、ジャケットを着た上から羽織れるサイズにしようと、袖まわり・胴まわりをゆったりめにする。
ポケットに手を入れると底に届かない。それがなんとも頼りなく感じ、自分の身丈に合わせて底辺を詰めた。
丈は膝下辺りにした。
全面に裏地がついているので、表布と内側のキルティング地の両方を直すのは面倒だったが、何とか仕上げた。
クリーニングに出し戻ってきたら、生地もしっとりと落ち着いて期待以上の蘇生感があった。
ビフォー とアフターの画像を並べたところで、変化はわかりにくいかもしれない。
大きな袖まわりと、もっさりした脇がすっきりしたことくらいはわかってもらえるだろうか。
画像をクリックして拡大していただければわかるかも。
先月町人会の総会・懇親会があった。
会場の隅で手作りしたものを販売してもよいとの許可をいただいたので、暇をみて在庫の生地で作った。

クリスマス柄のキルティング布は、20年近く前に端切れワゴンセールで買ったものである。
クッションにでもしようと思いながらずっと眠っていて、ミニトート3点にした。
内布は化繊のひんやりした感触よりあったかい方がいいと思い、赤のコーデュロイにした。
この生地も10年以上前に実家の母が送ってきたものだった。
W巾で10メートル近くあったが、強烈な赤の無地でずっと使い途がなく、今回初めて使った。
これは会が始まる前、陳列作業をしている段階で3点とも売れた。

移動ポケットは、その前にあったくみん祭りにも出して好評だったので、残り布で8点作った。
ティッシュケースは、和柄も含めて20点作った。
ティッシュケース数点は役員メンバーに進呈したが、どれも安価にしたこと、それから何より皆さんのご好意もあって完売した。
石仏を見た後,、市内に戻って昼食を摂った。
夫がスマホで検索して目星をつけたかわ村 に行った。
これが大正解だった。
古民家を改装した風情のある店構えで、ランチだったからかお手頃な価格で充実していた。
器も良かったので撮影した。
昼食後、徒歩で回れる範囲で市内観光をして宮崎に向かった。

10月の帰省の時、実家を発って延岡駅から宮崎に向かうところ、日豊本線上りに乗って臼杵観光をした。
その時撮った写真は起動しなくなったPCに取り込んだきりだと思っていたら、外付けHDDにバックアップしているのを見つけてホッとした。
せっかくなので、画像だけでもアップしておこう。
丘陵の岩肌に彫られた石仏群は4箇所あり、どれもが覆屋で保護されていた。
平安時代後期から鎌倉時代にかけての作だそうで、1000年以上も風雨に晒されて損傷がひどく、修復保存工事でこういう形になったのは止むを得ない処置だが、自然のまま周囲の木立の中に浮かぶ磨崖仏はさぞダイナミックな景観だったろう。。
昭和4年、俳人種田山頭火は「秋風に送られて、時雨に迎えられて(友人に宛てた手紙の文面)」ここを訪れている。 しぐるるや石を刻んで仏となす
石を刻んで仏となす、まさにそれを実感した。
そしてうろ覚えの詩が脳裏を掠めた。
高村光太郎が興福寺にある十大弟子について詩作している。
「見知らぬ奈良朝の彫刻師よ、いくらおん身がそしらぬ顔をしようとも、私はちゃんと見てしまったよ。…………どうして千年の夢を手の平にのせたかを。」

10月半ば、PCがクラッシュした。
長年酷使し、OSも古くて最新のソフトがインストールできないということもあり、そろそろ寿命かなと納得する気持ちもあったが、バックアップしていないデータも残っていたので諦めきれなかった。
夫のPCを借りながら、その間あれこれ手を尽くしてもやはり起動せず、いよいよ不便になって仕方なく新規購入することにした。
散々迷ってMacBook Air にした。
なんとか自力でセットアップ、Office2016もインストールした。
前のソフトが何年版だったか覚えてないが、2016のWord・Excel機能に驚嘆。
いつもブログの更新が遅いくせに、PCが使えない時だと気にかかって「更新しなきゃいけないのに…」などとボヤいていた