ブラッド・ピットの映画を初めて見たのは『リバー・ランズ・スルー・イット(1992)』だった。
フライフィッシングの美しさが印象に残っている。
当時はロバート・レッドフォードの方が有名で、「彼が監督をし、ハリウッド二枚目俳優の後継者としてブラッド・ピットを起用した」という映画の宣伝文句があったと記憶している。
正直レッドフォードのような甘いマスクは苦手で、『明日に向かって撃て(1969)』も『スティング(1973)』もポール・ニューマンの方が好きだった。
ただ『追憶(1973)』『華麗なるギャツビー(1974)』の彼はハマり役だと思う。
ブラッド・ピットが日本で「ブラピ〜」と呼ばれるようになったのはいつ頃、どの映画からだっただろう?
ことさらファンということはなく、それでも映画館こそ行かないがDVD化されれば結構見ていると思う。
そう言えば『オーシャンズ11(2001)』では、前述のマット・デイモン、アンディ・ガルシアらと共演している。
だが、『スパイゲーム(2001)』を見て大好きになった。
主演はレッドフォードで、ファンも代表作として挙げないかもしれないが、私はブラピの映画ではこれが一番好きだ。
お互い身分を隠していた恋人と言い争うシーンで、一気にファンになった。
物語の時間軸は、ミュアー(レッドフォード)がCIAを定年退職する日の早朝から翌朝までの出来事である。
これに、かつて諜報活動の基礎から教え、ともに行動していたビショップ(ブラピ)とのエピソードが加わる。
CIA香港支局の友人から電話で起こされ、ビショップが中国に逮捕されたことを知らされる。
ミュアーの冷徹非情な仕事のやり方について行けず、ビショップが訣別を告げて数年経っている。
CIAは米中関係の親密化を優先し、ビショップを見殺しにしようとする。
上の拝借したシーンは、ミュアーの誕生日にビショップが携帯用ウイスキーボトルをプレゼントするところ。
「嬉しいね。こんなのベイルートにあったのか?」
「ロンドンから取り寄せたんだ。ディナー作戦っていう裏ルートで」
他にも伏線となるセリフがいくつもある。
「老後の為に貯金しておくこと。その金には絶対手をつけるな」
「お前が勝手に動いて捕まっても、私は助けに行かない」
「ルールに従わなければ、お前を見捨てる」
それらがラストで一気に回収される。
アメリカのCIA本部にいるミュアー。中国の蘇州刑務所に拘束されているビショップ。
果たして救えるか?

4本を見た後に消去したかというと、やっぱり惜しくなった。
それぞれの録画をCMカットで編集し、トータル2時間ほど容量を戻したに過ぎない。
完全版ではないので、DVDにダビングするほどでもない。
それにしても、と思う。
映画の公開年を記しながら、どれも数十年前、最も古いのは50年前だった。
隔世の感あり。
フライフィッシングの美しさが印象に残っている。
当時はロバート・レッドフォードの方が有名で、「彼が監督をし、ハリウッド二枚目俳優の後継者としてブラッド・ピットを起用した」という映画の宣伝文句があったと記憶している。
正直レッドフォードのような甘いマスクは苦手で、『明日に向かって撃て(1969)』も『スティング(1973)』もポール・ニューマンの方が好きだった。
ただ『追憶(1973)』『華麗なるギャツビー(1974)』の彼はハマり役だと思う。
ブラッド・ピットが日本で「ブラピ〜」と呼ばれるようになったのはいつ頃、どの映画からだっただろう?
ことさらファンということはなく、それでも映画館こそ行かないがDVD化されれば結構見ていると思う。
そう言えば『オーシャンズ11(2001)』では、前述のマット・デイモン、アンディ・ガルシアらと共演している。

主演はレッドフォードで、ファンも代表作として挙げないかもしれないが、私はブラピの映画ではこれが一番好きだ。
お互い身分を隠していた恋人と言い争うシーンで、一気にファンになった。
物語の時間軸は、ミュアー(レッドフォード)がCIAを定年退職する日の早朝から翌朝までの出来事である。
これに、かつて諜報活動の基礎から教え、ともに行動していたビショップ(ブラピ)とのエピソードが加わる。
CIA香港支局の友人から電話で起こされ、ビショップが中国に逮捕されたことを知らされる。
ミュアーの冷徹非情な仕事のやり方について行けず、ビショップが訣別を告げて数年経っている。
CIAは米中関係の親密化を優先し、ビショップを見殺しにしようとする。
上の拝借したシーンは、ミュアーの誕生日にビショップが携帯用ウイスキーボトルをプレゼントするところ。
「嬉しいね。こんなのベイルートにあったのか?」
「ロンドンから取り寄せたんだ。ディナー作戦っていう裏ルートで」
他にも伏線となるセリフがいくつもある。
「老後の為に貯金しておくこと。その金には絶対手をつけるな」
「お前が勝手に動いて捕まっても、私は助けに行かない」
「ルールに従わなければ、お前を見捨てる」
それらがラストで一気に回収される。
アメリカのCIA本部にいるミュアー。中国の蘇州刑務所に拘束されているビショップ。
果たして救えるか?

4本を見た後に消去したかというと、やっぱり惜しくなった。
それぞれの録画をCMカットで編集し、トータル2時間ほど容量を戻したに過ぎない。
完全版ではないので、DVDにダビングするほどでもない。
それにしても、と思う。
映画の公開年を記しながら、どれも数十年前、最も古いのは50年前だった。
隔世の感あり。