goo blog サービス終了のお知らせ 

言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

手作りマスク

2020年04月22日 | ハンドメイド
コロナ禍で未曾有の事態が続いている。
一日も早く収束、終息して欲しいと願うも、日々のニュースは深刻なことばかりで暗澹たる思いである。

調子の悪かったミシンがようやく使えるようになってマスクを作っている。
しかしながら材料のガーゼ、ゴム紐がどこにも売っていない。
市販マスクが入手困難で、みんな手作りしているのだ。
いいことではあるが、さて困った。
辛うじて平ゴムをひとつ買えたが、マスク何個分の長さがあるか?
ガーゼか晒し木綿があれば…。
ふと思い出したのが着物の着付けに使う帯枕である。帯揚げを付ける前にガーゼでくるんで紐状にしている。
久しぶりに和ダンスの引出しを開けてみた。
帯枕のガーゼはヨレヨレで使い物にならなかったが、代わりに未使用の裾よけを見つけた。
ガーゼ3枚重ねである。水を通して使おう!

You Tubeの動画は「マスクの作り方」が急増している。どれも再生回数が多い。
夫と息子のマスクは、表側に息子が着なくなったワイシャツの生地を利用。ひとつはポロの刺繍を活かしてラルフローレン製マスク!?(笑)
女性用

余分に作って近所の友達にあげようかと思いながら、哀しいかな、それも迷惑かとためらってしまうような状況だが、知人から「そんなことないよ。私にも作って欲しい」と言われ、気が楽になった。
知人は白2枚希望。郵送した。
近所の友達はご主人と息子さん。高齢のお母様もいる。
もう一人の友達はご夫婦二人暮らし。


ゴム紐を使いきってしまった。しかも平ゴムなのでつけ心地がイマイチである。
そこに「ストッキングがゴムがわりになる」という有力な情報を得て試してみた(画像の紺色・茶色)。
・厚手のストッキングを1.5~2cm幅にテープ状にカット
・裁断部分はほつれずにくるりと丸まり好都合
・何より肌触りがソフトで快適

窮すれば通ず! 必要は発見(明)の母! である。

期待しないで念のために「マスク用ゴム」を通販サイトで見てみるとあるではないか。
遅まきながら注文した。しかし配送は5月中旬以降になるらしい。
「間に合わないじゃない」と夫に言われたが構わない。
むしろそれを願う。
「コロナウイルスが収束して、マスク不要になって、ゴム紐が無駄になった!」
と叫びたい。

ふるさとの春

2020年04月12日 | ノンジャンル
  
   
3月末に、郷里の友人(ブログあり)が実家のすぐそばにある「宮水神社」の桜の画像を送ってくれた。

その数日後、実家の母から宅配便が届き、お餅がたくさん入っていた。
4月3日が神社の春祭りで、90歳を過ぎた今も春・秋のお祭りと暮れにはお餅を作って送ってくれる。
今年は草(よもぎ)餅がなかったが、餡餅が入っていた。(画像の右3個。ほんのり小豆餡の黒みを帯びた丸餅)
このところ、お昼はもっぱら磯部焼きである。
祭りは、コロナウイルスの影響で人の集まる奉納神楽が中止になったらしい。

先日は天神山のツツジの画像を送ってくれた。
遠くに丹助岳を望む懐かしい風景である。
ふるさとは春爛漫。
コロナ禍がありませんように!

 


散歩点描 2 桜散らし

2020年04月02日 | さんぽ
雪の日に行った公園に今日も行ってみた。
晴天だったが風が強く、まさに「桜散らし」「飛花落花」状態だった。
子どもたちが野球をしていて、溌剌とした声が響いていた。

公園の帰り道に児童館があり、そこからも元気な子どもたちの声が聞こえる。
窓辺に低学年の少女がいて、あちらから人懐こく手を振ってきた。
「知らない人に声をかけられたら注意して」と言われ、こちらも登下校の子どもたちに挨拶するのも躊躇するようなご時世に意外で、胸がキュンとした。
お互いマスクをしている同士で手を振りあった。

志村けんさんが亡くなった。
闘病中に面会もできず、亡骸となっても感染を怖れて会うことができず、そのまま荼毘に付されたという。
お身内の悲しみ辛さはいかばかりだろう。

氏のことでは数々の面白いコントと併せて思い出す唄がある。
ずいぶん以前の番組だったが、好きな唄を歌うという企画で、志村さんは故河島英五の「時代遅れ」を歌った。
伏し目がちに訥々と恥ずかしそうに歌っていた。
氏の本質は故阿久悠作詞の人物像そのものに違いないと、その時腑に落ちるように確信したことを記憶している。合掌
 
先日雪が積もっていた花たち。