スーパーラウンドに進出したのは、グループAからは4勝1敗のベネズエラと3勝2敗のアメリカだった。
3位のパナマも3勝2敗だったが、勝敗で並んだ場合は直接対決の結果で決めるという順位決定方式があるそうで、アメリカがパナマに勝っていた。
グループBからは5勝0敗の日本と、4勝1敗の台湾である。
日本はスーパーラウンドもすべて勝ち、8戦全勝で決勝に臨んだ。
2位は台湾。日本以外の国はいずれも1勝2敗だったが、総得点の順か?
順位決定方式によると、厳密には「チームの成績指標が高い順」。
得点を攻撃イニングで割った値から、失点を守備イニングで割った値を減算して計算するとある。
確かにこれまでの台湾の活躍は素晴らしかった。
日本が初戦のオーストラリア戦をバンテリンドームで戦っていた同時間帯、台北ドームで韓国を6−3で破ったという情報があり「お〜」と思った。
その時は、これで韓国が日本戦で躍起になってくるという思いの方が強かったが。
ドミニカ戦を2−1で、キューバ戦を2−0で、オーストラリア戦に至っては11−3で勝っている。
対日本1ー3 も拮抗した試合内容で「侮れない」と思った。
スーパーラウンドではアメリカを8−2で破った。
日本は9−6で台湾に勝ったが、翌日連戦で台湾が相手となり、チラと不安がよぎった。
ちなみに3位決定戦はベネズエラVs.アメリカで、アメリカが6ー1で勝っている。
11月24日、決勝は今大会3回目となる台湾とのカード。
日本の先発は戸郷。4回まで5つの三振を奪い、無失点の好投だった。
日本の先発は戸郷。4回まで5つの三振を奪い、無失点の好投だった。
台湾は、前日予告先発変更で罰金3,000ドルを払って温存したリン・イクビン投手。
こちらも4回まで内野安打1本に押さえ込み、中盤まで投手戦。
5回表、戸郷が先頭バッターにホームランを打たれ1点を先制される。
さらに、1アウト1・2塁でスリーランホームランを打たれ、0−4になる。
追う展開となった日本は、そのウラの攻撃で台湾の2人目ピッチャーから2アウト1・2塁のチャンスになったが、2番の小園選手がファーストゴロに倒れ、無得点。
6回からピッチャーは2番手の隅田に替わり3者凡退に。
7回表、二者連続ヒットを許しノーアウト1・2塁となるが、5回でホームランを打ったチン・ケツケンを三振に。
1アウトになったがダブルスチールされ2・3塁。
次のバッターがライトポールの上に長打。ファールと判定されリプレー検証でもファール。三振にして2アウト2・3塁。
3塁ランナーがホームスチールを狙うシーンもありヒヤヒヤ

次のバッターがショートゴロを打ち、源田が捌いてファースト牧に送球。
バッターがスライディングしてセーフと判定される。
今度は日本がチャレンジ。リプレー検証の結果はアウト!
追加点を免れた。
しかし6・7・8回、日本はランナーを出すことができなかった。
9回ウラ。先頭打者辰巳がライト前ヒットで出塁。
次の4番森下は二遊間の当たりで、2塁はアウト。
1アウト1塁で栗原がファーストライナー。
リードしていた森下戻るも間に合わず、ダブルプレーで試合終了。
日本は0対4で完封負けを喫し、2大会連続の優勝は叶わず。