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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

今日はどっちだ

2023年12月26日 | スポーツ観戦
今日12月26日、スーパーバンタム級の井上尚弥vs.タパレス戦がある。
井上選手は、昨年12月13日にバンタム級で4団体統一王者を果たし、それらを返上してスーパーバンタム級に階級を上げた。
そして今年7月25日、フルトン戦で勝利し、WBC、WBOのベルトを得ている。
ともに2つのチャンピオンベルトを保持した者同士、勝者が4団体統一王者になる。
井上が勝てば2階級完全制覇である。
昨夜のスポーツニュースで計量の様子を見た。
「コンデションはばっちり」と自信に満ちたコメントだった。
今回もまたLeminoでの独占配信である(泣)。
 
タイトルの「今日はどっちだ」について。
実は昨日アップするつもりで、「あしたのジョー」のTVアニメの歌詞を借りて「明日はどっちだ」にしていたが、投稿が間に合わず下書きにしていた。
「今日はどっちだ」はいただけないが仕方ない。
今さらながら作詞者寺山修司の「明日はどっちだ」のフレーズは秀逸である。
そしてもちろん、井上尚弥選手の勝利に決まっている!!
 
   **************************************
 
12月27日 追記
 
昨夜7時半頃、YouTubeの動画で有明アリーナの動画を見つけた。
実況が英語なので海外のサイトと思われた。
ちょうど第6試合が終わったところで、このまま第7試合の井上戦が見られるか!?
ラッキー! と思ってTV画面で再生した。
ところが見事に1ラウンドのゴングと同時に、画面中央が見られなくなってしまった(左写真)。
それでも理解できない英語の実況を聞きながらライブ感を味わっていた。
途中から右写真のサイトを見つけて移動した。
こちらも同じく英語だが、カバーがわずかながら小さく、薄くて両選手のシルエットが透けて見えた。
4ラウンドで一度ダウンを奪い、そろそろ決めるかと思ったが意外に長引き、10ラウンドでKO勝利!
2階級で4団体統一王者となった。
井上選手、やっぱり凄い!

わだばゴッホになる 棟方志功展

2023年12月16日 | ノンジャンル
 
12月1日、北の丸公園の東京国立近代美術館で開催されていた「棟方志功展」に行った。
6月末に行ったマティス展で告知のチラシを見つけ、これは絶対行かねば!と8月にネットでチケットを購入する。
これまで何点かは観ていたが、生誕120年を記念して各美術館所蔵や個人蔵の作品が一堂に集結。滅多にないチャンスで、10月6日からの開催に心躍らせていた。
しかし、体調不良やら雑用やら帰省などでなかなか行けず、最終日の12月3日が迫り、平日としては最後の1日(金)にようやく行けた。
 
大小の板画(棟方は画ではなく画と称している)はもちろん、最初に目指していた油絵、自ら命名した倭画(やまとが)、装丁本など有に100点を超える作品が並び圧巻!
圧倒され、興奮しっぱなしで眩暈を起こしそうになった。
 
マティス展もそうだったが、「撮影禁止」の貼り紙があるものを除いて撮影することができた。嬉しい限りである。
私はできるだけ正面から作品を撮ることしか念頭になかったが、後で夫が「これ、どう?」と上の写真を見せてくれた。
「キリスト十二使徒」の前で撮影している人たちを入れ込んでいる。
なるほど、その手もあったか! 会場内の静かなる興奮の様子。
偶然か、それとも狙ったのか(失礼!)、モノクロ写真のようでスマホの画面だけが青く光って効果的。
ということで、夫の画像を一枚使わせてもらう。
私は「釈迦十大弟子」を2点ずつ撮った(二菩薩を割愛して切り貼り加工)
 
 
 
 
板木いっぱいに掘られた人物のポーズがどれも絶妙である。
 
 
川上澄生の「初夏(はつなつ)の風」を見て版画に目覚めたという棟方。
川上の作風に似た初期の作品も数点あった。
私も棟方と同じくらい川上澄生の版画が好きで、とりわけ「初夏の風」は大好きで、以前ブログにも書いている(2012.6.7「はつなつの風」)。
 
「わだばゴッホになる」とは、青森弁で「私はゴッホになる」という意味である。
その思いで勇躍上京。帝展入選を目指すが落選が続く。
数年後油絵で初入選するも、版画の道に定める。
「大印度の向日葵」は、まさにゴッホの「ひまわり」のオマージュ。
 
 
 
棟方志功は極度の近眼で、板木ぎりぎりに顔を寄せて一心不乱に彫る様が有名。
愛用の眼鏡や彫刻刀、板木なども展示されていた。
装丁を手がけた書籍も多数あり、そのデザインや色使いはどれもが素晴らしく、板画家というだけでなくグラフィックデザイナーでもある。
11月に帰省した時、夫の実家の本棚で「板極道」を見つけた。
昔、夫が大量の書籍の置き場に困って実家に送ったものの一冊である。
若い時読んだと思うが完全に忘れている。
展覧会に行く前に読み返そうと思い、持ち帰った。
だが読みさしで志功展に行った。続きを読まなければ。
 
入場する時もらった展示リストには「 会期中一部展示替えがあります。」とあった。
私が撮影した画像も相当数ある。
このブログ上でも時々画像を替えてみようか・・・

消えゆく三鷹跨線橋

2023年12月12日 | ノンジャンル
昨夜のニュースで、三鷹跨線橋が歩いて渡れる最終日だと伝えていた。
1929年に建設されて94年、老朽化で撤去されることになったのだそうだ。
ここに行ったのはいつだっただろうと調べてみたら、2009年だった。
(2009年6月19日「桜桃忌」で投稿)
写真もあるはずだと探してみたら、ポータブルHDに残っていた。
14年前に上がってみた時でも、石段も手すりもずいぶん古い印象があった。
 
晩年、三鷹市に住んでいた太宰治が好んで散歩していたそうで、太宰の写っている写真には手すりだけで金網はない。
八王子側に車両センターがある。
自分は鉄オタではないが、幾本ものレールの美しさに見とれ、金網の菱形の隙間から何枚も写真を撮った。
 
ジブリ美術館と山本有三記念館を見た後で時間もなく、改めて来ようと思い、早々に帰ったと記憶している。
15日から3日間、渡り納めのイベントがあるらしいが、それも予約制で申し込み受付終了しているとのこと。行けずじまいになってしまった…。
あの頃は中央線の三鷹界隈まで自転車で易々と出かけていた。
今はとてもできそうにない。
それに、去年から都内バス(都営地下鉄も)のフリーパスを年間1,000円で発行してもらっていることだし…。

散歩点描69 名残の紅葉

2023年12月09日 | さんぽ
しばらくカテゴリー「さんぽ」を投稿していなかった。
7月31日以来なので、4ヶ月ぶりになる。
先日、スマホのGoogleフォトが過去の同日の思い出でメタセコイアの写真をアップしてくれたので、昨日久しぶりに植物園に行ってみた。
 
メタセコイアは園内一の高木である。
大半落葉していたが、なんとか間に合った。
 
正門近くの池の向こうに雪吊りがあった。
北陸金沢ほど大雪は降りそうになく、丈の低い若い松で枝は折れそうに思えない。冬景色の演出だろう。
バラ園は冬バラが結構咲いていた。
バラの名前を教えてくれるアプリがあり、QRコードでダウンロードした。
さっそく近くに咲いていた真紅のバラを撮ってみたが、立て札の名前と違っている。
隣にあるバラがその名前だった。
酷似しているし、確率100%ではなく91%だったので仕方ないか・・・
 
紅葉はまだ十分あった。
近くで見ると葉っぱはさすがに冬紅葉だが、遠目には色鮮やかである。
 
平日の午後だと、来園者は自分と同じような世代の方が多い。
テレピン油のいい香りを漂わせ、油絵を描いている人も同世代だった。

障子を張る 貼る

2023年12月06日 | ノンジャンル
夫の実家で障子張りをした。
サッシ窓の内側にあるのだが、経年劣化で紙も弱くなるのだろう。
ましてや前回も素人の私が張ったものである。
張り加減が悪いのか、桟のヘリ辺りが集中して破損している。
傷んでいる段だけを張り替えようかとも思ったが、あちこちに分散している。
いっそ丸ごとやった方が早いかもしれない…。
どちらにしても面倒だなぁ…。
迷いを吹っ切るため、無傷の部分数カ所にパンチを入れて豪快に破いた。
 
障子の張り替えは、張る作業よりこれまでの古い紙を剥がすことの方が大変である。
熱いお湯に布巾を浸し、ゆるく絞って桟の糊を丁寧に拭き取っていく。
今は一面を一気に張れる大判の障子紙があるが、実家に在庫であったのは昔ながらの二段分の巻紙タイプである。これを使い切らなければ!
幼い頃、年の瀬に祖母を手伝ったことを思い出す。
祖母は、冷やご飯をお粥状に煮溶かして糊を作っていた。
障子紙は下の段から張らないといけない。なぜか?と聞かれたことを憶えている。
上からやっていくと、紙を重ねた部分が上を向く。万一めくれた時にそこに埃がたまる。だから重なりが下向きになるよう、下の段から張っていくのだそうだ。
 
多少たるみのある仕上がりになったが、目をつむろう。
敷居に戻すと隣の障子の黄ばみが気になったが、目をつむろう。
 
布巾で湿った障子の桟が乾くまで、別の障子の補修をした。
こちらは小さな破れなので、部分的に貼ればいい。
桜の花と雲は数年前に帰省した時に貼ったもので、今回は斜めに破れている部分に翼を広げた鳥を切り絵にして貼った。
その下の小さな破れは遠景の山のつもりで貼った。
ところがその後、下の段の桟のヘリに亀裂を見つけた。
桜の花が舞っているなら桜並木だということで、カッターで切り絵を作り貼り付けた。
遠景の山の存在がおかしくなるが、目をつむろう。
離れた所にも小さな亀裂があり、そこはバンクシーを模して風船にした。
 
無駄に凝ってしまい、夕方ようやく終了した。
折しも陽が傾き、障子窓の向こう側に来た。
夕日に雲がかかるアングルで再撮影してみた。