
清少納言は「枕草子」で『春はあけぼの』と言っているが、宵っ張りの私は恥ずかしながら『春眠暁を覚えず』派。
朝日はご近所の屋根越しに昇り、『やうやう白くなりゆく山際』など望むべくもない環境でもあるし…。
それに、清少納言が秋に推奨する夕暮れ、私は春もやはり夕暮れが『いとあはれなり』と思う。
恋人たちにとっては、黄昏時はまさに『春宵一刻直千金』なのだろう。
背後でウロウロしている自分の何と野暮なこと!
でも私だけでなく、犬を散歩させている人たちもいたのですよ。念のため。
新学期の女子高は、イケメン新任教師の話題でもちきり。
寄せ植えの定番。
色違いでひしめいているのを見ると、制服の女学生が工夫して個性を主張している様子とダブる。
近所のクリーニング屋さん。入口のドアをもふさがんばかりに花と緑で埋め尽くしている。