手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

"ALWAYS 3丁目の夕日"の続編の時代設定は昭和34年だそうだ

2007-07-05 15:09:22 | Weblog
今朝、起き掛けにテレビを見ていたら、あの"ALWAYS 3丁目の夕日"という映画の続編が11月3日に公開されることを報道していた。2005年に公開されたこの映画では、昭和33年を時代設定にしていたが、今度の続編では、昭和34年を時代設定している、という。昭和34年(1959年)には当時は皇太子殿下だった、現在の天皇陛下の結婚式が行われた年だそうだ。
皇太子殿下の結婚式といえば、あの当時、民間出身の美智子さまとの結婚ということで世間を驚かせたものだった。たしかその年(1959年)の4月10日に結婚式が行われ、テレビで実況中継されていたのを鮮明に覚えている。当時、私は大学生で、今のJR神田駅付近にあった丸石自転車の本社に通って、アルバイトをしていたことがあって懐かしい。アルバイトではそこの社員とともに、こじんまりした部屋の中で、手紙の宛名書きをやっていた。パソコンが発達した今では考えられないことだが、全国のお客様に出す手紙の宛名を手書きで書く作業だ。その部屋では2,3人づつの男女社員がいて、いろんな世間話に花咲かせながら仕事をしていた。もちろん、4月10日には皇太子殿下・美智子妃の結婚式の話題でもちきりだった。
ある日、私たちの部屋に、社長が仕事の激励に顔を見せて、社員と気軽に話をされていたことも覚えている。当時の社長さんは、たしか苗字の中に「花」っていう文字があった方だと思う。
その丸石自転車では、そこで見かけた新人女性に一目惚れしたことが今でも印象強く脳裏に残っている。その女性は、新入社員だか、あるいはアルバイトさんなのか分からなかったが、とにかく、ある日、その新人さんの女性が近くの部署で働くようになったのだ。私は、見るからに純情そうな彼女を見て、その物腰というか、雰囲気にも惹かれて、それだけで恋心が芽生えてしまったのだ。残念なことに彼女とは一言も言葉を交わしたこともないけれど、今でも、たしか"コンノ"さんという名前のその女性のことを思い出すと、胸の血潮が熱くなるのを感じる。ときどき、街で、丸石自転車のロゴマークであるカンガルーの絵を見ると、自然と彼女のことが思い浮かぶ。
そう、彼女こそ、ロマンチストの私にとっての初恋の人だった。今でも微かながら面影が思い浮かぶが、決して美人ではなく、田舎くさい感じのおとなしそうな女性だった。その頃だったと思うが、当時ヒットしていた、三橋美智也の「たった一人の人だった」という歌や島倉千代子の「あの人は今日帰る」という歌が無性に好きになり、その歌詞でイメージされる女性像を彼女とダブらせていたものだった。