min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

ダイアナ・ガバルドン著『時の彼方の再会Ⅰ』

2012-10-23 15:55:29 | 「カ行」の作家
ダイアナ・ガバルドン著『時の彼方の再会Ⅰ』ヴィレッジブックス 2005.1.20 第1刷 
780円+tax

おススメ度:★★★☆☆


アウトランダー・シリーズ7作目の作品。なんか前作『ジェイミーの墓標』のⅠを読み、その後のⅡとⅢを飛ばしてしまった。なんのことはない中古本で探せなかったせいだ。でもね、ほとんど物語の流れはつかめている。
クレアが妊娠したことを知ったジェイミーは再び彼女を20世紀の世界へ戻し、自身はやはりイングランド軍との壮絶な戦いとなった「カローデンの戦い」に参戦したのであった。この「カローデンの戦い」の歴史そのものを阻止すべく戦ったクレアとジェイミーであったが。やはり歴史を変えることは出来なかったようだ。
20世紀に戻ったクレアはフランクの庇護下、ジェイミーとの子を出産する。その後なんと医師の道を歩むのであった。
そのフランクも死去したことから、クレアは20才となった娘ブリアナを連れ、あのインヴァネスの地を訪れた。そして歴史学者であり牧師であるロジャーの助けで「カローデンの戦い」の後のジェイミーの消息を懸命に探った。
一方ジェイミーは戦いで死ぬことなくイングランド軍の捕虜となって生き延びた。だがその後のジェイミーに降りかかった運命はあまりにも過酷であった。
読者は今一度ジェイミーという男の生き様に感銘するとともに、ますます彼のキャラクターの魅力にハマってします。
そしてある日、クレアはとうとうジェイミーの存在を突き止めある重大な決心をするのだった。
もしも時の経過が20世紀と18世紀との間でパラレルに進行していると仮定するならば、20年経った今タイムトンネルの向こうで会えるのではないか!?
もしそうならば、娘を残してでもジェイミーに会いに行こう!という決断であった。
さて、二人は果たして再び邂逅出来るのか???




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