min-minの読書メモ

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邦画『起終点駅 ターミナル』

2015-11-10 20:39:25 | 映画・DVD
邦画『起終点駅 ターミナル』2015.11.7封切

おススメ度:★★★★☆

監督:篠原哲雄
原作:桜木紫乃
脚本:長谷川康夫
配役:
鷲田完治 (佐藤浩市)
椎名敦子 (本田 翼)
大下一龍 (中村獅童)
南 達三 (泉谷しげる)
結城冴子 (尾野真千子)ほか


しばらく前に読んだ桜木紫乃原作の同名小説から表題作であった「起終点駅」の映画化である。
ストーリーについては割愛させていただくが、桜木氏の原作中の短編の中ではあまり感動出来なかった作品であった。だが、映画化されたら是非観たいと強く思った作品である。それは舞台となった釧路を映像として見たかったことと、何よりキャストの顔ぶれに強く惹かれたからであった。
先ず主人公の鷲田完治役である佐藤浩市。若い頃から好きな男優であったが最近初老を迎える年齢になって亡き父上にも負けない演技の味が出て来たと思う。それと女優陣のひとり結城冴子役の尾野真千子。この女優さんも以前から大好きであった。しかし、今回最も注目し、その演技力がとても心配であった椎名敦子役の本田 翼ちゃん。彼女の映画作品は一本も観たことがなく、TBSTVドラマ「安堂ロイド」でのナウス役だけ知っていた。あの役はただただキュートであればよかっただけの役であったが今回は全く違う。
一体どうやって深い闇を背負った女性役をやるのか心配ではあったが楽しみでもあった。佐藤と本田の二人のインタビュー記事を読むと、監督の指導は当然あったろうが、多くが佐藤の協力があったようだ。佐藤は優れたリベロ役となり、本田の繰り出す演技というスパイク球を全て受け止めてやったようだ。
その成果は素晴らしいものとなり見事に映画にて結実したと思う。で本当に可愛らしい女優さんである。最近観た映画で原作より良かったと思う稀有な存在の映画となった。

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