min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

韓国映画『アジョシ』

2011-09-29 21:19:32 | ノンジャンル
おススメ度:★★★★★

正直なところ韓国映画ってめったに見ない。
記憶している作品と言えば随分前になるが「八月のクリスマス」や「猟奇的な彼女」、「僕の彼女を紹介します」(実はチョン・ジヒョンのファンなのだ)とかで、アクションものでは「シュリ」くらいなもんだろう。
なにげに本作評判がいいようなのであまり期待しないまま「久しぶりに韓国映画を観てみるか」と軽い気持ちで出かけた。

いやぁ、ぶったまげた!韓国映画、なかなかやるじゃん!!!
この映画は正にハード・ボイルドである。人間の皮を被ったクズどもを容赦なく抹殺する様は小気味よい。
余計な?ヒューマニズムなんぞ交えず徹底的に殺戮するところが良い。
だが、ただ単に人間を抹殺する殺人狂ではなく、心に致命的な傷を負った主人公が、自分の全てを投げ出して“少女”を救出しようと立ち上がる。
まるで自らの妻子を守ってあげることが出来なかった贖罪をはらすかのごとく敵に立ち向かう。自分は少女にとって隣のアジョシ(おじさん)に過ぎないのだが。

この辺りの主人公の心象風景はかの「レオン」における暗殺者に重なるものがある。そうだ、まさに韓国版「レオン」と言えまいか!
主演のウォンビンの陰のある演技とその対照的なありし日の笑顔の落差が素晴らしい。
日本のオバサン達がキャーキャー騒ぐのも分かる気がするが、本作を見たらグロさに卒倒しかねないだろう(苦笑)
そんな日本の韓流オバサンたちの思惑を越えて本作は徹底的に“ハードボイルド”ムービーなのだ。

ストーリーは映画の公式サイトでみてみて。

http://ajussi2011.jp/pc/

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