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矢月秀作著『狂犬』双葉文庫 2016.10.16 第1刷 648円+tax
おススメ度 : ★★★☆☆
ヴァイオレンス小説?「 もぐら 」で知られる矢月秀作の作品。妻子を三人組銀行襲撃犯に殺された神条刑事はその一味の頭目永倉を執拗に追いかける。私的復讐心とも思われるその捜査方法は時に常道を外れ黒社会から「狂犬」と呼ばれるようになった。
一方その狂犬から追われる永倉一味であるがこれまた野獣並みの凶暴性を持つ連中である。中でも永倉の凶暴さは図抜けて激しいものがある。銀行襲撃にしても拳銃だけではなくサブマシンガン、手榴弾あげくはバズーカ、グリネードランチャーまで用意し、警察ばかりではなく一般市民にまで発砲する無茶振りだ。このあたりが現代の日本犯罪事情からあまりにも遊離し、読者には現実感を与えない。
映画「lキルビル」の亜流版をみているようで時に鼻じらむほどだ。ま、フラストレーション解消を望む読者には良いかも知れない。
おススメ度 : ★★★☆☆
ヴァイオレンス小説?「 もぐら 」で知られる矢月秀作の作品。妻子を三人組銀行襲撃犯に殺された神条刑事はその一味の頭目永倉を執拗に追いかける。私的復讐心とも思われるその捜査方法は時に常道を外れ黒社会から「狂犬」と呼ばれるようになった。
一方その狂犬から追われる永倉一味であるがこれまた野獣並みの凶暴性を持つ連中である。中でも永倉の凶暴さは図抜けて激しいものがある。銀行襲撃にしても拳銃だけではなくサブマシンガン、手榴弾あげくはバズーカ、グリネードランチャーまで用意し、警察ばかりではなく一般市民にまで発砲する無茶振りだ。このあたりが現代の日本犯罪事情からあまりにも遊離し、読者には現実感を与えない。
映画「lキルビル」の亜流版をみているようで時に鼻じらむほどだ。ま、フラストレーション解消を望む読者には良いかも知れない。
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