goo blog サービス終了のお知らせ 

sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

「パラサイト」4冠雑感

2020-02-10 | 映画

第92回アカデミー賞受賞式 作品賞パラサイト半地下の家族Parasite

「パラサイト」は去年の暮れに先行上映で見て、まだ感想書いてないのですが、
アカデミー賞4冠の快挙には興奮しました。
作品賞、国際長編映画賞と脚本賞、監督賞、ですね。
いや、わたしSNSなどで「パラサイト」あんまり褒めなかったけどさ、
このアカデミー4冠に納得して興奮する程度には良かったと思ってるのよ。
もう、ポン・ジュノへの期待が大きくなりすぎてて褒められなかっただけで。笑
確かに韓国映画の水準は高いと思うし、そこから「パラサイト」ができたんだけど、
まあそれはそれ。
つい先日、現代美術の塩田千春さんの展示とトークを聞いた時に
日本人として作品を作ってるかと聞かれて(必ずそういうこと聞くよね)、
「うーん、あんまりー・・・塩田千春として作ってます…」とふんわり言ってたのが好きで
ポンジュノは韓国人としてでなく、ポンジュノとしていい映画をどんどん作ればいい。
作品のテーマに韓国人というものがあるのはいいんだけど、
映画監督、映画人としては「韓国人」として作らなくてもいいよ。
韓国人の誇りやらなんやらを彼に背負わせて喜んで期待するのも嫌だ。

とはいえ、本当に良い監督だし、良い映画なので、受賞は大変嬉しいです。
いやすごく嬉しいんだよ。ねえ。
でもその嬉しさの中に「我らの」という感情はわたしにはないですね。
わたしがアメリカ人でも日本人でもポルトガル人でもロシア人でも、同じように嬉しい。
「我らの」「我が国の」みたいな喜び方をされてる方も多いし、
今の嫌韓日本の状況の中で在日や韓国の人が誇らしい気持ちになって喜ぶことを
批判はしないつもりですが
我が国の誇りみたいなやつ、個人的にほんとアレルギー的に嫌なのよ。
オリンピック好きじゃないのと同じですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。