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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

「わたしを空腹にしないほうがいい」

2019-11-20 | 本とか
あなたが書いたみたいな本と言われた本を、なんとたまたま偶然
その日にわたしも別の場所で買ってたので、
それを読むとほんとにその通りなので、なんかムカつく。
文体はぜんぜん違うし書いてる人は息子くらいの年なんですけど、中身が、
いちいちわたしが書いたのか!と思うような相似具合で、もう
2ページに一回くらい、わたしか!と思ってムカつく。笑

たとえばこれ。ビアガーデンの話。

文体を変えれば、まるっきりわたしの普段のブログである。
外で飲むお酒の至福、小さなベランダで無理やり立ち飲む満足、
乾杯と言いながらその言葉のPの音について考える。まるで自分だ。

そしてこれ。

美味しいものを作って食べながら、すっかり王になった気分だと、ここで
少し大げさな王と言う言葉が出てくるところ、やっぱりわたしだ。

「自分がどれだけ書くことと料理をすることに救われているのかわかっておどろく」
というこの人の文章が、自分と似るのは仕方ないことなのかもしれない。

ただこの人はまだとても若く、わたしが半世紀以上かかってやっと手に入れたものを
当たり前のように手にして生きていて、それにわたしは嫉妬するのだろう。
暖かな家族、友達、恋愛、希望や未来、失敗や挫折も含めて、自分の生活を、自分の人生を、
自分で進めることのできる自由。
自分の人生が大体自分のものになったとき、わたしはもう50歳だった。
親に軟禁されたり就職させてもらえなかったり結婚させられたりしなかった場合の、
のびのび育った異次元の自分か、これ、と思って、嫉妬するんだろうなぁ。


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