sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

ただの人。

2018-06-28 | Weblog
事務の仕事を始めてちょうど一年。
カフェと教室をたたんでから、ちょうど3年になります。
カフェをたたんだあとは、とても疲れていました。
ひとりでお店をやるのって、体力だけでなく、
なんでも自分ひとりで考えて決めてやるしかなくて、
そういう心細さや孤独が身にしみる5年だったので、2年くらいはぼーっとしてた。
困ったことやつらいことがあっても、人に相談できない自分の性格も
よくなかったですねぇ。しかもどう考えても相手が悪いときでさえ
わたしはすぐに自分が悪かったのかもと思ってしまうし・・・。

お店を閉めたときに、こんなことを書いていました。
まだ片付けや引越しや解体やいろいろあるけど、
ああ、仕事終わったんやなぁと、今頃しみじみ。
子どもたちが、クラスなくなるのやだやだ言ってくれて、
申し訳なかったけどうれしかった。
子どもは苦手だし、いつもなめられてばかりだったけど、いい経験だったなぁ。
いい仕事だった。

もうわたし、絵の先生じゃないんだなぁ。
英語の先生でもないし。カフェのオーナーでもないし。
ただの人になりました。ただの酒飲みか。笑


お店を閉めてから2年ほど酔っ払ってて、
去年からは地味に昼間の仕事に落ち着いて、色々と気持ちが枯れていますが
結局今も、ただの人として、相変わらず大体機嫌よく生きています。
でも普通に働いているので、
なんでもない、何者でもない空っぽな人、という意味の「ただの人」ではなく、
ごく普通のどこにでもいる人という意味の、ただの人、かなぁ。
誰かに初めての場所で知らない人たちに紹介されるときに、以前は、
ええっと、なんかたくさん映画見たりしてる人、とかもごもご言われてたんだけど
今は普通に、会社員、と言えるので、ただの人でも、ちょっと内容が違うか。
自分の頼りなく寄る辺ない、何者でもなさは、変わらないけど。

でも、もっとうんと、なんでもない「ただの人」になって、
そこからそっと自分にとって大事な何かだけに取り掛かりたいとは思っている。
自分の人生を落ち着いて取り戻している最中なんだろうな。

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