sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

旅行の終わり支度

2006-07-28 | オーストラリア
旅行って行く前が1番楽しいです。
行ってる間は、楽しいんだろうけど
あまり実感していなくて
帰ってから、楽しかったなぁって思う。
で、こうやって何日も
こまごましたことばかり思い出して反芻するのです。
でも、やっぱり行く前が楽しいな、わたしは。

楽しいとか幸せとかって、
本当に捕まえられないものだなぁと思います。
その前や後には、確かなものであるかのように
予想したり思い出したりするのに
その最中には、どうやっても
手に取ることも見ることもできない。
現在進行形中の感情は、
そのままとどめておくことってできないんですよね。

昔読んだフランス人の幸福論にも
インド人の哲学書にも、同じことが書いてあった。
悲しいというなら、その悲しさを取り出してみなさい。
取り出せないし、見ることもできないなら
それは、ないのと同じです。
ないものとは戦えないし、そもそも
ないものに苦しめられることもないはずです。

旅行も似てるよね。
旅行は確かにあったことなんだけど
そこでの楽しさは、終わってしまえば
やっぱり不確かなものです。
その不確かさが世の中にニュアンスというものを
もたらすのでしょうが。

今回の旅行の終わり支度も、そろそろ終わります。

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