sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

クマの抱擁

2018-04-05 | お弁当や食べ物
3月の誕生日に友達が「モルトウィスキー・コンパニオン」という本をくれたんです。
モルトウィスキーのバイブルと呼ばれている有名な本らしく、見てて楽しい。
この本には、それぞれのお酒に、色、香り、ボディ、味、フィニッシュ、
点数という項があるのですが、お酒を表現する言葉って興味深いですね。

わたしは酒飲みですが、お酒に詳しくはないので、ワインや日本酒など飲むときは
その評価の方に自分の舌を合わせています。
〜の香りと書いてあれば、これが〜の香りってことかぁ、ふむふむと思い、
カシスやベリー。青リンゴなど果物が出てくるのはわかりやすいけど、
腐葉土とか鉄とか食べたことないからわかんないものでも、
まあそういうものなのかか、ふむふむ、と自分を納得させながら飲んでいました。

ところが、この本の中で、とある95点の超高評価のお酒のフィニッシュの項に、
なんと「クマの抱擁」と書かれているものがあって、ええ?クマ?の抱擁???
目が離せなくなりました。
クマの抱擁・・・

念のため他のお酒のところを見てみると「きわめて長くスモーキー」
「くるみとジンジャーをともなう」「バランスが取れている」
「胡椒。塩、砂。蒸留所の個性を失った代わりに違う次元の特性を取り入れている」
「甘いオーク」とか、わりと普通なことが書いてある。
クマ、というだけならまだわかるんですよ。大きな動物の獣っぽさかなぁとか。
でも抱擁ってどういうこと?

あまりに気になったのでググってみたら、
わたしと同様、この表現をどう捉えていいのかわからない人を何人か発見。笑

>フィニッシュの表現として「クマの抱擁」とある。おめー抱かれたのかよっ!!と夜中に本へツッコミをいれてしまった。何か大きなものに包み込まれるようだとでも言いたいんだろうか・・・悩ましい・・・

>フィニッシュは甘い香りのするピート香。口の中はドライ。マイケルいわくフィニッシュはピートの火、暖かい、熊の抱擁。熊の抱擁??熊に抱擁されたら死ぬような気もしなくはない。少なくとも、私はされたことがないのでこの喩えが妥当なのかは不明である。と思って、もう一度香りを試して見たら、フィニッシュではないが、飲み残りに近い状態で獣の香りがした。なるほど、熊ではある。初めての香りだ。しかし、表現として「抱擁」は必要なのか??とりあえず、野性的な香りと言う点を追加しておこう。

>マイケル独特の表現ですが、まあ、きっと「温かくて野性味がある」ぐらいの意味でしょう。


なるほどねぇ。
とりあえず、今度ちゃんとしたバーに行ったら飲んでみて、
クマの抱擁感を探してみます。

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