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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

メリークリスマス

2012-12-25 | Weblog
クリスマスは好きです。
日本の多くの人にとってもクリスマスは
異国の異教徒のものでしょうが、
常夏でイスラム国のマレーシアに住んでた時も、
街はクリスマスカラーになってたのを思い出します。
ムスリムたちはもちろんクリスマスはしないけど、
クリスマスカラーの街を楽しんでた人は多かったなぁ。
乗れるものには乗って楽しむのだ。

マレーシアは多民族国家だから、各宗教ごとの宗教行事は多かった。
それぞれが、それぞれの宗教行事に参加してたけど、
その雰囲気は関係ない人も楽しんでたのが、素敵なところだった。
特に日本の人は、呑気にどれも、観光気分で楽しんでた。
それ、わたしは全然悪くないと思います。
そんないい加減な!と目くじらを立てる人は
あの混沌とした国には多くないのではないかな。
その祭りの意味も知らずただ、雰囲気を楽しむ、って、悪いことかな。
そういう呑気さは、戦争をする心と対極にあるでしょう。
ストイックで正しくて、そのために排斥したり闘ったりするよりは、
いい加減で呑気で、お気楽に楽しむ気分の方が、ずっといい。

あの国の混沌が、寛容というものの一側面なら、
混沌のもたらすいろいろな不便や困難も、認めていいと思った。

多民族国家は、もちろんいいことばかりではなく、
難しいことも多くて衝突や悲しい事件も耳にしたけど
マレーシアは、その民俗や宗教の構成にしては
上手くやってる方で、
それは、そういう南国の呑気さが、すごく大きく作用してる気がする。

年を取れば取るほど、寛容というものほど大事なことがあるだろうかと思う。
愛は素晴らしいけど、憎しみや戦いをまねくこともある。
愛がなくても受容や尊敬がなくても、寛容があれば、
なんとかやってけるんじゃないのかな。と、
多くのことが、信じられないイイカゲンさで、ゆるゆる流れていく国の
暑いクリスマスを思い出しながら考えました。

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