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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

まじわらない

2015-06-03 | こども
息子は、受験に失敗し、県下最低レベルといわれる中学に行き、
その後最高レベルといわれる高校へ行ったのですが、
この低学歴の世界と高学歴の世界は、あまり流動性がないんですよね。
交わらない。
最低レベルの学校に他学区から来たのは息子1人だったし、
最低レベルの中学から上位高校や大学へ行く子もかなり少ない。
交わらないんですよ、ほとんど。
どちらの子も、大体それぞれの環境以外、あまり知らないまま大人になる。
そしてそのまま、ずーっと行くんだと思う。
中学の時点で、ある程度(にしかすぎないにしても)決まってるんだな。

息子の中学の友だちに、息子の行ってる国立大の話は、全く通じないし、
大学の子に、中卒や高校中退の経済的余裕のない家庭の話は通じない。
それぞれぼんやりとは知っているんだけど、
世界が違いすぎて、きちんと想像できないのですね。
両方しっかり見てきたみたいな人は少ないんじゃないかなぁ。

小学校は帰国子女ということで虐められ、中学は無能な教師に虐められ、
家計のために一貫して国公立校で、塾も最低限は行ったけど浪人は考えず、
家庭は親が別居のドロドロで、しかも在日、という環境だった息子ですが、
大学の友だちに、現役合格者は苦労がない、甘えてると言われたとか。
でもその子は医者の息子で、
私立の中高一貫校を出て、都会でマンションに一人暮らししながら
大手の予備校に通って2浪したという・・・。
そういう自分がどの程度恵まれてるのかは、全然わかってないのねぇ。
私立中なんて夢にも考えたことのない子どもや家庭を、
全く知らずに育ったんだろうなぁ。
そしてそのまま医者とかになって、ずっと知らないままなのかもな。

この交わらなさをどうしたらいいんだろう。
誰もが同じような苦労をしなければいけないとは思わないけど
苦労をしている人のことを考えられる想像力は
どうすればつくんだろうなぁ。
そして、中学でその後の環境が、かなり決まってしまうというのは
どうにかならないのかなぁ。

国境なき人生

2015-04-29 | こども
息子の留学先がやっと決まりそうなんだけど(第1希望はダメでした)、
友達の子どもを見ても自分の息子を見ても、
国境が県境くらいの感じで、ひょいひょいと行き来してて軽やか。
たとえばこの前香港にデモを見に行った時に、話しかけて知り合った
現地の学生たちとFacebookで繋がってて、今もずっとやりとりをしてたり、
どこに行っても誰か知ってる人が普通にいて生の情報がすいっと手に入って、
なんかそれが当たり前みたいに自然で、SNS時代の子どもたちだなぁと。
世界とも距離の感覚がもう昔とは全然違うんですよね。
国境なき学生人生。いいなぁ。

そういう青春が、わたしもほしかったけど、時代が違うしねぇ。
ネットのない時代は、こういうふうにはいかなかったよね。
手紙や電話でも世界とつながることはできただろうけど
ちょっとすれ違った程度の人と帰国後にFacebookなどでさらに親しくなって
普段連絡しなくても消息はわかってて、ゆっくり親交を深めることができる。
SNSがなければよく知り合えなかった、仲良くならなかった人って
大人のわたしでも結構います。
名刺交換しただけで、すぐ忘れてしまったかもしれない人と
ゆるく繋がってて、また会う機会もできたりする。

でもSNS使いこなしてる「深夜特急」は読みたくないわ、と友達が言ってて、
それもそうだな。笑

息子はもともと、わりと放任で育てたし、
大学生になった時も、ぽーんと手放したら、
すいすいとわたしの知らない世界まで行くようになったけど、
留学した後どこまで行くんだろうなぁ。
ずっとこのまま軽やかに世界を身近に生きてほしいです。


愚息日記:後編

2015-01-24 | こども
先日の夕方の雷雨で、息子の高校が浸水にあったと言う。
浸水で机の横に置いてた紙袋の中の教科書が(全教科書!置きっぱ!)
ズッポリ濡れてかたまり、煉瓦化して使えないと言う。
雨のせいで勉強できんわぁと言う。
え?息子の教室は3階。なんで???
・・・ベランダの水ハケが悪くて教室内に浸水、水浸しだったらしい。
雨が悪いんだよ、校舎の作りが悪いんだよ、と言うが、
母は、全教科、3年間置きっ放しのお前が一番悪いと思う。

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今日は月に一度の自治会ゴミの日。
月に二度ある普通の紙ゴミの収集場所より近いので
新聞や雑誌、段ボールは、まとめてこの日に出します。
結構な量と重さに、ゴミ出し担当の息子が
「これからはお駄賃もらうぞっ!」
母「いいよ~。そうしよう!じゃ、おかーさんもちょうだいね。
まず毎朝起こしてあげてる分、朝ご飯作る分、夕御飯の分、洗濯の分、
お風呂洗いの分、etcetc...」
息子「すみませんでした。ゴミ出してきます。お駄賃いりません」
勝った。いつも通り。

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今日お店のお客さんに「自分の知ってる美人のトップ3に入るわ~」って
言われてんと息子に言うと間髪いれず
「ああ、それ男子校のやつやろ」
・・・50代の女性でしたよっ!ぷんっ!

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毎朝、南向きリビングのカーテンをシャーっと開けて
「おはよう世界~!」と声をかけると、息子が
「おかーさんの世界は窓3枚分かよ。狭っ!」
窓3枚分でも、心の世界は無限に広いのだ、ふんっ。w

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おかーさん、円の面積ってどうやるんやっけ?と、
朝、数学勉強中の息子今年高3。キミ、志望校変えた方がいいよ(~_~;)

ちなみに、あとで、積分してみたら思い出した、とか言ってました。
積分しなくても、小学校で覚えといて下さい!(^_^;)

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息子「おかーさん、いいことおしえてあげよう。眠れないときはね、
寝たまま頭をブンブンと左右に10回くらい回して振れば、
ふわーんとして眠くなるんだよ」
・・・あの、それは目眩がしてるだけでは・・・?

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新聞のテレビ欄を見ながら、これはおかしいと、息子が抗議する。
「題名のない音楽会」という番組が「題名」と略されていて、
いくら略とはいえ、「題名」はないと言ってのに、
「題名」とするとはひどい!と言う。
ないものをあるようにするとは!と。確かに・・・

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玄関横に吊るしてあるホワイトボードに息子が何か書いてたので、
口出し(文字出し)してみたら・・・(続く)


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現代アートではありません。きれいだけど。
息子が英単語の本の、わからない単語に全部付箋をつけてるのです。
色分けとかはしてないけど、
何色かの付箋を同じ順番につけていってるらしい。
この時期にまだわからない単語の方が多い・・・。
ちょっと、付箋多すぎるよ、これー!と文句言うと、
「多い方がきれいやん」そういう問題じゃなくて・・・大丈夫か高3。


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真面目に机に向かって何か悩んでいる息子。
おかーさん、ちょっと見て、とノートを見せる。
「この水色と赤の組み合わせ、きれいでしょ。
水色じゃなく青を使ったページもあるんだけど、
やっぱ水色の方がきれいだよね?それとも青がいい?
どっちがかっこいい?」
きれいかどうかじゃなくっ・・・!

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【愚息日記】・・・ではなくダメ母日記。
忙しくて忙しくて、と息子がスケジュールを見せるので、
忙しいってのはこういうことよ、と自分のを見せたら、息子が
「でも、おかーさんのは仕事の予定も書いてあるやん?」
母「いや、仕事の予定はこの、ここだけやもんね(キリッ」
息子「え、それ、いばるとこか?」
母「せやし、あとは全部遊びやし、勝ったな。(ドヤ」
息子「だからおかーさん、それ勝って偉いのか?
  もうちょっと働いたほうがよろしいのでは・・・?」

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結局、母の日の昼前にメールが来ました。
小学生の時の、肩たたき券の応用か。笑



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愚息日記ではないけど

息子の高校の教室。
黒板に先生の注意書きが。
・・・残念なのは先生や(^_^;)


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真夜中すぎに、珍しく息子からメール。
しばく。
(ちなみにプジョーは車ではなく自転車です)


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春に、夏休みには帰るわ~と言ってた息子が今夜帰省するらしいのですが
(帰省と言っても京都からで、大阪でバイトの帰りなので、
帰省感ゼロです)、わたしが京都の息子んちに泊まろうとしたときは
こんな対応でしたので、うちに帰ってきてもこき使うのみです。


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明日香港に行ってくるという息子との会話・・・。
香港は息子が2歳くらいの時に行ったことがあります。
マレーシアに住んでた時に、日本へ帰る前に2、3泊したんだけど、
日本への再入国ビザを忘れて飛行機乗れず、体調崩してた息子と二人、
香港に足止めをくらった思い出がある。笑
再入国ビザはその日のうちにビジネス便で送ってもらって、
なんか列車乗って中国との国境の辺に受け取りに行ったんだった。
   
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昨日の昼前、京都で学生してる息子から珍しくメールが来た。
でも文章が短すぎて読解力がいります。


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息子と今日の京大の公安の事件の話をしてたら、
「ちなみに大学北部ではそんなこと微塵も感じさせず、
高橋尚子が大学生と触れ合ってたらしいし
、大学とはおもしろいところや」とのこと・・・。

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猫と暮らすというのはどういうものなんだろう?
いろんな意味で息子とうさぎの中間くらいの生き物が
家の中にいる感じかなぁ。邪魔度合いとかサイズ感とか動く範囲とか。

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息子がいなくなってから、いくらわたしが全然寂しくないと言っても、
強がりか、まだ日が浅いからかと思われるみたいだけど、
この2週間くらいで夕方家にいたのって、
もしかして今日が初めて?というくらい調子に乗って遊んでいるので、
ホントに寂しくないのよ(笑)。
いや、寂しそうにした方がモテるのか?
じゃ、寂しいです。

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上海に遊びにいってた息子が、
上海ではTwitterにアクセスできなかったので
微博(ウェイボー、中国版SNS?)をはじめたらしい
(彼は第2外国語が中国語)。
Twitterは人をダメにするからなぁって、母を見て言う・・・

愚息日記:前編

2015-01-23 | こども
息子をネタに、気楽に書いてたことをまとめました。
息子が見たら怒るかなぁ・・・。
主に高校生時代。

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センターまでひと月きった?かどうかも知らない母(汗)、
の息子は、
今日も元気に学校行きました。
なんか今、毎日が最高に楽しいらしい。
学校行っても授業はあんまりなくて、
お弁当食べてオヤツ食べて
鬼ごっことかして遊んで、
卒業旅行の企画考えて旅行社行ったり。
学校のあとは梅田で少々ぶらぶらしてから塾の自習室へ。
自分の指定席化してる場所でくつろぎながら
マイペースで勉強して
自習時間終わったら講師の濃い面々と面白い話をして、
帰宅後はご飯、お風呂、パソコンで遊んでぐっすり寝る。
「もうずーっとこの生活でもいいわ~」と言う息子。
・・・いや、それは困ります!ほんま頼むわ・・・。

こんな楽しそうな受験生でいいんやろか。

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校内模試の朝。
ファッションモ~ンスター♪と歌いながら、
寝癖を直してる息子に、
顔を洗いたいわたしが「もうそれでいいやん」と言うと
「いやぁ、何しろ世界の関心は、
今日からの校内模試よりボクの髪の方にあるからねぇ~」

・・・あほか。
ちなみに息子はおしゃれな方ではないです。ごく普通。w

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冷蔵庫を開けたら、頂き物の小さなゼリーが一列に。
キレイに並んでるけど、このままではこの一段使えません(^_^;)


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「あー、よかった。
 そろそろ模試の申し込みでもしようかと思ったら
 ぎりぎりやったわ~。」と息子。
え?早めにしなさいって前も言うたやん!
H大のオープンキャンパスも
申し込み締め切り過ぎてて行けなかったんやん!と、わたし。
「でも間に合ったんやからいいやん~。
 大阪も京都も神戸も試験会場全部すでに締め切りで
 姫路か和歌山行くしかないけど~♪」
・・・・・。
うちは兵庫県ですが
大阪も神戸も1時間以内、京都も1時間くらいで行けます。
姫路会場まで2時間以上、遠足気分で行く事になりました・・・

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高3の息子ですが、この一年ほどで、
ジュリー(沢田研二)→小田和正→何とかという世界一?の口笛奏者
→マットビアンコ→そしてジェイク島袋、の順にハマっております。
よくわからんラインナップだけど。
今日はジェイク聴きながら踊ってた。
ものすごく楽しそうだった。
そして、明日の朝、中々起きなかったら、
その時ぼくがハワイにいるんだから、無理に起こさないでね、
と、さっきまでジェイク島袋を聴いてた息子に言われました。
もちろん時間が来たら、叩き起こします。

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勉強してくると自分の部屋にこもってた息子が夜中に
「おかーさん、おかーさん!そうだ、こうすればいいんだよ!」
何が?
「夜中に誰にも怒られないで大声出す方法!」
は?
「うぉ~~~んぅおぉ~~~~~ん、って犬の鳴きマネなら
誰にも気兼ねせず出しても大丈夫なんだよ!」
・・・・・も、もう勉強やめて寝なさい・・・。
(小3ではなく高3の息子です)

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息子の高校に今、台湾から何十人かのごく短期の留学生が来てる。
金美齢の母校からの子たちらしいが、最近息子の学校は
オバマのハワイでの母校とも兄弟校になったそうで、息子ドヤ顔で曰く。
「へへん、これで僕はもう、オバマとも姉妹のようなものさ」
・・・どう頑張っても君たちは「姉妹」にはなれないと思うけど~

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月曜の1限目はさぼろうかな~とか言うのを、
真面目な母としては見逃せず、
いちいち報告せずに勝手にこっそりやってくれ、と文句を言うと
「・・・じゃあえっと、月曜は1限目は休講になったんだよ~」と言ってた息子。
それが今帰ってきて「なんか学校から連絡があってさぁ、1限目あるんだって、
しかも準備があるからいつもよりかなり早めに行かなくちゃ。
5時半に起こしてね~」
・・・・・だてに母を18年もやってきていません。
翻訳すると「明日は日蝕を友達と学校の横の河川敷で
みんなで見て騒ぐので早めに集合」
リア充め。

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数分前まで覚えてたのに、うっかり買い物をし忘れた、わたし。
わたし「ああ、おかーさん、ホンマあほやわ。
天は二物を与えないというけど、
おかーさんには美貌しか与えてくれなかったわ」
息子「美貌じゃなく、脂肪と貧乏やろ。それに僕と言う希望まであるやん」
・・・・・最初の2つは否定しきれないが最後のは、そうなのか?

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「あのね、おかーさんとお前は対等じゃないんだから。
おかーさんは、いいの。自分の家なんだから」と
いつものように威張って言うと、
「くそー。いつか僕がおかーさんを養うようになったら、
そのセリフ返してやる」と言われた。
お。いつか養ってくれるのか(笑)

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洗面所の鏡を拭きながら、汚れてるなぁと言うと、
息子「それは現実を直視しないために、わざとやろ」
ムッ。美しすぎて目がくらんだらあかんからよ!
白雪姫の継母の嫉妬の呪いもこわいし!というと
「おかあさん、幸せやなー」
ううん、美しすぎるって不幸なのよ、とわたし。

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これを見て思い出したんだけど、
息子が13歳で地理の調べものをしていたとき突然、
「おかーさん、ロシアってすごい!
 標準時が11もある。いいなぁ!
 かっこいいなぁ~!(キラキラの目で感嘆)」
・・・いや、すごいのはいいんだけど
それを「かっこいい」と思う感性が
わたしにはわからんぞ・・・。
ちなみに、標準時、アメリカは4つ
中国はあんなに大きいのに何とひとつっきり。

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日本には1つしかない標準時がロシアには11個もあって
すげー!かっこいいー!と叫んでた息子が、
今また興奮して「岐阜の阜って漢字の部首名、何か知ってる?
「ぎふのふ」だってよ!なんだそれ、かっこいいーっ!」と叫んでる。
息子の「かっこいい」のツボがよくわからん・・・w

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マレーシアに住んでた時、息子は
コンドミニアムの地下のホールで空手を習っていたことがあります。
ピンクとグレーのチェックタイルの床で
普段は卓球台が置いてある部屋でしたが
週に一度、空手クラスの部屋になりました。

先生はインド系のマッチョなお兄さん。

黒い肌に白い目がぎろりと光り、怒ると中々迫力のある先生でした。


ある日、先生は立ち方についてタイルのチェックを利用して

「相手に対して、こう斜めに立つんだ。
ピンクのタイルに片足ずつのせて
こうするんだ。
こうやって練習しなさい。」と説明したところ、

当時6歳くらいだった息子は
元気いっぱい手をあげて真剣に質問しました。


”Teacher! My tiles at home are all white!

 How should I do when I practice at home?”

(「先生っ!でも、うちのタイルは全部白なんです!

 家でどうやって練習したらいいんですか?」)


あまりに真剣な問いかけに
先生はこみ上げる笑いを何とかこらえて

威厳を保とうとしていました・・・。

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朝、新聞に「親は子どもの人生に責任あるけど、
子どもは親の人生に責任ないですから」というようなことが書いてあって、
こっそり隠しておいたのに息子に読まれた。
「おかーさん、あのさ、親は子どもの人生に ………だってさ~」
・・・知ってるわい(笑)。
「いいこと書いてるねぇ~」
あんたに何か責任とか頼んだことなんかないでしょ、と言うと
「じゃおかーさんの誕生日にこの(とワインの広告を見せながら)
超~まずそうなポリフェノールたっぷりワインとか
ダースで送りつけても、責任は問われないんだね」
問わないよ。送ってくれ。
意味不明ですけど・・・(笑)

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友達がマグカップを送ってくれたとき。
こわれてませんでしたが・・・。

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工作は好きだった息子ですが、そのセンスは微妙。
将棋を始めた頃に作った駒。


鱒のすしの型についてる竹の棒でおみくじ


なぜ鳥居?


部屋に貼ってあったけど全く意味不明


おばか・・・


そしてこちらがフェルトで作った脱力絵本→「こける」

子育ての成功?

2014-09-24 | こども
子育ての成功、失敗ってきくけど、
誰かの人生が成功であるか失敗であるかは死ぬまでわかりませんよね。
死ぬまでずっと途中なんだし。
ましてや子どもの人生は自分の人生より長く続くのだから、
子どもが幸せに生きることが目的なら子どもが死ぬまでわからない。

子どもに対して望むことは、わたしの場合、子どもが幸せに機嫌良く
自分の人生を生きてくれますように、ということです。
世のため人のためとかは二義的なものと思ってる。
まあ、それが自分の仕合せになるような大人であると、いいかなぁとは思うけど。
だから子育てで目指すものは、幸せな子ども時代を与えることと、
大人になったあとも楽しく生きて行く姿勢を持てる人間にすることかな。

よく子育てに成功しましたねって言われますが、
そう言われる場合の「うまく」というのが
主に学校の成績に関することで、
「成功」というのが受験に関することであることがほとんどなので、
中々いいアドバイスをするのが難しいです。
受験に関して特別なことをした気はしないのですが、
結局毎日の生活かなぁと、ぼんやり思います。

中学生の子を教えることがあるけど、受験にしても他のことにしても、
わたしは、大事なのは姿勢と習慣に尽きると思います。
モチベーション維持に腐心するっていうのは、案外効率が悪いんじゃないかと。
やる気のないときに何かをするのはすごく大変ですが、
習慣というものはやる気やモチベーションなどより強力な助っ人になるのです。
でも姿勢と習慣は、普段の生活でつけていくしかないのが難しいところですね。
できるだけ小さい頃からコツコツと、
ピアノを習わせるなら、家で家族が音楽を楽しむ様子を見せる、
勉強をさせたければ、家で家族が何でもいいので楽しく勉強する、
読書好きにしたかったら、家で家族が読書を楽しむ・・・
そういう環境が普通にあればわりと自然に習慣になるかなぁと思います。
もちろん、そういう環境でも全然違う風に育つお子さんもいますけどね。

英語が苦手なので、子どもにはちゃんと勉強してほしいと言われる方も多いけど
自分はピーマン苦手だけど健康のために子どもには食べさせる、というのは
子どもも納得できないし、うまく行かないことが多いかと。
子どもを英語好きにしたい方、一緒に楽しみましょうよ。と答えます。

息子のアジア旅行

2014-09-17 | こども
息子のこの前のアジア旅行では、元夫は仕事に息子を同行させたらしい。
会社の名刺も作って与えたと。
息子はこのまま、そのレールに乗って行くのかなぁ。
ずっと一緒にいたわけではなく半分くらいは別の国で別行動だったようだけど、
飛行機はビジネス、ホテルはフォーシーズンズとかだったりしたらしい
元夫はそういうこと子どもにも家族にもさせない人だったんだけど、
変わったのか、息子を一人前扱いしようと決めたのか。

東南アジアへの駐在の時の飛行機、
わたしと小さかった息子は夫の数ヶ月後にふたりで乗って行ったんだけど、
会社からはビジネス分が支給されたのに、エコノミーで来させて、
差額をこっそり自分が取ってた人だったのにね。
そのことはその後十年以上経ったときに会社の人の話で知りました。
せこすぎる・・・。あきれて怒る気にもならなかった。苦笑

そして育児はわたしに任せて、息子が育つと自分の方へ連れて行くのかぁ、と
苦労した成果だけ持って行ってしまわれたようで、
なんだか悔しい気持ちがないとは言えませんが、
まあ、子どもにはそれがよかったかもしれない。
十分に育てたので、あとは好きにすればいいよ。
と思ってます。

追い抜かれる

2014-08-07 | こども
息子がこの前初めて受けたTOEICが、わたしの記録と同点だった。
ほとんど準備なしでふらっと受けてたので、
せいぜい800点半ば、900点超えることはないだろうと思ってたのに。
なんかちょっと悔しい。次は抜かれるかなぁ。

息子に抜かれることには、もう慣れてるけど。
身長と勉強的なことは息子が高校入る頃同時に抜かれたし、
体力はもっと早くに抜かれてたし、
するべき事をこつこつとやる習慣や姿勢も抜かれてた。
それ植え付けたのわたしですけど(笑)。
まあ抜いてもらわないと困るしね。
でもいつも、ちょっと悔しい。

子どもが自分を追い抜いていくことを受け入れられないような
負けず嫌いだったり、支配的でいたいような親は、
子どもに強い反抗心や抑圧を与えるだろうし、
子どもに追い抜かれるのがひたすら嬉しい親も、
自他分離ができてないのか、自分のない子ども自慢に溺れているのか
ちょっと不安になるし、
ちょっと悔しい(笑)くらいの感じがいいのではないかと思ってます。

写真は19年前の息子。こんな小さかったくせにね~笑

広い方へ

2014-05-24 | こども
>嫌韓高校生がツイッタースパム報告荒らし&民族差別発言 NAVER まとめ
というのをネットで見た。(今は削除されてて読めませんが)
高校生がTwitter上に非常に差別的な表現をしたのを
見た人が学校側に報告して、学校が対処したというものです。

こういう子がすぐ隣にいる時代になったので、
息子は高校以降自分が在日だって人に言わなくなった。
わたしは本名で生きて来たけど、息子を責めない。

偏差値は低いけど余裕のある家の子が多い私立校でも、
公立で最も偏差値の高いような学校でも、
どこでもこういうのがいるのだなぁ、今は。
1クラスに10以上の国籍や民族がいるのが普通の状態だったような
東南アジアのインター育ちの息子自身が一番、
こういう環境はしんどく感じているだろうと思ったので、
わたしは彼には、どうしろとかこうしろとか何も言わなかったです。

自分自身は在日を隠したことはないけど、
今はわたしの時代にあった差別とは嫌な感じに違って来ている気がします。
わたしの時代は、社会のする差別(就職など)も多かったけど、
個人レベルではそれは、こそこそ陰でするものだった。
でも今は、そういう差別をかっこいいと思って正義だと信じちゃって、
堂々と大声で広める人が、普通にいる。大人も子どもも。
息子の友達が、息子が在日だと知らずに、
ふとした拍子に差別的なことを平気で言う。笑って言ったりする。
そういうとき、息子は黙って流すんだろうけど
心の中ではいちいち息が止まっていることだろう。
東南アジアのインターから日本に戻り日本の学校に入った当初は、
息子は無邪気に、当たり前に自分の国籍は韓国なのだと言えてたんだけど、
中学の途中でどうも違うと思うようになったのか、高校では言わなくなった。
そういう話題が出ても黙っているようだった。

どんどん狭い世界に絡めとられて行くようで
心が痛かった。かわいそうに。

でもまあ、今はもう大人だし、充分に強く育てたので、
彼のこれからのことは心配していません。
息子の父親も海外との仕事が多く
よく息子を連れて旅行しているようだし
世界は広くて多様であるということを
息子は骨身に沁みてわかっているし。

もっと広い世界へ、どんどん出ていけばいい。

寄付

2014-01-15 | こども
息子のところへは中学生くらいでサンタさんがこなくなったんだけど、
高校生の頃に、親からのクリスマスのプレゼントを買うのも面倒になったので(?)
お前は恵まれているのだから
クリスマスプレゼントを買うお金は他の何かに寄付しましょう、ということにして
それ以来クリスマスにはどこかに寄付してたんだけど(少額ですが)、
息子からクリスマス前にメールが来て、

おかあさん、いつもどこに寄付してた?今年はどうするの?と聞かれました。
息子は今年大学生になり家を出て一人暮らし中で、
クリスマスもお正月も戻ってこないし、
わたし自身は、寄付のことをすっかり忘れてた。
特に決まってないよ、今年は自分で調べて自分でしなさいと言いました。
いつもテキトーに目についたところにしてたんだけど。

息子は今、某塾でバイトしてるのですが、
結構時給がよくて、
んじゃ教育関係のところにするわ。
金持ちからいただいたお金をそちらで使ってもらおう、と言ってた。
寄付のことを忘れてたわたしですが、
息子にとってはもう習慣になってたんだなぁ。

世界の全てを救うことはできないので、わたし自身は
寄付のようなことに関しては、自分でこの分野とこの分野、と
分野だけおおまかに決めています。
それ以外は、できるだけスルーする。
きりがないし、甲斐性もないからなぁ。

でもささやかだけど、息子にそういう習慣がついたのはうれしい。
単に自己満足だとしても。

子どもたちの夢

2013-11-28 | こども
まだ息子が高3のときの話。
息子は塾で、私立進学校から東大理3受ける子が7割というクラスにいて、
ずっとこの頭ん中どうなってるのかわからん集団のことを
エリートレールに乗っかってるだけの学生たちのように思ってたのが、
塾の最後の授業のおまけでそれぞれの
今後の抱負などを語り合う時間があったあと、興奮して帰ってきた。

「すごい!すごいんだよ、みんな!それぞれの分野で
 やりたい研究や目標や夢がはっきりあるんだよ。
 こいつらみんなすごい!
 めちゃくちゃ面白かった。オレ、何かうれしい!」

息子はやりたいことを考えて高2で文系に変えたのだけど、
それまで親が医者で裕福なエリートレールに乗ってるだけと思ってた子らが
みんな同じように理想があるのだと知ってすごく刺激になったらしい。

学生時代は株をやって自分で稼ぐのを覚えろという元夫に、息子は軽く反発。
金融経済の仕組をリアルに知るために余剰資金でやるのはいいけど、
儲けるためにそれをやるのは何か違う。
僕は世の中をよくしたいんだよ、と言う。
そういう息子を、現実を知らないお花畑と元夫は思うだろうけど。
母親もこんな脳内お花畑だから、まあ仕方ない。

彼はこれからもっと大人になるでしょうが
でも、今でも純朴で世間知らずの子ではないです。
世の中の悪い面も人間のイヤな面も、案外知ってる子です。
だけど、こういうことに興奮して熱くなることも
忘れずにいたらいいなぁと思います。


やり返さない

2013-10-18 | こども
小学生のお子さんが、クラスメイトの評判の乱暴者に毎日誘われるようになって
その子に暴力をふるわれても息子さんは我慢していて、
お母様は、もう我慢できない、やり返していい、とおっしゃっているのを聞いて。

思えば、わたしはかなり自分の子どもにガマンばかりさせて来た。
いじめなどの問題の時も、親としてできる手だてはうつけど、
息子には相手にしないで逃げ回れと言うことが多かった。
絶対やりかえしてはいけないと教えて来た。
納得できないことも、悔しい思いもしただろうと思う。
わたしにも迷いはあったし。

でも今、多分その当時の相手のだれよりも、結局、
息子は幸せに楽しく暮らしてるし、
これからも基本的にはそうなんじゃないかと思う。
わたしの育て方の間違ったところもよかったところも含めて
きちんと成長してくれたので。

自分が悪くないのに逃げて逃げて、
それでも逃げ切れなかったら学校を変わることも考えて、
なんで被害者のこちらがこんな目にあわないといけないのか、
まともにやりあったらこっちの方が強いかもしれないのにと思いながら、
我慢させてしまって、
迷いはあったけど、息子の場合はこれでよかったと思う。
相手がはっきり間違ってるとき、
相手のレベルで喧嘩したって、結局は意味がないことが多いんじゃないか。
一時悔しくても、必死で距離を取るのが一番だとやっぱり思う。

暴力を振るう相手は自分の幸せに関係のない人たちなんだ、と思って、
逃げ続けてでもそういう人たちに関係なく幸せになる方がいい。
幸せに生きるのが一番の復讐という言葉があるけど、
復讐とか関係なく、自分のしあわせに、
つまらない奴を関係させなければ、それでいいかな。

でも誰にでも、どんなケースにでも当てはまることではないでしょうね。
わたしはこんな風に自分の子どもを育てたけど、
最初に書いた人へは、やり返した方がいいとおっしゃる声の方が多かった。
お子さんにもよるし状況にもよるし、ケースバイケースだろうと思う。
わたしは運がよかっただけで、どこまでも我慢させることによって
息子を潰してしまう可能性だってあったかもしれない。
わたし自身は、やり返すならやられてる方が、いいと思う方だし
右の頬を打たれたら左の頬も出せるようになりたいと思うけど
同じことを息子に強要するのがいいこととも思わない。

子どもを育てている時には、いろんなことがあったなぁと
たまに思い出します。

バイオリン紛失事件

2013-10-11 | こども
息子からメール、終電には間に合ったけど、
楽器(バイオリン)を電車内に忘れたと。
乗り換えた後に気づいたらしい。
えええー。
わたしの使ってたのを息子にあげた、大事な大事な楽器です。
見つかりますように、とパニックになった。
めちゃくちゃ高い楽器ではないけど、
倍の値段のものより、張りのあるよく鳴るバイオリンなのです。
13年前、すごくバイオリンが好きになった時に選んで買って
毎日大事に弾いてきて、自分が弾けなくなった後息子に譲り渡した
大事な大事な楽器。
見つからなかったら、と思うと悲しすぎて、息子を叱る元気もない・・・。
見つからなかったらショックで当分立ち直れない。と
べそをかいたてら、息子が帰ってきた。

楽器忘れた電車は折り返して京都方面、桂までいくのでそこで調べると。
遅いので明日の朝また聞いて下さいといわれたと。
え?・・・いや、傘忘れたとかじゃないんだよ。
楽器だよ、貴重品だよ。
桂まで待たないで、今調べてよ!と焦るわたし。

駅の方、何百万円の楽器でも、こんな対応なんだろうか。
それでおとなしく帰ってきた息子も息子だ。
最寄り駅までは、終電なくなると帰れなくなるのでとりあえず戻るとしても、
最寄り駅のサービスセンターでわかるまで待ってるくらいはするでしょう。
終電がなくなるから、駅員さんに頼んだだけで、
調べてももらわずに戻ったなんて、息子のばか!
タクシー代より、楽器の方がずっとずっと大事やろ。

おーんおんーと、わたしが大泣きし出したら、息子は駅に、
もう一度聞いてくると言ってうちのもより駅に戻った。

そして・・・
大騒ぎしてすみませんでした!ひと安心。
楽器は無事同じ場所にあって、駅で保管してくれるとのこと。
息子が翌朝一番に受け取りに行きました。

しかし、
わたしに言われなければ、駅員に言われるがままにおとなしく帰ってきて、
明日の朝までもんもんとしながら待つつもりだったバカ息子に、
怒りがわきでてきて、そこからこんこんと説教タイム。

息子が楽器をうっかり電車内に忘れたのは、あんまり怒らないよ。
うっかりは誰でもある。本人の反省もあるし、それは責めない。
でも、その後の十分でなかった対応の間抜けさは、たっぷり叱ります。
車内に忘れた息子も悪いけど、駅員さんも駅員さんだ。
次の駅で調べますから、というところまではいいけど、
遅いので明日の朝連絡して聞いて下さいって、いやいや、
傘とか雑誌とかじゃないよ。楽器だよ。
何百万円のモノもあるんだよ。息子のはそこまではしないけど、
百万円のお金を忘れても、そんな対応をする?

ある程度以上のバイオリンは、古くなって値打ちが下がるものではないし、
買った時の値段ではもう買えないこともある。
しっかりと、そういう大事なものだと伝えなかった息子が一番悪いけど。
楽器というものに縁がなく興味もない駅員さんだったんだろうか。
仕方ないのかなぁ。

息子が春に自転車で人と接触事故起こした時も、
もちろん尻拭いは全部わたしがして、
それは未成年だから仕方なかったけど、
今回の息子の対応の甘さはしっかり反省して直すべきことなので、
かなりくどくどと叱りました。
ご存知かもしれませんが(笑)、わたしはかなーり理屈っぽく、
畳み掛けるようにこんこん、こんこんこんと、ねちねち責めます。
一方的にならないように、息子の言い分も何度も聞くけど、
何が悪かったか、どうすればよかったか、全部長々と言葉にしてしゃべります。

わたしが大泣きしたのを見て、十分に反省しただろう息子だけど、
反省したのはおそらくうっかり忘れてきたことで、
彼の対応の甘さについては、これくらい言わないと学ばなさそうなので、
しつこく叱りました。くどくてこわいお母さんですね。笑


・・・わたしは息子に対して、いつも正しすぎる。
それは問題だなぁと思ってます。
一方的にひとつの正しさを押し付けるのではなく、
反論の機会さえ十分に与え、息子の立場も言い分も理解するので、
そういう公正さと正しさの前で息子は反論しきしれない。
わたしも未熟な人間で間違うこともあると認めた上で、子どもを叱るので、
ますます反論できず、なんとなくもやもやした気分だけが残ることだろう。
相手を尊重し、自分の間違いや弱みも晒した上で訴える人間は強いからね。

でも、それってきっときゅうくつだろうなと思う。
たとえば今回の場合なら、
「あげた楽器だからわたしが怒る筋合いはないのは重々わかっておるが」って。
それでもわたしの気持ちを斟酌できないお前は未熟すぎる、
それはこちらの勝手な要求なのかもしれないけど
そういうことに気づかないと人間ではいけないだろう、という風に。
わたしは自分の不備を先回りして言うので、余計息子に逃げ道がないわけです。

常に正しいおかーさんなんて、子どもにとっては、しんどいことだろうな。
ごくろうさん、と心の中では一応思っている母です。

だから結局
叱ったあとで、なにかバカなネタに変換して笑います。
とりあえず、笑えれば、どちらも大丈夫。
笑って一晩寝て、翌朝、また何かのジョークにして笑って
一件落着。

それは教えたくない

2013-10-09 | こども
子供のことを考えたら、どんなに夫婦の関係がひどくなっても、
何年も没交渉の別居になっても、
子どもを父親嫌いにするようなことはできなかった。
子どもは好きなだけ父親に会ってかわいがってもらえばいいし、
家でも父親を悪く言うようなことはしなかった。
少なくとも大人になるまではと。

小さい子どもを、父親嫌いにするのなんて、わけない。簡単です。

実際仲の悪い夫婦で、
母親が父親や父親の実家の悪口を吹き込んで、
子どもと一緒に嫌ってる友達も何人か見てきたけど、
どうして子どもの愛し愛される権利を踏みにじれるのか、
わたしにはわかんない。
もちろん、いろんなケースがあるだろうけど。

とりあえずうちは、夫側の問題点について、息子には隠しています。
だから息子はもしかしたら別居も離婚も、
わたしのせいだと思ってるかもしれないけど、
それはそれできちんと信頼関係ができているので、わたしは平気だし、
息子を父親嫌いにしたくなかった。
近い家族を、しかも自分を愛してくれている父親を嫌うのは、
悲しいことだからねぇ。
子どもに、家族でも誰でも、人を嫌ったり憎んだりすることを刷り込むのは、
よくないことだよなぁ。

息子の第2外国語

2013-09-06 | こども
息子が第二外国語に中国語をとったんだけど、
初めてこの前、
朝鮮語にしようかな、どんなに関係ないつもりできても、
ルーツはルーツなんだしな、
と言うのを聞いてびっくりした。

わたしは韓国人であることを、親からものすごく強制されて育ったので,
息子には完全にその辺は放置して、育てたのです。
民族の誇りとかも全然教えなかった。
うるさく叩き込まれすぎてアレルギーになった
自分のような思いはしてほしくなかったし、
それより世界の広さを感じていてほしかった。
在日という事実だけ,事実から目をそらさないことだけ教えて,
あとは放置。

さらに、息子は小さい頃海外に長くいて、
いろんな国の友達がいるのが普通だったし、
そういうとこ差別や偏見から遠い気持ちの自由な子なので、
普通に在日韓国人として生きてきたけど、
それ以上の関心は持ってなかったようでした。
不便なことも多いし、いずれ帰化するよと本人は言ってて、
ああ、そう、ふ~ん、とわたしは黙って見守ってるだけでした。

在日でいるのは面倒なことが多くて、
日本人だったらなぁと息子が思ってるのは知ってたし、
そう思うのも当然だとわかるので、
まあ、いいか、とほっといたけど、
初めて自分から韓国に興味を持つようになったのは、
ちょっといいことだと思う。
愛国心がどうのとか、そういうことじゃなくて、
とりあえず、知ろうと思うことは大事。
よく知ってから、やっと選べるんだと思うから。