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日本人の海外進出の歴史と宗教 20210525 (追)

2021年05月25日 21時33分40秒 | 注目ニュース・短感(ニュースおよび短評・感想)
以下の一文はFBへのコメントに返信したもので、自分なりの考えを述べたものなので掲載します。

歴史的には、日本人はずっと海外進出に積極的でした。
弥生時代後期から古墳時代にかけて、鉄を求め日本人が伽耶をはじめ朝鮮半島南部に出かけ、多くの足跡を残していて、日本人の多く住む地域や、古墳時代には前方後円墳も残されています。
古墳時代には朝鮮半島に民間人の倭寇(海賊が韓半島内陸に進出?)が侵略を繰り返し、政権間(斉明天皇の頃)では百済の支援<663年>に乗り出していますし、秀吉は韓半島経由で大陸侵攻を企て、関ケ原後の鎖国までは朱印貿易で多くの日本人が海外に出ています。
明治以後戦前までは、覇権主義で海外進出をしたし、戦後はバブル期は多くの企業が海外に進出しました。
現在も日本はグローバル企業をいくつも持っているて、海外に多くの工場を持ち、商社は多くの国で大規模な資源開発を進めているので、とても一歩引いているとは思えません。
先日も、オーストラリアの褐炭を原料に未来のエネルギーである水素を製造し、それを輸送するための水素運搬船「すいそふろんてぃあ」が公開され、今年中にオーストラリアから水素を運ぶ実証実験を行うことがニュースになっていました。
これからもその流れは続くと思います。
零細企業だったユニクロは、今ではグローバル企業になっています。

日本の神道は経典のような教義が無く、古墳時代からの先祖崇拝=氏族崇拝=氏神の祭祀を受け継いでいますが、同時にアミニズムの側面もあり、飛行機神社・・・とか見てもわかるように何でも神社に祀りますが、これはアイヌの信仰とまったく同じに見えます。
アイヌは縄文時代まで本土と同じ文化を持っていました(本土には同じ民族?の蝦夷がいて、大阪の枚方でに首塚?がある東北の阿弖流為<アテルイ>の乱と坂上田村麻呂との関係は有名<平安時代の蝦夷の乱>)が、弥生時代は続縄文文化になり、10世紀ごろ?になってアイヌ文化が成立したと考えられています。
アイヌの人も、神道と同様万物に霊が宿っていると考えていて、霊は空中を漂っていると考えています。
霊の寄り付くところが、神籬(ひもろぎ 依り代)であり山や木や物です。
日本人も人形や筆や針や様々なものを供養しますが、これは神道の行事で仏教の輪廻の思想ではなく神道のアミニズムの一種ではないかと私は思っています。
もともと日本人は、仏教伝来以降神仏共存し折り合いをつけるための天地垂迹説<平安時代以降?>を明治の廃仏毀釈まで信じていました。したがって、神社と寺が対になっていました。
奈良春日大社の神主は、興福寺の僧侶が務めていたそうで、最近興福寺の僧による春日大社の社参復活がニュースになっていました。
こうしたことを考えると、日本の海外進出と宗教は関係ないと思います。

それより、日本はもうかるために何でもするという実利中心の発想があるのかもしれません。
ただ、江戸時代以降の経済発展は、儒教の質素倹約や労働は美徳といった、プロテスタント的精神が作用し、江戸時代には資本主義的経済(米相場 市場経済・・・)が成立したと見ています。
ウエーバーの指摘した、プロテスタントの神の恩寵を得るため、遊ばすストイックに働き、その結果を資本に回し再投資するという構造は、儒教の精神の構造、質素倹約し、贅沢を戒め、まじめに働くという構造と非常に似ています。
欧米では、資本主義が海外進出の原動力ですが、ウエーバーが指摘するように、プロテスタンティズムが資本主義と関係しているのではないでしょうか。
ただし大航海時代の海外進出は、資本主義的側面がなく、植民地収奪により利益を得ようとする帝国主義的欲望だと思います。
明治以後は、欧米の資本主義と富国強兵=帝国主義的な手法をまねて、欧米と同じ土俵に立つ努力を重ね、欧米と同じ立場に立って海外進出をしたと思います。


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昨日記20210524 月 ()

2021年05月25日 17時03分27秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
終日雨に降られた。
なすことなくTVを見て過ごす。
昼頃から、PCノートの構成を再確認した。
家で本を読みながら、本のノートをとる手順を進めた。
その中で資料として、目次が必要なので当初タイピングした。
しかす数行打つにも時間がかかる。
途中、昼食をとりながら作業を進めた。
というのは段落をそろえたり、ページの表示位置をそろえたりして結構手間がかかるのだ。
ワードなら、インテントとかいろいろ手法がある。
まだノートの編集を知らないので手間取った。
そこで、ページをスマホで撮影して貼り付けようと考え、実行した。
しかし、撮影がうまくいかないのだ。
何度も試行錯誤し、画像修正しやっとノートに張り付けた。
スマホのフラッシュ機能を活用する米ことを後で気づいた。
普段スマホは目覚まし時計と天気予報と、行動記録や買い物メモを見るぐらいしか使わないので、ほかにどんな機能があるかよく知らない。
たまに、外出時にタブレットをネットにつなぐのに、ルータ代わりにデザリングでスマホを使ったりすることはあるが、めったにない。
この作業にずいぶん時間を取られた。
夕方以降は、この作業を終えて、TVを見た。
TV[を見て途中眠くなることも多く、疲労している感じだった。
疲労するようなことで思い当たるのは、この日に家の中で行ったスクワットやジャンプや腕立て伏せで、筋肉が疲労したとしか考えられない。


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昨日記20210523 日 ()

2021年05月25日 16時32分14秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
終日TVとSNSを見て過ごす。
夕方に昨日記を書く。
その後、なじみのファストフードにタブレットとキーボードを持って出かける。
アプリのノートを試すためだ。
PCには、ノートを作りその下にタグをいくつかつけ、その下のページにいくつか書入れをしている。
ファストフードでは、スマホのデザリング機能を使いタブレットから、PCノートのクラウドにアクセスし、PCのノートに本を読みながら、内容で気になったものを追加する予定だった。
しかし、ノートからクラウドのワンドライブに接続しようとして、PWをもとめられたが、覚えていなかったのでクラウド接続を断念した、
仕方なくタブレットのノート単体で、本を読みながらノートに書きこんだ。
帰宅後はすぐに夕食を作り、食後は休む間もなく、とりあえず必要な翌日の副食を製造した。

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日本単一民族説への反論覚書(20210525)

2021年05月25日 16時08分09秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
下記の一文は、ある人のFBのコメントに掲載されていた日本人単一民族を主張する人への反論である。
普段思っていることを書いた。(今までの記憶に基づいて書いたので、私の記憶違いがあればコメントでご指摘ください。)

日本が単一民族の国家というのは、大きな誤りだ。
文化も地方地方で違う。
国立の国語研究機関では、日本には5個以上(韓国語や中国語やその他在留外国人の言語を除く。アイヌ語や琉球語や青森弁・・・)の言語が存在するという。
生物学的にも日本は東の吹き溜まりで、古墳時代から飛鳥時代にかけて、多数の渡来人が来日している。飛鳥時代は、飛鳥に多くの渡来人が住んでいたことが書記に書かれている。
桓武天皇の母は、秦氏で渡来人の豪族ということは有名だ。(京都の太秦一帯を治めていた。)
飛鳥・奈良時代は朝鮮や中国の文化一色だった。
今使っている漢字や仏教も中国文化に属する。
戦後はアメリカ文化一色になった。
単一文化どころか多様な文化を受け入れてきた日本だからこそ、これだけ文化が発達してきたといえると思う。
ただ、ハンチントンは文明の衝突で、日本文化は中華文明とは別の単独の文明としてカウントしている。

追:日本の曙に当たる弥生時代の文化の基本は米であり、日本は瑞穂の国と称し、神道の行事や皇室の最重要催事の新嘗祭は米と関係する。
米作文化は、最初北部九州に渡来人からもたらされ、多くの渡来人が渡来し、米作を広げたことが、発掘調査で分かっている。
弥生文化の基本の米作は、生産道具や水田造成や管理等様々な文化がセットになったシステムで、集団作業が必要で、リーダーも必要になり、縄文文化とは大きく異なる。
そこで渡来人たちは縄文人と混血し、渡来系弥生人と縄文系弥生人が共存するようになった。
人口比では生産性の高いコメを主食にした渡来系弥生人が多いといわれている。
東北関東地方では弥生時代に、稲作を放棄し縄文文化に戻る地域も出ている。
こうしたことを見ても、人種的に単一人種・単一民族でないことがわかる。

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