白鳩さんがモンコレで駄弁るブログ

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白鳩ブログ:べルゼブブの魔風、ついに禁止カード化

2015年11月03日 05時08分25秒 | ドレッドノート
べルゼブブの魔風が禁止カードになって、冥風に差し替えになりましたね。
べルゼブブの魔風というカードの制限の必要性については、
今更論ずるまでもないと思います。
こちらが先攻で相手に魔風が2枚揃ってたら何やっても勝ち目ないですからね。
勿論1枚しかなくても強い。
普通に使っても1枚で40点のアタックダメージ減少と
40点のアタックダメージ上昇の効果を両方とも発揮しているわけですから。
新カードのべルゼブブの冥風。
これでも1ログコードとしてはだいぶ性能いいですね。
アタック防御としてはラクシュミの蓮の花と同等の性能。
しかしベルフェゴールが使うとしたらBP170のユニットのアタックにだって耐えられます。
Acで衰弱を付与できる効果は応用の広いコンボカードですね。

今回の対応は、TCGの運営としては理想的だと思います。
まず対応の早さですね。
べルゼブブの魔風のカード登場から半年以内に禁止カード化を決定、発表しています。
これはできる範囲で最速で対応したといっていいでしょう。
差し替えのカードを交代で収録するにはどうやっても3弾の発売までは待つ必要があったので
どれだけ早くしても施行日は11月26日が限界です。

次に決断の早さ。
べルゼブブの魔風が本当に環境に対して有害であるか、有害であると言い切るのは難しいんです。
1年の締めくくりの決勝大会の結果を見てから判断しよう、
みたいな悠長な事を言うPだったら絶対にできない決断の早さがある。
3段のスターターに差し替えのカードを収録するという事は、禁止カード化の決定はだいぶ早い。
おそらく内部では2弾発売時には決定していたと思われます。
大きな大会実績はChampionship2015 東京の1回分しかないんですね。
そしてChampionship2015 東京の優勝デッキにべルゼブブの魔風は使用されていない。
なのにその時点で禁止化を決定するほどの危機感を持っていた事になるわけです。
その時分からべルゼブブの魔風を禁止カードにするべきだと言っていたプレイヤーは多くないです。
少なくともユーザー間でコンセンサスは得られていなかった。
ユーザーからの反応、要望があって禁止カード化されたわけではなく
運営の人ら自身が遊んだ感想として、内部から自発的に禁止にすることを決めている。
決定権のある人が同時に現場を知っている人でもないと出来ない反応の早さがある。
富士見時代だと考えられませんな。

最後にその対応の仕方。
前弾カードを一切の使用禁止にし、その代わりにテキストを書き換えたニューカードを収録。
これはエラッタ対応と同じ結果で処理しています。
つまりエラッタ告知だけでも対応してもよかったんですね。
しかしそれだとテキストの読み変えが必要になり、ユーザー、特にこれからの新規ユーザーへの負担が大きい、
大会を開催するたびにこのカードにはエラッタがあって、修正後のテキストはこれこれこういう内容だと、
いちいち告知する必要がある。
大変な手間と労力ですね。運営にとってもユーザーにとっても。
なのでカードを印刷し直して仕切り直す。
手間がかかっているようで、一番合理的で最も労力の少ない方法を取っているわけです。
普通、TCGなら禁止や制限カードが何かしらあるものですけど、ルールが複雑で分かり辛い事は多い。
その中で分かりやすい方法を取っているので他社のやり方を研究したんでしょう。

白鳩ブログ:強襲型ドラゴン ツチノコ

2015年11月03日 05時07分06秒 | カード情報(ネザーワールド)
キャストしたターン限定だが強化を付与されるSサイズユニット。
面白いギミックだと思うが、タイプ制限も厳しい。
いつツチノコをキャストしてもトリガーが発動するようにするには
ユニットカードのほとんどがタイプドラゴンで統一されていなくてはならないだろう。
タイプドラゴンのユニットの追加は何種類もあるのか。

ドラゴンデッキのパーツとして考えた場合、
オロチ、コルヌ、ヴィアベルが優秀すぎる上に
こいつらは10枚パックでないと性能を発揮しないので、だいぶ惜しいな。
ツチノコを入れる枠がない。
ツチノコを入れるならオロチの枚数を削って入れなければいけない訳で、
そうするとこれまでとは動きの異なるドラゴンデッキになってくる。

Sサイズの1体のBPが70から90になると
先攻SSアタックのアタックダメージは140から160になる。
アポロンの降り注ぐ矢でブレイクされなくなり、
アテナの盾1枚で130点のダメージに耐えられるから
Мサイズ1体のアタックならSで受け止められる可能性がある。
いろいろと大きな差があるようで、
相手の動き次第では体感では何も変わらない事もある
意外に微妙な差。
べルゼブブの魔風が無くなるが鎌鼬のダメージが100点になった環境で
強化を得たSサイズがどういう動きをするか、新バランスには注目したい。

白鳩ブログ:防衛型ド級ドラゴン ノヅチ

2015年11月03日 05時06分31秒 | カード情報(ネザーワールド)
これヤマタノオロチの補強カードじゃなくて
ヒュドラの補強カードじゃないかー!

強化が乗っているユニットが居るとこいつもBP+10か。
闘志と近い比較対象が殺意だとすると、
自己完結しているベルフェゴールや泥田坊と比べたら明らか弱いし、
それなのに覚醒まで剥奪されちゃうの?という感想しかないね。
竜の調和で絶妙のコード耐性を得られるなら環境の動き次第で選択肢となるが
火力の半端な焼きコードは廃れてきてるので厳しい。
アビリティダメージに耐性があるならアリなんだが。

せっかくの赤のМサイズドラゴンなんだが、
ヤマタノオロチにはそもそも強化を乗せるアビリティがない訳であるし、
追撃のおかげで10点くらいのBP差はあまり気にしなくて良いのが
ヤマタノオロチの強みなので八岐大蛇の効果アップのために
本体スペックに難のあるМドラゴンを配置するくらいなら
グッドスタッフの2コストユニットを並べたほうが強いのであるよ。
まあヤマタノオロチは赤青のグッドスタッフだから
このデッキを底上げしようとするならケルベロスやヘラクレスに入れ換わる
ユニットをデザインしなければならず、超スペックの追加カードが求められるのだが。

ドラゴン単をテーマとするデッキを作ってみる分には面白い。
覚醒がないならヒュドラのコストにする分にはちょうどいいだろう。
そのデッキはそんなに強くないかもしれないが。

同時公開のツチノコは強化を乗せられるSサイズで、
ツチノコは割と優秀だと思うけど、
闘志は発動したり発動しなかったりでは話にならないので
常時安定して強化を得られるデッキでなければならない。
だとすると、ヒュドラか、スサノヲ、イソタケル等の
強化を得やすいユニットと並べたほうが安定しそうだ。
確定でFastタイミングに強化を置きたいなら酒呑童子が最良。
しかしそれらを用いてもノヅチが常時BP120で仕事をするかというと、微妙だな。
殺意のアビリティが強力なのは、衰弱を付与された自軍ユニットを排除する方法が
相手側にはラートリやヘパイトスくらいしかないからだ。
あるいはわざとそのユニットをこっちにブレイクしてもらうか。
しかし強化が付与されているユニットをブレイクすれば
ノヅチも一緒に弱体化するとしたら相手にはどうとでもやりようがあるんだけど。
先攻でノヅチが最初にアタックするなら問題ないだろうが、
高くてもBP120だったらアタックの手番は一番最後になりやすい。
アタックされるキャスターの側に強化の乗るユニットを配置していたら、
ノヅチのアタック手番が回ってくる前にそいつらは殴り倒されてるじゃないか?
というか、定石だとそういう風に配置するもんだと思うが。

簡単にBP差40を作れる衰弱と殺意のコンボに比べて
強化と闘志や奮闘のコンボのほうがだいぶ弱く作られているのは気になるな。