老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

出来ることはして貰う  ~ミカン類の皮剥き~

2019年07月28日 23時49分43秒 | ツレアイのこと
 ツレアイの認知症が進むにつれ、今までは問題なく出来ていたことが徐々に、或いは突然に出来なくなったりします。
そんな時に、私が全てしてしまえば簡単なのでしょうが、逆に少し時間が掛る様でも、何とか説明を繰り返してツレアイにして貰うようにしています。

 現在では、朝食関係では、仏様のご飯(白飯とお茶)、サラダ、果物とヨ-グルトはツレアイの担当とし、パン/飲み物などの電気機器などを使うものは一応私の担当と区分けし、前者については色々と助言はするものの何とかツレアイに担当して貰っています。

 果物については二人共大好きですが、その中でも“我が家の家風に合うもの”(7月3日付けのブログ参照)としてミカン類を良く食べます。

 しかし、ツレアイは担当のこのミカン類の準備で良く悩むようになりました。
というのは、今迄ごく当たり前のようにしていたのですが、良く考えるとミカン類と言っても種類によって食べ方が異なるので、準備としての切り方が全く違うのです。

 各家庭で食べ方は少しずつ異なるでしょうが、我が家ではこの時期に良く食べるミカン類下記のようです。
グレープフルーツ:横半分に切る ⇒ スプーンで掬うようにして果肉を食べる。果肉の内皮は食べない。
オレンジ:縦に切る ⇒ 外皮と果肉をナイフか或いは歯で分けて、内皮は果肉と一緒に食べる

 またこの時期には殆どありませんが、冬がメインの
温州みかん:人間が食べる時は、それぞれが自分で外皮を剥いて食べますが、冬場にメジロなどにやる場合にはグレープフルーツのように横半分に切って、鳥籠に入れてやります。
文旦:分厚い外皮を剥いて、内皮も剥いて、果肉だけにしてから食べる


 このように今までは当たり前のように何も考えずにしていたことですが、良く考えると非常に複雑なことで、ミカン類については、それぞれの種類によって準備方法が異なることになり、認知症の身になれば大変だと思います。


 従って、最近の朝食フルーツはできるだけブドウやキーウィ等にしていますが、やはり家風への合致問題もあり、グレープフルーやオレンジになる場合は、都度カット方法を私が確認したりすることでカバーしています。


 このような煩わしい方法を採ることにはツレアイも時々は鬱陶しく感じている事が判りますが、例え倍の手間が掛かろうとも、ツレアイは方法さえ判ればカットなどの技術は私以上に身に付いているので、何とか出来ることは少しでも本人にして貰う方が本人の為にも良いかと思って、出来る間はこの方法を続けていければと思っています。

 但し、状況は日々変わっていて、この方法が何時まで続けられるか判りません。
この件も含め、ツレアイの様子とその対応方法を出来るだけ報告したいと思っていますが、どこかオカシイ点があればご意見やアドバイスなどを遠慮なく書き込みください。(まさ)

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