先日<腹の立つことばかり!(続)>の一つとして、安倍元首相の国葬に関する疑義を書き込みましたが、この問題は日ごとに大きな問題になっているようで、反対が50%以上という結果が出ている世論調査が結構多いようです。
しかし、政府はこの件は既に決定事項で各国からも参列予定ということを理由に、強行されることは間違いなさそうです。
最近(というよりは、ズーッという感じですが・・・)、このように民意というか国民のある程度の反対意見があっても政府はこれを全く考慮しようとしないことが多く、果たしてこの国の政府はどこを向いているのか、民主主義をどのように考えているのかなどという政治の基本的なことを見直さざるを得ないことが多いです。
素人だと言われれば間違いなくその通りですが、その素人という国民が選挙権を持っているのに、この政府の在り方はおかしいのでは?と思っておられる人が多いのが事実でしょう。
◆安倍/菅政権にうんざりしていて、岸田政権は少しはマシかと淡い期待を持った人も多かったようですが、その原因は岸田首相が『聞く力』なるものを主張したからでしょう。
何処に行ってしまったのか『聞く力』は?
そもそもそんなものは、選挙のためのキャッチフレーズでしかなく、選挙が終われば霧消するというのが政治屋の常なのでしょう!!
◆この前の内閣改造は何だったの?
安倍派を取り込んで内閣を強化したつもりが、安倍派の議員があそこ迄旧統一教会に汚染されていることが明るみに出て、砂上の楼閣を築いただけだったということでも人気が落ちています。
イヤそうじゃない、「<人事の岸田>と言われるしたたかな政治家だよ! 岸田氏は全てを知っていたので、この件を明るみにして安倍派を一掃できる基盤を作ってから、もう一度内閣や党人事を刷新して自分が真の実力者としての力をつけるだろう!」という風呂場談議が本当なら、もう少し支持率は上がるかもしれませんね・・・
◆核拡散防止条約(NPT)再検討会議で何をしたの?
核拡散防止条約(NPT)再検討会議は表面的にはロシアの反対という形で再び、合意なきままに流れてしまいました。
常に「唯一の被爆国」をうたい文句にしている日本は、広島出身の岸田首相が出席し演説をしたというのに、その存在感は殆どなかったですね。
理由は簡単、世界の各国が今までの経過から、“日本は、アメリカの核の傘の中にいるアメリカのポチ。本気で核廃絶など考えていない”ということを見透かされているからでしょう。
何のために「広島出身」を飾り文句にしたのでしょうかねぇ。
このままでは「広島」「長崎」を前面に出しての反核運動は存在価値が薄れるのではと心配です。(まさ)