老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

女房言葉 その②  ~語頭に「お」が付く言葉~ 

2020年02月18日 19時46分24秒 | 面白い言葉や語源など
 「文字詞」の次は、語頭に丁寧語の「お」を付ける言葉で、現在でもそのまま使われている言葉がたくさんあります。

◆WIKIPEDIAに記載されている内から、抜粋してみます。
 おかか(鰹の削り節) :「お」+「鰹節」の「か」を2回重ねたものか
 おかき(欠餅=かきもち): 当初は「鏡餅」を砕いて焼いて食べたことから
 おかず(御菜):  惣菜は数々取り揃えるものであることから
 おから : 大豆から豆乳を絞った後の残りかす。
 おこわ : 強飯=こわめし
 おさつ : 薩摩芋:さつまいも
 おでん : 味噌田楽、煮込み田楽 
   おでんは本来は豆腐などを串に挿して味噌などを付けて焼く田楽の意であるが、
焼かずに煮て調理する煮込み田楽が普及し、煮込み田楽の意で使われるようになった。
 おなら(屁) : 「鳴らす」から来た語。
 おにぎり・おむすび: 握り飯
 おはぎ(牡丹餅) : 小豆の粒を萩の花に見立てた表現
 おはぐろ : 元は「歯黒め」と言った
 おひや(水): お冷。冷水のこと
 おまん : 饅頭

◆上記には含まれてはいませんが、Nライフコラムというホームページには、同じく女房言葉として、下記の3件が挙げられています。
・「美味しい」:「いし」という古語の形容詞に、接頭語「お」が付いて「おいし(い)」となった。いしは「美し」とも書き、好ましい、優れるという意味。味がよいことを丁寧な表現で言おうと、おいしいという言葉ができたといわれる

・「お造り」:魚の刺し身(切り身)のことだが、特に武家社会では「刺す」「切る」といった言葉を嫌った。また当時、都だった関西地方では魚を切ることを「つくる」と言い、刺し身を「造り身」と言った。これに接頭語を付けて、お造り身となった。その後、身が省略されて、お造りとなった。

・「おもちゃ」:手に持って遊ぶものという意味で「持て遊び」と呼んでいた。やがて「持ち遊び」となり、「もちゃそび」に。さらに「もちゃ」と省略されて、接頭語が付いて「おもちゃ」といわれるようになった。


 普段何気なく使っている言葉が多いですが、おでん/おひや/美味しい/お造り/おもちゃなども女房言葉だったとは驚きです。(まさ)

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