老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

団地の春と陽光桜のこと

2022年03月18日 19時29分25秒 | 散歩中に見かけた風景

(久しぶりの雨で、今日は丸一日在宅し、ベランダの片付けやパソコン仕事となりました。寒さが少し戻って来ましたので、この5日程続けていた冷奴は湯豆腐に戻りました)

 ここ数日の間に団地内で撮った写真です。

 結構広い団地なので、いつもと違う地域を歩いていると、カワヅサクラらしいのがあるのに初めて気付きました。

 帰宅後念の為に確認しておこうと桜の写真をチェックしてみると、カワズサクラとは少し違うように思い更に調べて見ると、どうやら陽光サクラという品種のようでした。

 そして、調べている内に、この陽光サクラには意外なエピソードっというか誕生秘話があったようなので紹介します。

 この桜は、愛媛県の高岡正明という人が、天城吉野という品種と台湾緋桜を掛け合わせて作られた栽培品種の桜ですが、“非戦の誓いの桜”とも呼ばれているようなのです。

 というのは、戦時中に地元の青年学校農業科教員をされていた高岡正明氏は、教え子たちを「お国のために戦ってこい。そしてまたこの桜の木の下で会おう」と戦地へと送り出したのですが、日本は敗戦し正明氏が送り出した生徒たちもあちこちの戦地で命を落としました。

 「わしが死なせた」と、自責の念に駆られた正明氏は、教え子たちの鎮魂と世界恒久平和への願いを託し、寒さにも暑さにも強くて教え子たちが命を落とした亜熱帯のジャワや極寒のシベリアと、どんな気候の土地でも花を咲かす新種の桜の品種開発に一生を捧げる決意をされて、生まれたのがこの桜ということです。

 尚、2015年にこの高岡正明氏の伝記映画が、「陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-」という題名で、主演:笹野高史、助演:的場浩司、そして監督:高橋玄という顔ぶれで制作されたようです。
まだ観ていませんが、是非その内に観てみたいと思います。


 長年住んでいる所でも、気付いていない植物が沢山ある様ですし、植物の名を調べる過程で色々なエピソードに触れることもできます。
今後ともこのブログでは色々な植物を取り上げていきたいと思っています。(まさ)


陽光サクラ 鮮やかなピンクです

同上

同上


トサミズキ(マンサク科)

同上

ヒュウガミズキ(マンサク科)

同上


ハクモクレンが満開
同上

同上

コブシはまだ蕾
モクレンもまだ蕾です


カリン 同じくまだ蕾です

同上


ユキヤナギ

黄色のミニスイセン

同上


ボケ

同上

ヂンチョウゲ(白)





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