老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

心理効果・現象など  その⑥  ~人の心理は複雑です~

2019年06月14日 19時10分54秒 | 法則/心理効果・現象など
 色々なパターンを見てきましたが、一筋縄でいかないのが人間の心理。
ヒネクレや、思い上がり、更に時間の経過などが色々な作用を及ぼすようです。

<傍観者効果(Bystander effect)>
 ある事件に対して自分以外に傍観者(目撃者)がいる場合、率先して行動を起こさない心理である。傍観者が多いほど、その効果は高いとされています。

 他者が積極的に行動しないことによって、事態は緊急性を要しないと考えたり、他者と同調することで責任や非難が分散されると考えるようです。


<アンダーマイニング効果(Underminging effect)>
 自発的にやり始めた行動に対し、後付けで報酬を与えられると、とたんにやる気が出なくなってしまうという現象


<気分一致効果>
 気分が良い時は思考がポジティブになり、気分が悪い時は思考がネガティブになるという現象


<エスカレータ効果(Escalator effect)>
 脳内に記憶されている情報とは異なる出来事が発生した場合に、違和感を覚える現象をいいます。

 違和感の1つで、止まっているエスカレータを降りるときの足が重くなったような感覚をいいます。即ち、自分自身では制御できない深層心理が「エスカレータは動くもの」と認識しているため、普段エスカレータを乗り降りするときに“これはこういう物だ”という思い込みに反するときに起こる違和感の事です。


<バーナム効果(Barnum effect)>
 占いなど個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。

 つまり、誰にでも当てはまりそうな曖昧な内容を、さも自分だけに当てはまっていると錯覚してしまう現象をいいます。


<スリーパー効果(Sleeper effect)>
 時間の経過と共に、初めは「信用できない」と思っていた情報のことを「信用できる」と思ってしまう現象。

 信頼性が低い情報源から得られた情報であっても、時間の経過とともに信頼性の低さがもたらすマイナスの効果が消えて、コミュニケーション効果(意見変容、態度変容など)が時間の経過とともに大きくなる現象をいいます。

 情報源の信頼性の忘却のほうが、情報内容の忘却より速いためにこのような現象が起きるようで、仮眠効果、居眠り効果などと訳されることもあります。
情報源の信頼性が眠ってしまうという意味でこの名が付けられたようです。


<プライミング効果(Priming effect)>
 予め経験した刺激によって、後の判断が左右されるという現象。
即ち、先に受けた刺激(プライマー)の処理が、後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のことを指します。
(まさ)

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