老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

高山右近が福者に

2017年02月09日 19時49分52秒 | その他
 キリシタン大名として有名な戦国武将の高山右近(1552~1615年)がカトリックの「福者(ふくしゃ)」に認められたことを宣言する列福(れっぷく)式が、ローマ法王代理としてバチカン(ローマ法王庁)から派遣された枢機卿が進行役の主司式を務め、信者ら約1万人が参列の中で、2月7日に大阪城ホール(大阪市)で開かれたようです。

 高山右近は戦国時代に今の大阪府豊能町高山で生まれ、12歳で洗礼を受け、後には高槻城主にもなった大阪とはゆかりの深い人です。
豊臣秀吉のバテレン追放令でも信仰を捨てませんでしたが、1614年に江戸幕府の禁教令で国外追放となり、翌年2月3日にマニラで亡くなっています。

 カトリックのことは何も判りませんが、福者は聖人に次ぐ崇敬の対象で、右近は昨年1月、法王から承認されていたようですが、死後400年も経過しての承認とは、カトリックの歴史の長さを感じます。

 これを機に、日本に「聖人」とされている人がいるのか改めて調べて見ました。
学生時代に学んだことかも知れませんが、何と42名もおられます。
・1597年2月5日(慶長元年12月19日)、豊臣秀吉の命令によって長崎で磔の刑に処されたカトリック信者26名(1862年に列聖)
・1633年から1637年にかけて、長崎の西坂の丘で穴吊りや火あぶり、水責めの刑に耐えながら信仰を守り通して殉教した信者16名(1987年に列聖)

 更に、これまでに福者に列福されているのは、江戸初期に聖地エルサレムを訪れたペトロ岐部ら393人もおられるようです。結構多いのですね。(まさ)