老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ゾーンとイップス

2017年02月05日 19時55分26秒 | 散歩中に見かけた風景
 今日の大阪は朝から雨。
今年になってから、日曜日ごとに雨や雪で仲間とのテニスができないことが多く、今日も恨めしく思いながら、毎日マラソンをTV観賞してから、ジムに行って軽く汗を流すという生活でしたが、テニスができない代わりに、スポーツの話題を書き込みます。


 スポーツ選手などが非常に好調な状態を“ゾーンに入っている”というような言い方をするのを耳にされたと思いますが、スポーツ愛好家としてある程度は感覚で判るのですが、果してこのゾーンという状態がどういうものなのか、又誰でも味わえるのかというようなことが気になり、少し調べて見ました。

◆まず、「ゾーン」の前の状態として、『フロー状態』(flow=流れること)というのがあるようです。
例えば、「○○するのに一生懸命で、昼飯を食べ逃した」とか、「気がついたらパソコンに熱中して夜中になっていた」とかいうように、時間の感覚がなくなるほど、ある行為に没頭した状態ということです。
フロー状態では、常時高い集中力を維持できているので、高いパフォーマンスが行えるだけでなく、勉強や練習であれば、身につくスピードも非常に高いのです

◆これに対して、『ゾーン』というのは、基本的に『フロー状態』が継続している状態だが、その中で一時的に発生する極限の集中状態をいうようです。
この状態になると、例えば野球やテニスの選手が、“ボールが止まって見える”といったりするような状態で、周りの人間やボールなどがゆっくり動いて見えるようです。

 ・別の言い方をすれば、スポーツ選手が極度の集中状態にあり、他の思考や感情を忘れてしまうほど、競技に没頭しているような状態を体験する特殊な感覚で、時間感覚が歪み、ボールや人の動きがゆっくりに見えたり、極端な時は止まって見えたりという事や、疲労を感じにくいという事が起きているようです。

 ・ゾーン体験が、必ずしも競技上での結果に結びつくとは限らないようで、最高の結果を出した時に必ず「ゾーン」体験をするというわけでもなさそうですが、多くのスポーツ選手が、最高の結果と「ゾーン」体験を結びつけて語っていることは確かです。

・また、スポーツにおいて最大能力を発揮するには、自分の技術が「無意識」に発揮されている必要がありますが、そのような無意識の反応は、繰り返しの練習によって習得された技術においてのみ可能になります。

 ・私たち素人のプレーヤーは、ごくごく稀に通常以上に上手く行く日やゲームがありますが、これは不断の練習量などから判断して「ゾーンに入っている」などとはとても言えず、せいぜい一種のフロー体験に近いものを味わったと言うべきでしょう。

◆この「ゾーン」よりも、私たちに身近なのは、むしろ『イップス』かも知れません。
このイップス(YIPS)は「うめき病」とも言われますが、「ひゃあ」「きゃあ」「うわっ」といった意味の感嘆詞であるYipeという言葉に由来しているようです。
精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことです。

 本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般で使われるようになっています。
例えば、緊張や今までの悪い経験などで、肝腎な時にゴルフのパットを打つのが怖くなったり、テニスのサービスが打てなくなったりすることがありますが、野球やサッカーなど太のスポーツに置いても色々な例があるようです。(まさ)
 
参照:NAVER まとめ(matome.naver.jp/odai/2136516565227144...)、WIKIPEDIA