老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

公園が子どもたちや高齢者に役立ちそう…

2017年02月04日 19時45分58秒 | 福祉・障がい 関係
 今日は、旧正月に相応しい少し明るいニュースです。

 昨年は、「保育園落ちた、日本死ね!」騒ぎで保育所不足が露呈したり、東京都杉並区での公園内への保育所建設に対する住民の反対運動など、保育所問題が大きな社会的な問題となりました。

 本来公園は環境維持のために遊具などの限られた施設しか設置を認めないと都市公園法で定められているのですが、地域を限って規制緩和を行う“国家戦略特区(※)”内では、その規制を緩められました。

(※)第2次安倍内閣が成長戦略の柱の一つとして掲げ、日本経済復興のため、規制を緩和し、産業の国際競争力を高めると共に海外企業を誘致することを目的とした地域で、東京圏・関西圏・沖縄県・新潟県新潟市・兵庫県養父市・福岡県福岡市・沖縄県・秋田県仙北市・宮城県仙台市・愛知県が国家戦略特区に指定されています。

 これに基づき、東京都の荒川区・品川区・世田谷区や、大阪府豊中市など各地で都市公園内への保育所新設が実現するようですが、更に国土交通省は現在は国家戦略特区だけに認めている都市公園内の保育所設置を、全国どこでも可能とする方針を固め、今国会に都市公園法改正案を提出する方向で検討しているようです。

 更に、保育所だけでなく、日中に保護者が家庭にいない小学生らを受け入れる学童クラブや、高齢者向けのデイサービスセンターを設けることも容認。設置期間は10年とし、更新できるようにするとのことです。

 私的には、今まで公園やあちこちの空間を利用して、高齢者や色々な障がいを抱えた人たち、更に子どもたちが園芸を通じて支え合えるような花壇やスペース作りなどに関わっていただけに、単に保育所への待機児童対策としてだけでなく、このような公園の地域に密着した有効活用は本当に嬉しい限りです。(まさ)