四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

明日から議会改革度アップの議会へ視察。BSフジで水野・井手の経済討論・・・脱成長依存で格差是正

2016-07-18 22:30:44 | 日記

●明日(19,20日)から、上田市、加賀市議会を視察します。両議会とも議会改革度ランクアップされ、注目されています。北本市議会もここ1年、市民に向き合う議会へと改革を進めていますが、議会基本条例制定などさらなる改革に向かっています。しっかり勉強してきます。

●BSフジで、水野和夫(法政大学教授)と井出英策(慶応大学教授)のお二人による討論番組。「資本主義“最終局面”脱・成長依存と社会の形、格差社会是正の解とは」です。お二人の講演はすでに聴き、著書も読んでいます。途中から偶然に見ましたので、正確な感想にはなりませんが、これまでの「成長路線」は成り立たない。特にこれからの5年が重要。人口減少は既成の事実。オリンピック後の経済成長は期待できない。10年後の社会をどうデザインするか。

 

●新自由主義的発想からの転換。水野氏は、成長戦略である「より早く」、「より遠くへ」から「より遅く」、「より近く」に、これを脱・成長と言っています。井出氏は、結論から言うと、増税とサービスをベストミックスさせる。個人の貯蓄から、税という貯蓄で社会保障の充実。人々の将来不安をなくすことの政治の目標であり、成長をさせることは手段です。それを成長させることを目標に、人々に安心させるを手段にする。これではいつくまでたっても問題の解決に至らないと。

●私は、現在行われている「医療費を削減するために市民の健康増進を図る」という考えに疑問を呈しています。まず、人間は「健康であることは幸せなこと」であるからです。したがって「人々の健康が増進することは幸せになるから」というべきです。その結果医療費が削減されるでしょう。また、これからの5年が「ターニングポイント」になると、ご両人が言い放っています。私もそう考えています。北本市もこれからの5年が最も重要な時期です。ここを逃がしてしまうと、たぶん二度とリカバリーの機会は出ないでしょう。

●それだけに第五次総振が、重要な意味を持つと思います。第五次総合振興計画は、10年の計画であるが、このうちの前期の5年が北本市の正念場です。ここでしっかりとした人口対策をしなければ、二度目のチャンスは来ません。ここをしくじると、人口は予測以上に減るでしょう。まち・人・仕事の総合戦略計画が策定されていますが、これで北本市の創生は見えてきません。国の交付金を使って、思い付きの事業を単発で行っても、持続する北本市はつながらないでしょう。思い付きで、その場しのぎ単発事業が北本市を衰退させたことは、石津市長が立証済みです。戦略なくして、持続なし。と私は見ています。

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昨日、今日と二日間、議会主催の報告会。叱咤激励で厳しい指摘をいただきました

2016-07-17 20:26:00 | 日記

●昨日、今日と二日間、市議会主催の11回目の議会報告会でした。市内の公民館等へ出前型にして今回は4回目です。昨日16日は総合福祉センター会議室、今日17日は中丸公民館でした。ご出席された市民は、昨日が12名、今日8名と多くはありませんでしたが、質問や意見等が大変活発で、ある意味議会や執行部に厳しいご指摘をいただきました。しかしながら、議会報告会については、大変好意的に受け止めていただき、ここまでの対応は一定の評価をいただいているようです。特に傍聴された市民は、今の議会は委員会も含めて大変議論も活発でよくやっている。さらに市民のための議会へと、叱咤激励をいただきました。

 

●ご質問やご意見を、多くいただいたのは、第五次北本市総合振興計画についてです。議会が否決したことについてはそれなりの理解は頂きましたが、その後協議等の進展が見られないことへの苦言をいただきました。委員会で集約した議会としての考えや、否決した基本構想については、特別委員会を傍聴された方もおり、今後の市長の対応に関心を持っていました。今後については、「議会は原案を否決しましたので、委員会での意見集約を踏まえて策定し直したとしても、『原案を修正されたもの』ではなく、『新しい計画』であると思いますので、市長は総合計画審議会への諮問やパブリックコメントは必須の条件と思います。それを省略すれば、議案の作成に正当性が疑われます。12月議で議決されても、新年度予算編成には間に合うと思います」と述べました。

●容器包装類の回収について、3月議会で付帯決議がされているのに、広報でアンケートを募集しているが、議会はこれを許しているのか。これでは議会の役割がなくなる。私はアンケートに反対と答えました。又ある市民は、「委員会を傍聴したが、委員会は否決でした。そのとき委員会で反対した議員が本会議で賛成し可決した。この状況を議会は黙認するのか」との意見がありました。付帯決議は、法的拘束力はありませんが、法96条の議会の議決に基づき可決した「議会の意思」を市長はどう忖度するかです。予算を否決すればいいのですが、こういう方法もまた「知恵」のひとつです。女性副市長は「公約」である。それを1年半も実行しないのに、議会はそれを許している。条例の撤回で、新聞に取り上げられ、北本市の恥をこれ以上さらすな。議会はもっとしっかりしろとお叱り頂きました。

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陛下の一大事。都知事選始まる・・・関係ないけど気になるなー。参院選自民おごらず…残念な結果も

2016-07-14 22:40:42 | 日記

●今朝の朝刊一面。「天皇陛下『生前退位』意向」と報じています。ご本人が望むなら、そうさせてあげたいと思います。天皇陛下として28年、存分にご活躍されました。82歳だそうです。平和に対するお気持ちが強く、今の政治の流れにお気を使われる発言もあったり、とてもシンパシーを感じています。戦争は絶対に嫌。戦争では自衛官も、民間人も、誰も命を落とさない。敵も味方も命を大切に…。

 

●参議院議員選挙からまだ4日しか経っていないのに、ずいぶん昔のように思います。それほど目まぐるしいということか。その原因の一つが東京都知事選挙のように思います。その注目の都知事選挙、今日公示されました。自公推薦の増田寛也(元総務相・岩手県知事)、民共社生推薦の鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、自民党衆議院議員の小池百合子(元防衛相)ら、21人が届け出た。何んと、元衆議院議員の山口敏夫の出馬にはびっくりしました。血が騒ぐのかなー。宇都宮氏は、昨日ぎりぎりで出馬取り止めた。無念だろうな…。どうなるのか。私は埼玉県民ですから、だれがなってもねえ…。

●参議院議員選挙の結果について、憲法改正派が3分の2を超えた。何のための選挙であったのかと嘆く向きもあるが、そうでないという見方があった。元文部省で生涯学習を担当され、「ミスターゆとり」と言われた寺脇研氏(京都造形大学教授)のコメントである。「安倍自民党が圧勝というが、そうなのか。よく見ると、大事なところでは議席を得ていない。東北・北海道と新潟では、自民は2人だけ。残りは野党連合の勝ち。3.11からの復興、原発、そして沖縄と、日本が抱える最重要課題で支持を得られなかった。」と。そしてほかの方は、「今回の参議院選挙で勝ったのは、小沢一郎だ。参議院の現職が二人引退で、今回当選が出なければ政党要件を失い、小沢は政治の舞台から消える。しかし、党籍のある候補者が二人(新潟と岩手)で当選し、更に比例で最後の一人が生活の党であった。これで5人から6人となり、小沢氏は、政党を維持できた。」というわけ。安倍自民党にとっては、厄介な政治家が残ったというわけだ。これは面白い。しかも、寺脇さんが指摘した東北・北海道・新潟です。

●参議院選挙と同じ日に鳩山町長選もありました。女性候補者が出馬しました。野田小百合さんです。2年ほど前にFBで友達になった町議会議員です。ニュータウンが地元で、私も出陣式(スタート集会)に行きました。結果は現職の3期目当選で残念な結果になりました。たくさんの女性議員が応援に駆け付け、地元の女性も支援し、さわやかな選挙戦でした。すくなとも、これからの鳩山の政治に、新しい息吹を吹き込んだと思います。野田さんお疲れさまでした。一休みし、気持ちを整理して活動してください。終わっていないぞー。

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参議院選挙投開票与党圧勝。埼玉選挙区で大野氏当選確実。サラリーマン川柳秀作

2016-07-10 20:59:08 | 日記

●注目の参議院選挙の投開票日です。午後8時、報道機関による獲得議選の予想が出ました。NHKが、我が家の息子が熱を入れて応援した大野もとひろさに、早々と当選確実を出しました。全体では与党が優勢ですが、これも国民の審判ですからしょうがない。NHKの出口調査では、アベノミクスを55%が評価しています。憲法改正については、前回より賛成が減っています。さて、これからの国政、「この道をさらに前」へ行くのでしょうか。また、鹿児島県知事選挙では、元テレビ朝日のキャスターの三反園さんが当選確実になったようです。

●今朝の毎日新聞朝刊。サラリーマン川柳が載っていました。いつもながらの秀作ぞろいです。「退職金 もらった瞬間 ドローン」は、時代を映しています。投稿された元自衛官がそうなったわけではないでしょうが、周辺にはいたのでしょうね。自分は退職金はないが、同じようにならないように気を付けようっと。新聞記事を添付しましたので、ご覧になってください。

 

●さて、選挙も終わり、政治活動ができるようになりました。まずは、議会主催の「第11回議会報告会」が、16日は総合福祉センターで、17日は中丸公民館で、いずれも午前10時からです。総合振興計画が否決されました。また新聞報道でも話題になりました、「副市長問題」など、市民の関心のあるテーマに対し、どのような報告ができるのか。特に議会としては、「副市長問題」は議案が撤回されましたので、議会として「無かったこと」になっていますが、全く参加者からの質問に答えないということにならないのでしょう。

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参議院も、鳩山町長選も運動は明日まで。がんばれ!アベノミクス崩壊と経済学者の伊藤光晴氏

2016-07-08 21:45:41 | 日記

●参議院選挙も、鳩山町長選挙も、運動は明日までです。昨日、4年前に手術した斜視の2年後検視のため、東京の帝京大学病院眼科に行ってきました。検視の結果は、斜視の術後の状況も視力も全く異常はなく、何か異常を感じない限り来院は必要ないと言われました。5月にも持病の経過が良く、もう来なくともいいといわれ、付き合いがなくなりました。まずは、友人が出馬した鳩山町長選挙です。女性町長への期待を集め、出陣式での野田さゆりさんです。ぼく若い時からサユリストです。昔は「吉永小百合」今は「野田さゆり」命です。応援にならない「応援演説」しました。参議院議員選挙東京選挙区は、たくさんのスターが出馬です。特に三宅洋平はいいねえ。頑張ってほしい。こういう異端児は国会に必要。埼玉選挙区の大野もとひろさんも、いい結果が出ること祈っています。

   

●眼科の順番を待っている間、サンデー毎日を読みました。じっくり時間があったせいか熟読しました。その中からいくつか気になったこと書きます。まず、NHK大河ドラマです。脚本家ジェームス三木さんが、「向田邦子さんから言われたが、脚本家の素質の条件は『一にうそつき、二におしゃべり、三に胃が丈夫』。堂々と嘘がつけ、胃を壊さずに物語に仕上げる力が不可欠」だそうです。これ、何となく何にでも使えるな。特に政治家に…。俺ダメだ。

●つぎに、経済学者の伊藤光晴氏(88歳)へのインタビュー記事。アベノミクスは崩壊している。という言及は説得あった。自分も、アベノミクスは最初から疑っていました。アベノミスックスと読んでいました。毛利元就にあやかり「三本の矢」は、1本1本に個性と力があり、それを合わせてもっと強い「矢」を作るということでしょうが、安倍さんのは、1本1本弱い矢を束ねて強い矢にしようとしたが、もともと時代錯誤の1本1本ですから、時間が経てば折れるのはわかりきっていました。今参議院選挙で、「道半ば」と言っているが、とても半ばなんかでなく、「道途絶えている」。

●伊藤氏は、アベノミクスは、経済政策でカムフラージュしながら、集団的自衛権の行使容認や改憲を目指している。これが第四の矢の正体で、実はそれが本丸であろうと。政権のパートナーが、盛んに税収増をアベノミクスの成果と言っているが、伊藤氏は、比較起点がリーマン後遺症と3.11で日本経済が谷底になり、そこから回復した。21兆円のうち、消費税の税収が8億円で、残りの13兆円も、金融機関が不良債権を処理し法人税を払うようになった。リーマン後トヨタなどの自動車産業が法人税を払うようになった。そして株・債権の金融所得課税が10%から本則の20%に戻っただけで、アベノミクスとは全く関係ないと論破いています。異次元の金融緩和で通過を増やし、マイナス金利などで、国債増加で予算編成が不能になる恐れがあるとも。そして消費税の増税の再延期を決め、この一連の緩和政策で330兆円の日銀保有の国債総額で、出口をなくしている。今しなければならないのは、「若者は全員正規雇用にすべき」は的を射て傾聴に与えする。

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