●今朝の毎日新聞の朝刊。「なるほどり」の欄で、いま大きな論争になっている東京都足立区の学校での性教育の問題についてです。東京都議会議員が議会で取り上げ、それを受けて東京都教育委員会が足立区教育委員会に改善を求めたものです。都教委は、文科省の「学習指導要領」からはみ出しているとしたが、足立区教育長は、学習指導要領はガイドライン、句教育委員会が決めたと。よく聞いてみると、都議会議員不適切といった理由は、性教育は「純潔教育」であるということだが、少々時代認識が問われるように思います。映像やIT、SNSなど、情報化社会の中で性に対する意識は「純潔」という日本の保守的な認識では現実には対応できないと考えた足立区教育委員会の考えは十分理解ができます。蛇足でありますが、足立区教育長は学校長OBでなく足立区の元総務部長です。講演聞きましたが、教育に対する考え方や学校の再編成など、教育行政のマネジメントは、さすがにしっかりしていました。
●私は、1970年代に社会教育の出版社で、生涯教育とともに担当したのが家庭教育と性教育でした。この時期はある意味、第一次性教育ブームだったかもしれません。当時は横浜国大の間宮武先生が性教育学会の会長をされており、何度も取材に伺いました。京都の宝ヶ池の国際会館で開会された性教育学会総会の研究大会にも出席しました。このころすでに北欧の性教育が日本にも導入され、「性(セックス)」に対するリアルな教材も出ていたし、練馬区の小学校(確か?)の教師が書いた性教育の本が話題にもなっていました。私の会社では当時の文部省(国立社会教育研修所専門員)の俵谷正樹先生に依頼した「美しい性の学習:愛情教育」を発行し、その編集に関わりました。この本は、純潔教育から始まり、人間性をどう育てていくかというのが主眼の内容でした。その次に横浜国大の間宮先生監修の「家庭における性教育」をの出版に関わり、ここではさらに踏み込んだ「性器の解説や妊娠や避妊」についても取り上げ、性文化の社会変化に現実的に対応したものでした。すっかり忘れていましたが、今朝の毎日新聞で記憶がよみがえりました。私は、性教育は命を大切にするという「人間性教育」であると今でも思っています。
●昨夜はサッカーワールドカップ、ウルグアイ対エジプト戦をテレビで観戦しました。さすがにワールドカップに出てくるチームはFIFAランクに関係なく素晴らしいはフォーマンスをします。自分の勝手な思いで言えば、3-0でウルグアイと思っていましたが、エジプトのデフェンスは素晴らしく、特にGKの反応が素晴らしく好セーブの連続で、ゲームセット寸前まで0-0でした。しかし、さすがというか、ウルグアイは得意のセットプレーで、ついにゴールネット揺らし、勝利しました。19日に西野ジャパンが第1選です。強豪コロンビアに同対峙するか。前線では乾と香川と連動した大迫のゴール。DFに昌司か植田が起用されると、不用意なファールは防げるように思いますが…。
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