●16日から議会は一般質問が始まりました。大嶋達巳議員がトップで質問しました。副市長の代わりに理事を置くのは法に違反しているのではないかと質問しました。副市長は議会が同意した特別職で、市長不在の時は市長職を代理する重責です。地方自治法で、副市長を置く。となっており、特段の理由(例:副市長の選任議案を否決など)もなく不在、その代わりに一般職員を理事で副市長職務を代理させることは違法ではないかと主張。市長は、今議会に副市長の選任議案を提出すると答弁。3度答弁されました。その後議長に、副市長選任議案を提出すると市長が内示しました。大嶋議員の違法性を認めたということでしょうか。議会内に大きなざわめきが起きました。
●さて、副市長の人事議案は、昨日になって市長は提出しないと通告、代わって「副市長を置かない条例」を提出すると。このことで、議長は代表者会議を開き「議案を受け取るか」どうか協議。その後全員協議でも協議し、議案を審議することになりました。6時過ぎに市長から議案提出の内示を受け、月曜日に代表者会議、議会運営員会を開き「議案の追加日程」を決めることになりました。「女性副市長を登用」と選挙公報に入れ、ここまで女性の副市長候補者が見当たらず、4月以降空席になっていました。朝日新聞の記事を大嶋議員は議席に資料配布しました。県に依頼したが適任者がいなかったようです。ここまで法令順守を強調された現王園市長にとって、大嶋議員に「違法の可能性」を指摘され、対応に苦慮していました。ドタバタを見ると、相当に追い込まれたという印象です。
●夜は前から予定していた県庁職員の自主研修に、「飛び入り聴講」しました。テーマは「生活保障とアクティベーション 生活困窮者市立支援制度を中心に」。講師は中央大学教授の宮本太郎氏でした。4月に協働労働協同組合の研修会で聞いていますので今回は2回目でした。それだけにお話の内容がよく理解できました。今議会の一般質問で、現在市が取り組んでいる、高齢者を主な対象で医療と介護を統合した「地域包括ケアシステム」を、更に対象と事業(生活困窮、格差貧困・分断、就労支援、子育て・要児童支援など)を拡げた「北本らしい包括生活ケアシステム」の構築の必要性を提案しています。この勉強を活かして、議会活動します