●今日から2月。午前、文化センターで「北本市青少年育成市民会議」が主催した“連絡調整会議”に参加しました。用事があり、前半の基調講演を聞くことができませんでした。分科会へ参加しました。主題が「地域の教育力向上を目指して」になっていました。しかし、分科会は「放課後子ども教室」の運営についてでした。北本市は、少年非行検挙率が県内トップであり、子どもが育つ地域の環境づくり(地域の教育力)などの議論を期待していましたが、そこまで到達しないままに時間切れとなりました。
●帰り際、知人からご案内を頂いていた「美術展」に立ち寄りました。知人の写真が、昭和の子どもが、地域で遊ぶ姿を活写したものを、現代風にアレンジした構図になっていました。地域の教育力を話し合う会議に出席し、消化不良のままでしたが、この写真にある地域社会にこそ、われわれが失った日本の地域の姿ではなかろうかと思ったりしました。単なる「ノスタルジア」ではない、人間社会(地域)が子どもを育てる力を有していた時代が存在していたことを証明しているようでした。
●夜のニュースで、大阪市の橋下市長が辞任を表明した。大阪都構想が、他の政党・会派の議員の反対で実現が難しくなったのが理由とか。議会が駄目なら、市民に直接聞こうということのようです。なんか、どこかの「住民投票」に似たような判断にも聞こえました。橋下市長の任期は、2015年12月のようです。約2年弱残しての選挙です。再選されても2015年12月にもう一度選挙しなければなりません。(新人が当選すれば確か任期は4年だと思うが)まあ、辞任すれば50日以内の選挙ですから、当然対抗馬は準備不足です。こういう市民判断で、議会の判断との違いを乗り越えられるのでしょうか。市民税減税の名古屋河村市長と同じようなやり方です。議会も解散し、同時選挙ならいいでしょうが…と考えています。切れちゃたのかなー…どこにも「あ・キレもの」が多くて周りは大変だ。
●同僚の高橋伸治議員からメールが届きました。平成24年の北本市の子どもの出生数が、400人を切り388人であったと。平成23年が446人でしたので、78人の減少です。総人口に占める割合は0.56%(総人口68933人)で、鴻巣市、桶川市の0.68%に比べても、少子化の進みが大きい。2004年の641人(0.98%)をピークに10年間低下し続けています。総人口比率は2004年は鴻巣市(074%)、桶川市(0.77%)より上位でした。結果には原因があるはずです。人口減少についても、社会減が平成14年(2002年)から今日まで改善されていません。石津市長になってから、子どもの出生者数と人口減少が続いています。昨年度、900万円の事業費で人口動態調査をしましたが、素人のような調査で(失礼。私社会調査を少々かじっていますので…)成果はいまいち…。社会調査は、調査の目的を明確にし、「仮説」の設定を徹底的に議論しないと、調査のための調査で終わってしまう。分かりきっているのに、やらないのか、やれないのか。ア・切れてる場合じゃないよね。