ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

無心で味わえば、すぐ近くで三つ星が見つかるかもしれない。

2007年12月15日 | Weblog
「R25」2007.12.13号より。

こう言っているのは作家の高橋秀実。それにしても、先月「ミシュランガイド東京2008」が発刊された時には大騒ぎだった。その数日前からテレビ、新聞、雑誌では特集を組むほどだった。ところが、日本人のいいクセかどうか、熱しやすく冷めやすい。もう今月に入ってからは誰もそんなことを話題にする人もいなくなってしまった。

しかし、フランス人の批評家に勝手にランク付けされたレストランは喜んだり迷惑がったり忙しい日々を過ごしていることだろう。いきなり星をつけられて、野次馬グルメが増えてそれまでの常連さんが迷惑を被っている店もあることも容易に想像できる。

まあ、それはともかくとして、味覚というものは個人個人の好みで異なるものだから、外人の舌に合わなくても自分だけの好みに合っていればそれが三つ星のお店だと思えばいいのだろう。もともとグルメでもないし高級レストランなどには縁がないひがみかもしれないが。

たとえば、今日のお昼にはラーメンを食べたくてしょうがないと思っているときに、カタログに掲載されている三つ星のレストランの洋食を食べても満足できるかどうか。また、カレーを食べたいときに中華料理を出されても嬉しさは半減するだろう。しかもインドカレーではなくてそば屋のカレーが食べたいときもある。

猛暑の中を歩いてきた後では、さっぱりした冷やし中華そばがのど越しに心地いいものだ。急いでいるときには、回転寿司屋ならきわめてお気軽に好きなものだけ味わえる。寒い冬なら家族で囲んだ鍋ものが最高だったりもする。体も気持も同時に温まるはず。

ここでは、筆者は自分の身近なことを話題にしていた。つい先日、この筆者の奥さんが近所のスーパーで新作の「杵つき大福」(105円)を買ってきてくれたものを食べたときだった。それは言うまでもなくミシュランとはまったく関係ないが、唸るほどのおいしさだっただったという。

つまり自分が基準の三つ星の食べ物やレストランってあるのかもしれない。たとえ人がなんと言おうとお気に入りの店があればそれで十分だろう。それから、味ばかりではなく新鮮、安全なども食へのこだわりかもしれないな。