映画「スラムドッグ$ミリオネア」より。
まず映画のストーリー意外の部分で気になったことがあった。それは映画の中ではインド人同士がなまりのある英語で話しているのが始めのうちはやや気になった。そして、かなりのセリフはインドの言語でも話されていて、それが英語の字幕となってそれがまた日本語の字幕というように二重の字幕になっていたのもユニークだった。
(インドの公用語はヒンディー語となっているが英語も一部は使われているようだ。)
またチャイという言葉が何度も出てくるので、それがお茶という意味であることもすぐにマスターできるほどだった。チャイは日本語のオチャという発音とも非常によく似ているので驚いた。子どもでもすぐに覚えてしまいそうだ。
さて、物語は一人のスラムに育った少年が青年になるまでのストーリーとテレビのクイズ番組「ミリオネア」で答えるシーンと警察の厳しい尋問を受けている場面の3つが交錯しながら進んでいく。心憎いいばかりの演出だ。しかもその中心にラブストーリーがあったのだ。
インドはいまや世界の中心になったというようなフレーズがあったが、まさに現在のITの発展を見ればうなずける。少年の成長とともに、かつてスラム街だった地域に立派な高層ビルが立ち並んでいる。そんなところにもインドの近代化の様子がうかがえてくる。映画にはスピード感と少年の生きる勢いも感じられた。
スラムで育った少年たちにとっては善悪よりもむしろ、どうやって逞しく生きていくかのほうが大事だったのだ。そして生きるために自然と身につけてきた知識が、いやでもクイズ番組での解答に役立っていたのだ。兄弟それぞれの過酷な生きざまもしっかりと描かれていた。
そして最後に映画のスローリー意外で気になったのはラストの音楽と踊りだった。エンドロールの文字と絡み合ってインド特有のリズムに乗った音楽と踊りには思わず笑えてしまった。というのも、かなり前に観た北野武監督の「座頭市」のラストシーンを思い出してしまったからだ。なんとよく似ていることだろうと。
なぜ、少年にとって「運じゃなくて、運命だった」のだろうか?・・・それは観てのお楽しみ・・・かな♪
蛇足
たまたま3つの異なる印刷物(映画のチラシ、新聞の映画評、フリーペーパー)の写真を見たが、どれも同じシーンの写真が使われていた。左には答える少年の姿、右にには「ファイナルアンサー!」と言っている司会者の男。ご存知のとおりこの作品は今年度アカデミー賞8部門受賞作品だった。
まず映画のストーリー意外の部分で気になったことがあった。それは映画の中ではインド人同士がなまりのある英語で話しているのが始めのうちはやや気になった。そして、かなりのセリフはインドの言語でも話されていて、それが英語の字幕となってそれがまた日本語の字幕というように二重の字幕になっていたのもユニークだった。
(インドの公用語はヒンディー語となっているが英語も一部は使われているようだ。)
またチャイという言葉が何度も出てくるので、それがお茶という意味であることもすぐにマスターできるほどだった。チャイは日本語のオチャという発音とも非常によく似ているので驚いた。子どもでもすぐに覚えてしまいそうだ。
さて、物語は一人のスラムに育った少年が青年になるまでのストーリーとテレビのクイズ番組「ミリオネア」で答えるシーンと警察の厳しい尋問を受けている場面の3つが交錯しながら進んでいく。心憎いいばかりの演出だ。しかもその中心にラブストーリーがあったのだ。
インドはいまや世界の中心になったというようなフレーズがあったが、まさに現在のITの発展を見ればうなずける。少年の成長とともに、かつてスラム街だった地域に立派な高層ビルが立ち並んでいる。そんなところにもインドの近代化の様子がうかがえてくる。映画にはスピード感と少年の生きる勢いも感じられた。
スラムで育った少年たちにとっては善悪よりもむしろ、どうやって逞しく生きていくかのほうが大事だったのだ。そして生きるために自然と身につけてきた知識が、いやでもクイズ番組での解答に役立っていたのだ。兄弟それぞれの過酷な生きざまもしっかりと描かれていた。
そして最後に映画のスローリー意外で気になったのはラストの音楽と踊りだった。エンドロールの文字と絡み合ってインド特有のリズムに乗った音楽と踊りには思わず笑えてしまった。というのも、かなり前に観た北野武監督の「座頭市」のラストシーンを思い出してしまったからだ。なんとよく似ていることだろうと。
なぜ、少年にとって「運じゃなくて、運命だった」のだろうか?・・・それは観てのお楽しみ・・・かな♪
蛇足
たまたま3つの異なる印刷物(映画のチラシ、新聞の映画評、フリーペーパー)の写真を見たが、どれも同じシーンの写真が使われていた。左には答える少年の姿、右にには「ファイナルアンサー!」と言っている司会者の男。ご存知のとおりこの作品は今年度アカデミー賞8部門受賞作品だった。