ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「芸術は余暇に楽しむだけのものではありません」

2009年04月25日 | Weblog
「朝日新聞ルーヴル美術館展記念号外」より。

現在、六本木の国立新美術館では6月1日まで「ルーヴル美術館 美の宮殿の子どもたち」というのが開催されている。

これを見に行った時に会場の出口で手にした号外に、ルーヴル美術館のロワレット館長の言葉があった。その一部が上記のもので、そのあとには次のように続いていた。「~人間にとって『必要』なものです」と。

今回は単なる名作を並べるというのではなく、子どもという感情を呼び起こすテーマで企画されていた。そこでは、「人類が残した重要な遺産や自分自身について考えてほしい」と、氏は語っている。

会場には油彩画、デッサンなどのほか大理石や粘土による彫刻など多数展示されていた。家族や子どもたちが生き生きと造形されている。紀元前の作品もかなり多くあり、数千年経っても親子の気持ちは変わらないものだとも感じさせられる。

また日本初公開となる古代エジプトの「少女のミイラと棺」は紀元前1295年~1186年ごろとされているが、描かれた文字や絵の色が実に鮮やかに残っているので驚きであった。実に歴史と奥行きを感じさせる展覧会だった。