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第一部の『鬼一法眼三略巻』である。解説によれば、名作ながら上演が絶えていた演目で、昭和41年(1966)東京国立劇場開場の際に復活され、大阪では20年ぶりの半通し上演とのこと。
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『・・・この頃感じているのは、変な細工をせず文章の通りにきちんと語れば、きちんとした浄瑠璃になるということです。それから、字のないところをいかに語るか、心を砕くようになりました。鬼一で言えば「暇(いとま)をくれる。出てうせい」と言うところがあるんですが、「暇をくれる」と「出てうせい」の間が勝負なんです。「出てうせい」でお客様がびっくりしてくださるように語らなくてはいけません。なかなかそうもいきませんが(笑)。・・・』
味わい深い言葉です。あらゆる話芸に通じることです。2週間後、2部の演目が入れ替わって昼公演になるので行く予定をしている。半額補助のおかげである。
楽しみが あれば困難 乗り越える。 人の持つ 治癒力信じ 過ごす日々。 満月を 笑って見たい 霜月は。